Led Zeppelin - Led Zeppelin III (Deluxe Edition)
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Led Zeppelin - Led Zeppelin III (Deluxe Edition) (2014)
![Led Zeppelin 3 [DELUXE EDITION 2CD]](http://ecx.images-amazon.com/images/I/51Tg6tUjLUL.jpg)
どうせなら…ってことで一気に書き続けてしまおうLed Zeppelinのリマスター3部作。全部知ってるからか一気に聴いてもさほど時間かかるという感覚もなくさらりと聴けてしまったので、些か拍子抜けではあるけどアウトテイク系はやっぱり何度も何度も聴き比べたりするから面白い…面白いと言うか通常とは楽しみ方が結構異なるんで聞いているってだけでもないんだが…、それこそがこういうボーナストラックを出す理由だろうしLed Zeppelinファンはそういうのに飢えてたんでがむしゃらにしゃぶりつくんです(笑)。
「Led Zeppelin III (Deluxe Edition)」のディスク2は「Led Zeppelin II (Deluxe Edition)と同じく別ミックスとかラフミックスとかそんなんばっかが中心で、リリースされるって話を最初に聞いた時に3枚目ってそんなにまともなの残ってたっけ?って思ってしまった。断片のセッションとかならいくつも出てたりしたんで希少価値という意味ではソースは多数あったんだろうけど、楽曲として成立するようなのって…ってね。そしたら割とあったんだな~と、改めて。「移民に歌」から始まるんだけど、最初から既に妙にラフ…ラフってか質素な音作りのミックスで、バージョンそのものは通常のと同じ気がするけど、こういう質素なミックスだと曲の印象変わりますねぇ…、ハードロックの元祖的な扱いだったのが、こっちのミックス聴いてると60年代のサイケデリックの終焉みたいな感じするもん。特に後半部分なんて通常ミックスでは消されているけど、そりゃ正解ですよ、このさいケミックスは時代遅れすぎるもんね。「Friends」は歌なしだけどその文アコースティックな音色とノリがしっかり出て来て実に新鮮、これもカラオケだけどチューニング変えてこうやって弾いてるんだろうなぁ~とか生々しく想像したりね、よく出来てるわ、ホント。間髪入れずの「祭典の日」も輪郭くっきりで余分な音は一切入らずシンプルにバンドスタイルでの演奏みたいな雰囲気だが…よく歌えるな、これ。そして今回の発掘モノでやっぱり出したね!ってくらいに感動できるのが「貴方を愛し続けて」だね。ギターと歌以外は多分通常モノだと思うけどギターがもう全然違っててさ…全然ってもアウトラインはほぼ出来上がってるんで似ているんだけど通常テイクのあの印象的なフレーズまでは完成されていない…ここから更に練り込んで作り上げたんだな~とわかるもん。もちろん通常のが一番カッコ良いと思うけど、こういうテイク違いを聴かせられるとね…過程を楽しめます。歌ももうちょっと、みたいなのがわかるし、ウワモノ系はこうして作り上げていくんだな~と。歌詞もメロディも歌い方もあと数歩…。なにせ曲が大好きだからこういうのはホントに興味深い。そして圧倒的に通常テイクの完成度が如何に高くなっているかを実感する。しかしこれぞLed Zeppelin、そしてジミー・ペイジだ。そして「Bathroom Sound」と題された「Out On The Tiles」のドラムの迫力とキレの良さ、ボンゾの絶妙なドラミングのためにリフを付けたというのもなるほどと唸ってしまうくらいのグルーブ感、歌なしだけどもちろん歌が頭の中で鳴り響いてますね。更に「Gallows Pole」からはアコースティックの美しさが際立つミックスで、歌もテイク違いメロディ違いで、レコーディングスタジオのミキシングルームでそのまま聞いているかのような感覚に陥る生々しい音色感が嬉しい。余計な音なしのバンドリハーサルみたいでね、どこかLed Zeppelinが普通のバンドという経緯を辿ってバケモンになった、みたいなのを感じるもん。しっかしこのアコースティックの中にボンゾのドラムが入ると一気にロックに化けるしグルーブが増す…やっぱ凄い。「That's The Way」は正しくアコースティックLed Zeppelinの一つの到達点とも言えるかのような世界をこの生々しいソースで実感できる。ジミー・ペイジとロバート・プラントの二人芝居に近いセッションの完成形でもある感じ。
