Woodstock Festival



1969年究極の歴史的イベントとして名高い「ウッドストック」が行われ、当時のロックシーンを代表するかのような出演バンドの波にはただただ驚くばかり。あまり説明されることがないので一応書いておくと、実際にイベントが行われたのはニューヨーク州サリバン群のベセルという所でマックス・ヤスガという農場主の農場内であって、ウッドストックとは何の関連もないのだ。最初の段階では同じサリバン群のウッドストックで開催予定だったが住民の反対で押し切られてベセルに変更になったようで、冠だけが残って今に至るというワケだな。まぁ、フジロックも元々は富士でやってたのが苗場に移ったっていうのもあるのでわかりやすいかな。だからウッドストックって何なの?って疑問を持つんだけど、まぁ、ニューヨーク州の外れの田舎町の名前なワケだ。
更にどうしても「ウッドストック」と云うとサントラのCD、もしくは映画のDVD「ウッドストック 愛と平和と音楽の3日間」ってのがあまりにも有名になりすぎていて、そこに集中してしまうんだよな。今じゃアマゾン980円で買える何てお得な4時間DVDって感じなので、とりあえず入手するべきモノなんだけどさ(笑)。が、それはだな、フェスティバルが足掛け4日間行われた中のたった4時間を抽出しただけのものであって、しかも全く収録されていないバンドの方が多いくらいなワケだ。面白いことに収録されたバンドはどれもこれも大体は今のロック史にも残っている、というかコレがあるから今でも残ってるってのもあるんだろうけど、一応名を成しているバンドばかりなので、それだけ「ウッドストック」の意義が大きかったってことで、逆に収録されなかったバンドは消えていったのも多い。問題は、それがどんなバンドだったのかがあまり知られていないし、逆に大物も出てたんだよ、ってのを知らないことがある。
参考までに、映画「ウッドストック 愛と平和と音楽の3日間」の曲目はコチラ参照、そして「ウッドストック・フェスティバル」そのものの出演者の一覧はコチラを見て頂戴な。なかなか詳しく書かれていて、ちょっとした発見も多いと思う。そうだなぁ、グレイトフル・デッドやポール・バターフィールド・ブルース・バンド、ジョニー・ウィンターやマウンテン、CCRやザ・バンド、スライ&ザ・ファミリーストーンやキーフ・ハートレー・バンド、インクリディブル・ストリングス・バンド、そしてジョーン・バエズやラヴィ・シャンカールなんてのがあって、どれもこれも気になる時期のライブなので凄く興味深いんだよなぁ。ジミヘンなんかは単独でライブ盤出てるけど、他はどれも断片だしさ、フーだってジャニスだって断片。この時凄い演奏をしていたサンタナだって全部は出てないだろうし。
正直云って昔からビデオ見たりしててもなんかド~ンとして活気のあるイメージではないんだよね。時代なんだろうけど、で、興味ないバンドはどんどん飛ばして見ていてさ、それがまた多くって(笑)、あんまり作品としては面白くないなぁって思ってたんだよ。今でもそういう面あるけどね。でもさ、今となっては未収録のバンドとかも含めて再編成した「ウッドストック」ってのがあってもいいんじゃないか?当時は版権問題とか良いとか悪いとかあっただろうけど、これだけ歴史的作品になった以上、改めて収録編集したいんだけど映像も音源も出していい?って云ったらどのバンドも「ウン」って云うと思うモン。まぁ、それがどういう契約になってるか知らないけど。そしたら見たいなぁ…。デビュー寸前のジョニー・ウィンターとかブルームフィールドが抜けた直後のバターフィールド・バンドとか、全盛期のスライとかさ。この辺はともかくインクリディブル・ストリングス・バンドってのは興味あるし。で、調べてたら昔ビデオで「Woodstock Diaries」、「Woodstock 1969.8.15 - 17(3巻)」「Woodstock: Lost Performances / Movie」っていうタイトルなどで結構出ていたみたい。レーザーディスクだったら相当安価で入手できる可能性高いな(笑)。
音の方も結構色々出ていて「ウッドストック」、「ウッドストック2」、4枚組ボックスセットに加えて、まぁ、それなりに各バンドのもリリースされているみたいだけど…、それぞれのバンドのファンはそれぞれのを入手するから良いのか。
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