King Crimson - The Road To Red
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King Crimson - The Road To Red (21cd+Dvd-Audio+2blu-Ray)(Limited Edition Box Set) (2013)

最近のロックの進化はホントに凄いと感じることが多い。ロックに限らずではあるけど70年代ロックばかりを聴いていた耳にはとんでもないサウンドばかりが響くのが近年の音楽シーン。その半面「売れる」とか「売る」ってのは難しくなっているのがアレだが、最近の日本から発信する音楽ってのは多分洋楽に優っているんだろうと言う気がする。プロデュース側もだけど普通にバンドで音を作る連中の才能もとんでもないと感じるしさ。洋楽系でここのところ斬新なの、ってあんまり思い付かないんだけど知らないだけです、多分。それでも日本のがよく耳に入るような環境ではないから情報量的にはそんなに変わらないんだけど、多分発信する人の数の差だろうか。まぁ、オールドバンドの再発ばかりが話題になるってことはそんなに斬新な音が出て来ないからなんだろうとも思えるけど。数年に幾つかかな〜、強烈にインパクトのある音が出てくるのは。自分にとって、だけど。
コイツが出た時はどうしようか?とも思ったけどさ、まぁ、やっぱ好きだしこうして出されたら決定版だろうからこれ以上不要だろうし、とも思って…。King Crimsonの「The Road To Red (21cd+Dvd-Audio+2blu-Ray)(Limited Edition Box Set)」。最初は24枚組で〜とかそんな噂が流れてきて、一体何入れるんだ?って思ってたら何と1974年の春のツアー丸ごとと来た。何と言ってもオリジナルの「Red」がリリースされた時にはすでにバンドが解散していたってんだから、「Red」のツアーなワケはないから、やっぱそっちか、と思って嬉しかったが…、それにしてもライブだけで20CDって…、どんだけ既発音源と被るんだ?ってのもあったし、まぁ、クリムゾンはほとんどのアングラ音源を持っているんで大抵聴いていたハズなのだが、DGMから出してたようなサウンドボード音源じゃないからそれもあって今回は決定版だろうと。いや、随分昔にそういうの集めてたから、そん時はオーディエンスもんばっかでして…えぇ、それがサウンドボードだったらそりゃもう、ね。聴いてみればあれこれ混ざってるけど、まぁ、フリップ卿公認のリマスタリングだし音は迫力満点でこの時期の、と言うかもう最高のクリムゾンのライブがこれでもかとばかりに聴ける。日によって演奏が云々ってあるけどさ、そりゃもちろん違ってるしテンションもミスもバンドのエネルギーも色々あるけど聞き比べられんし、どれが良いって言われてもなかなか答えられん。ただ、やっぱ「U.S.A」の元となったアズベリーパークや以前からリリースされていたピッツバーグやプロビデンスなんかは白熱モノなんだな。個人的にはラストライブもよく聴いてたんで久々で嬉しかったけど。
リリースされてしばらく経っててチマチマと別にどう、ってもんでもなく気分でライブ盤をチョイスして聴いてた。多分どれも聴いたんだと思うけど、いつどれを聴いてもやっぱりテンションの高さとウェットンの歌声に痺れる。気分だけど90分以上聴けるかな〜って時は2枚モン、そうでない時は1枚モン、みたいな聞き方したり、曲目で選んだり…それもオープニングから違うからさ。まぁ、こんだけのライブやっててバンドが疲弊しないワケないわな、と改めて思う。しかもアチコチの部分で毎回実験的にぶつかり合った展開を作ってたりするし、それでいてバンドが一体となって…もしくは完全にバラバラになって一方向に進むってのはもう神業。ライブによるけど音のバランスも割と分離されているようにイコライジングされているのか各パートとも聴きやすいし、だからと言って薄っぺらくなる音にはならず分厚く仕上げてあるのもオフィシャルのワザ。ガツンと気合入れたい時にはやっぱりガツンと応えてくれる嬉しいセットです。

