The Damned - Anything

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The Damned - Anything (1986)
Anything

 今思えばどんだけ幅広く色々なロックを聴いていたとしても全然聴けてないしほとんど何も知らない方が近いって事に思い当たる。別にたくさん聴いたから偉いワケじゃないし知ってるから偉いモンでもないんで、聴き漁った枚数が多いからどうのってんでもない。ただ刺激を受けたり感動したりするチャンスが増えるだけで、深く感動したならそれだけをひたすら聴いていれば良いので、多数聴く人ってのは単に浮気性なだけかもしれん(笑)。事実、どハマりしたアルバムとかでもやっぱり50回くらい聴くと徐々にスパンが開いてきて3桁行く頃には他を探しているってことになる…、まぁ、そこまで聴けば立派だとは思うけど、そんなもんだ。いいな、って思ったアルバムを10回くらい聴くようにすればもう少しまともな感情を持ってブログ書けるかも…なんて。

 The Damnedの1986年の作品「Anything」。この頃リアルタイムだけど全然The Damnedなんて耳にしなかったもんな。全く売れてなかったと思うけど、ファン筋には割と好評な側面もある時期。後になって自分もThe Damnedってバンドのアルバムをいくつも聴くようになったけど、この頃の作品は随分と後になってからだ。んで、その音楽性に驚いてきちんと聴いた辺り。今じゃ割と簡単に情報が入るだろうけど昔はThe Damnedってったらファーストの汚いジャケのイメージばかりで、しかもパンクの名盤とだけ呼ばれててその後のアルバムなんて全然出て来なかったもん。しかもバンドもややこしいことにメンバーがどんどん変わってるし解散も何度かしてるしキャプテン・センシブルはベースだったりギターだったり訳分からんバンドでして、そんな所に音楽性までどんどん変わっていくという掴みきれないバンドだったってのが大きいか。

 早い話、ボーカルのデイヴ・バニヤンが主導権を取らざるを得なかった「Phantasmagoria」と「Anything」あたりは完全に彼の個人的趣味全開の作品に仕上がっていて、それがまたThe Damnedっていうバンドのイメージとはかけ離れたゴシックなサウンドだったりして楽しめる。ゴシックメタルじゃなくってゴシックロックです、はい。耽美系…までは行かないけどそれに近い世界でパンクなんてのは遠い昔の話、美しくも妖しいニューウェイブなゴシック…もちょっと加工していくとDepache Mode的な世界で、そこまで進まなかったのはあくまでもロックバンドという領域の人間達だったからだろう。それにしてもデイヴ・バニヤンの妖しげながらも存在感のある歌声がこうして開花するのはとっても面白い。それでいて「New Rose」とかもあるワケで、The Damnedってバンドの奥深さ感じられるジャケットにそぐわないゴシックで綺羅びやかな作品。リアルタイムで聴いても全然だったろうけど、一巡りした後に聴くとかなり新鮮な響き。ポップシーンで言えばDead or Aliveと同じようなナルシズム世界なのかな(笑)。



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フレ
Posted byフレ

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JGR  

初めまして、JGRといいます。フレさんのBlogはちょくちょく見ていた(といより、好きなアーティストや、アルバムの検索していると、何故かここに当たる事が多くて。) 今日は時間があったので、じっくり拝見させていただきました。コメントしたいレビューは沢山あったんですが、何故がこれにしました。Damnedは好きなバンドの一つです。勿論このアルバム(LP)持ってました。レーベルの倒産だなんだで泣かされいた彼らが前作から大手MCAからディストリビューションされるようになった為か、豪華な見開き飛び出すジャケットでした。(笑) それとご存じかもしれませんが、米のテレビドラマ マイアミバイス2のサントラにIn Dulce Decorumが収録されてたり。 Damnedをフォローしてたのはここまでですが、こんなアルバムのレビューがネットで見る(拝見)できる事が嬉しくて。コメントしちゃいました。また、どこかのアルバムにコメントします。一番好きなDamnedのアルバムは、Black Album、僅差でStrawberrysでしょうか。曲でいえばLove Songかな。長文失礼しました。また遊びにきます。

2015/03/03 (Tue) 22:03 | EDIT | REPLY |   
フレ  
>JGRさん

ども♪
Black Albumは一番好きと言うか、ダムドの変化に驚いたアルバムでしたね。

2015/03/08 (Sun) 20:52 | EDIT | REPLY |   

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