Stevie Ray Vaughan - Live at Montreux 1982 & 1985

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Stevie Ray Vaughan - Live at Montreux 1982 & 1985
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 やっぱりブルースロックが良い。今となってはブルースロックもブルースもほぼ同化しているんでそんなに差はないけど、昔は黒人がやるのがブルース、白人がやるのがブルースロックだったもん。B.B.Kingとクラプトンが同じブルースだよと言われても全然違うしさ、それくらいは何か分かったからきっとそういうもんなんだろう、くらいに思ってた。まぁ、そんなに浅いモンじゃないからそれで分かろうとしていたのが無知なんだが(笑)。

 そんなことで、やっぱりロック好きなのでこういう所に戻ってくるワケです。うん、Stevie Ray Vaughanの初期のライブが入ってる「Live at Montreux 1982 & 1985」。2つのモントルー公演が入っててその差わずか3年なんだが、その3年の間に無名なギタリストからブルースのキング達と肩を並べるほどのギタリストにのし上がっていったのだな。だからもう全然違う。やってることとかテクニックとかスタイルとか全然変わんないのに、見る側の意識が全然違うしステージングはさすがに違うからその差が感じられる面白いライブ集。やっぱねぇ、映像見る方が面白いな。1982年の方なんて普通に全然凝ってないショットばかりでただ撮ってるだけみたいな感じだしStevie Ray Vaughanも若くてストイックにプレイしているみたいな感じでさ…、まだまだ素人臭いってか垢抜けないってのか…、ただ変わらないんだが(笑)。

 ちなみにこの時、正にこのライブを会場でデヴィッド・ボウイが見ていたことでボウイの「レッツ・ダンス」にギターで参加要請されたって話でね、そんだけ凄いインパクトを放っていたっていうことです。いま見てもそりゃそうだろう、って思うし、ましてや30年前の80's全盛時代にコレだからねぇ。しかしジミヘン並みにどうやって弾いてるのかわからない音がたくさん出てくるし、聴いてて見ててついつい夢中になって聞き惚れてしまう音色、もうさんざん見て聴いて飽きてるのにねぇ…特に難を言えばライブが面白いって人じゃないんだよ、ビジュアル的に。Stevie Ray Vaughanしか輝いていないって言うか、オーラが出てるのは彼だけだからステージが割と地味だし、ライブだからっても凄さがなかなか伝わりにくいと思うもん。狭いハコなら良いけどちょっと大きくなるとステージが余っちゃってさ(笑)。まぁ、このモントルーくらいでもちょっと広く感じるんだけどさ。ただ、それでも音を聴いてるとそんなの関係なく魂込めているギターが聴けて…、これぞブルースだよ…って思ってた。わかりやすかったし。こういうギターってどーやったら弾けるんだ??ってね。どんだけSRVフォロワーが出て来てもやっぱり想い入れもリアル性も含めてStevie Ray Vaughanは最高。それが簡単に見れる時代…いいねぇ〜ほんと。

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