最近のロックの進化はホントに凄いと感じることが多い。ロックに限らずではあるけど70年代ロックばかりを聴いていた耳にはとんでもないサウンドばかりが響くのが近年の音楽シーン。その半面「売れる」とか「売る」ってのは難しくなっているのがアレだが、最近の日本から発信する音楽ってのは多分洋楽に優っているんだろうと言う気がする。プロデュース側もだけど普通にバンドで音を作る連中の才能もとんでもないと感じるしさ。洋楽系でここのところ斬新なの、ってあんまり思い付かないんだけど知らないだけです、多分。それでも日本のがよく耳に入るような環境ではないから情報量的にはそんなに変わらないんだけど、多分発信する人の数の差だろうか。まぁ、オールドバンドの再発ばかりが話題になるってことはそんなに斬新な音が出て来ないからなんだろうとも思えるけど。数年に幾つかかな〜、強烈にインパクトのある音が出てくるのは。自分にとって、だけど。
コイツが出た時はどうしようか?とも思ったけどさ、まぁ、やっぱ好きだしこうして出されたら決定版だろうからこれ以上不要だろうし、とも思って…。King Crimsonの「The Road To Red (21cd+Dvd-Audio+2blu-Ray)(Limited Edition Box Set)」。最初は24枚組で〜とかそんな噂が流れてきて、一体何入れるんだ?って思ってたら何と1974年の春のツアー丸ごとと来た。何と言ってもオリジナルの「Red」がリリースされた時にはすでにバンドが解散していたってんだから、「Red」のツアーなワケはないから、やっぱそっちか、と思って嬉しかったが…、それにしてもライブだけで20CDって…、どんだけ既発音源と被るんだ?ってのもあったし、まぁ、クリムゾンはほとんどのアングラ音源を持っているんで大抵聴いていたハズなのだが、DGMから出してたようなサウンドボード音源じゃないからそれもあって今回は決定版だろうと。いや、随分昔にそういうの集めてたから、そん時はオーディエンスもんばっかでして…えぇ、それがサウンドボードだったらそりゃもう、ね。聴いてみればあれこれ混ざってるけど、まぁ、フリップ卿公認のリマスタリングだし音は迫力満点でこの時期の、と言うかもう最高のクリムゾンのライブがこれでもかとばかりに聴ける。日によって演奏が云々ってあるけどさ、そりゃもちろん違ってるしテンションもミスもバンドのエネルギーも色々あるけど聞き比べられんし、どれが良いって言われてもなかなか答えられん。ただ、やっぱ「U.S.A」の元となったアズベリーパークや以前からリリースされていたピッツバーグやプロビデンスなんかは白熱モノなんだな。個人的にはラストライブもよく聴いてたんで久々で嬉しかったけど。
リリースされてしばらく経っててチマチマと別にどう、ってもんでもなく気分でライブ盤をチョイスして聴いてた。多分どれも聴いたんだと思うけど、いつどれを聴いてもやっぱりテンションの高さとウェットンの歌声に痺れる。気分だけど90分以上聴けるかな〜って時は2枚モン、そうでない時は1枚モン、みたいな聞き方したり、曲目で選んだり…それもオープニングから違うからさ。まぁ、こんだけのライブやっててバンドが疲弊しないワケないわな、と改めて思う。しかもアチコチの部分で毎回実験的にぶつかり合った展開を作ってたりするし、それでいてバンドが一体となって…もしくは完全にバラバラになって一方向に進むってのはもう神業。ライブによるけど音のバランスも割と分離されているようにイコライジングされているのか各パートとも聴きやすいし、だからと言って薄っぺらくなる音にはならず分厚く仕上げてあるのもオフィシャルのワザ。ガツンと気合入れたい時にはやっぱりガツンと応えてくれる嬉しいセットです。
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