そしてここからの2曲は未発表曲ってことで注目度が高くなる。「Jenning Farm Blues」は「Bron-Y-Aur Stomp」のエレクトリックバージョンで、アコースティックバージョンとどっちが先に出来たのかな…、結果的にこのエレクトリックバージョンにしなかったのも大正解だろうけど、ここで聴けるのもしっかりと作られてて、ロバート・プラントの歌声重ねておいてほしかったな~と。でもこうして聴くとちょっと凡粛な印象は否めないか。これもまた随分昔のブートで発掘された時はぶっ飛んだけど、こうしてジミー・ペイジによるリマスターで出てくるのは嬉しいな。そして更なる大発見、コイツはもう聞いたことも存在すらも知らなかった「Key To The Highway / Trouble in Mind」。ジミー・ペイジとロバート・プラントのセッションで、思いっきり本格的なブルースギター…サンハウスとかそんな感じのブルースプレイにロバート・プラントの歌とハープだけでやってるヤツで、セッションってよりもきちんと録音してアルバムにでも入れようとしたんじゃないだろうか、っつうクォリティなので驚いた。こんなの残ってたのか…と。しかも紛れも無く全盛期のロバート・プラントの歌声。ジミー・ペイジがここまで本格的なアコースティックブルースを披露しているのもあまり聴いたことないので、改めてギター職人らいさを感じた次第。しかも軽いギターソロもオーバーダビングされているし、こりゃもう衝撃。録音もロバート・プラントの歌声にフェイザーチックなエフェクトを施してて完全にサンハウス状態。やっぱり懐の深い方々でした…。
ってな具合に感動と驚きの新発掘ソースで締めてくれたリマスター3部作、次はどうなるんだろうか?またいつ頃になるんだろうか?ただ、ここまでやっちゃったから後はどんどん続けてくれるんだろう。ソースはいくらでもあるからうまい具合にまとめ上げてくれればOK、そして集大成のライブ20枚組とか出してね♪
![Led Zeppelin 3 [DELUXE EDITION 2CD]](http://ecx.images-amazon.com/images/I/51Tg6tUjLUL.jpg)
どうせなら…ってことで一気に書き続けてしまおうLed Zeppelinのリマスター3部作。全部知ってるからか一気に聴いてもさほど時間かかるという感覚もなくさらりと聴けてしまったので、些か拍子抜けではあるけどアウトテイク系はやっぱり何度も何度も聴き比べたりするから面白い…面白いと言うか通常とは楽しみ方が結構異なるんで聞いているってだけでもないんだが…、それこそがこういうボーナストラックを出す理由だろうしLed Zeppelinファンはそういうのに飢えてたんでがむしゃらにしゃぶりつくんです(笑)。
「Led Zeppelin III (Deluxe Edition)」のディスク2は「Led Zeppelin II (Deluxe Edition)と同じく別ミックスとかラフミックスとかそんなんばっかが中心で、リリースされるって話を最初に聞いた時に3枚目ってそんなにまともなの残ってたっけ?って思ってしまった。断片のセッションとかならいくつも出てたりしたんで希少価値という意味ではソースは多数あったんだろうけど、楽曲として成立するようなのって…ってね。そしたら割とあったんだな~と、改めて。「移民に歌」から始まるんだけど、最初から既に妙にラフ…ラフってか質素な音作りのミックスで、バージョンそのものは通常のと同じ気がするけど、こういう質素なミックスだと曲の印象変わりますねぇ…、ハードロックの元祖的な扱いだったのが、こっちのミックス聴いてると60年代のサイケデリックの終焉みたいな感じするもん。特に後半部分なんて通常ミックスでは消されているけど、そりゃ正解ですよ、このさいケミックスは時代遅れすぎるもんね。「Friends」は歌なしだけどその文アコースティックな音色とノリがしっかり出て来て実に新鮮、これもカラオケだけどチューニング変えてこうやって弾いてるんだろうなぁ~とか生々しく想像したりね、よく出来てるわ、ホント。間髪入れずの「祭典の日」も輪郭くっきりで余分な音は一切入らずシンプルにバンドスタイルでの演奏みたいな雰囲気だが…よく歌えるな、これ。そして今回の発掘モノでやっぱり出したね!ってくらいに感動できるのが「貴方を愛し続けて」だね。ギターと歌以外は多分通常モノだと思うけどギターがもう全然違っててさ…全然ってもアウトラインはほぼ出来上がってるんで似ているんだけど通常テイクのあの印象的なフレーズまでは完成されていない…ここから更に練り込んで作り上げたんだな~とわかるもん。もちろん通常のが一番カッコ良いと思うけど、こういうテイク違いを聴かせられるとね…過程を楽しめます。歌ももうちょっと、みたいなのがわかるし、ウワモノ系はこうして作り上げていくんだな~と。歌詞もメロディも歌い方もあと数歩…。なにせ曲が大好きだからこういうのはホントに興味深い。そして圧倒的に通常テイクの完成度が如何に高くなっているかを実感する。しかしこれぞLed Zeppelin、そしてジミー・ペイジだ。そして「Bathroom Sound」と題された「Out On The Tiles」のドラムの迫力とキレの良さ、ボンゾの絶妙なドラミングのためにリフを付けたというのもなるほどと唸ってしまうくらいのグルーブ感、歌なしだけどもちろん歌が頭の中で鳴り響いてますね。更に「Gallows Pole」からはアコースティックの美しさが際立つミックスで、歌もテイク違いメロディ違いで、レコーディングスタジオのミキシングルームでそのまま聞いているかのような感覚に陥る生々しい音色感が嬉しい。余計な音なしのバンドリハーサルみたいでね、どこかLed Zeppelinが普通のバンドという経緯を辿ってバケモンになった、みたいなのを感じるもん。しっかしこのアコースティックの中にボンゾのドラムが入ると一気にロックに化けるしグルーブが増す…やっぱ凄い。「That's The Way」は正しくアコースティックLed Zeppelinの一つの到達点とも言えるかのような世界をこの生々しいソースで実感できる。ジミー・ペイジとロバート・プラントの二人芝居に近いセッションの完成形でもある感じ。
そしてここからの2曲は未発表曲ってことで注目度が高くなる。「Jenning Farm Blues」は「Bron-Y-Aur Stomp」のエレクトリックバージョンで、アコースティックバージョンとどっちが先に出来たのかな…、結果的にこのエレクトリックバージョンにしなかったのも大正解だろうけど、ここで聴けるのもしっかりと作られてて、ロバート・プラントの歌声重ねておいてほしかったな~と。でもこうして聴くとちょっと凡粛な印象は否めないか。これもまた随分昔のブートで発掘された時はぶっ飛んだけど、こうしてジミー・ペイジによるリマスターで出てくるのは嬉しいな。そして更なる大発見、コイツはもう聞いたことも存在すらも知らなかった「Key To The Highway / Trouble in Mind」。ジミー・ペイジとロバート・プラントのセッションで、思いっきり本格的なブルースギター…サンハウスとかそんな感じのブルースプレイにロバート・プラントの歌とハープだけでやってるヤツで、セッションってよりもきちんと録音してアルバムにでも入れようとしたんじゃないだろうか、っつうクォリティなので驚いた。こんなの残ってたのか…と。しかも紛れも無く全盛期のロバート・プラントの歌声。ジミー・ペイジがここまで本格的なアコースティックブルースを披露しているのもあまり聴いたことないので、改めてギター職人らいさを感じた次第。しかも軽いギターソロもオーバーダビングされているし、こりゃもう衝撃。録音もロバート・プラントの歌声にフェイザーチックなエフェクトを施してて完全にサンハウス状態。やっぱり懐の深い方々でした…。
ってな具合に感動と驚きの新発掘ソースで締めてくれたリマスター3部作、次はどうなるんだろうか?またいつ頃になるんだろうか?ただ、ここまでやっちゃったから後はどんどん続けてくれるんだろう。ソースはいくらでもあるからうまい具合にまとめ上げてくれればOK、そして集大成のライブ20枚組とか出してね♪
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