Black Widow - III
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Black Widow - III (1971)

70年代のハードロックと紐解いてアレコレ調べてみても、大抵は普通の…普通って言ってはアレだが、メジャーどころのバンドがいくつか並んでいるサイトくらいしか出て来ない。ネットの世界も数の論理に淘汰されてきた感があって昔みたいにニッチなものをひたすら漁るという狭い世界ではなくなってきているのが残念だ。おかげで全然探したいものが探せなくなってきてしまった。バンド名入れれば探せるけどその周辺とか、シーン周辺とかそういう曖昧な探し方でどんなバンドがいたっけ?とかなるともう全然探せないもんな。じぶんでそんなんをまとめれれば、って作った別館も面倒でほったらかしだし(笑)、困ったもんだ…。
1971年リリースのBlack Widowの三枚目の作品「III」なんてのを…、現役時代ラストアルバムだったんじゃないかな…と思ったら「IV」なんてのもあって自分の知識には無かったので、調べてみれば発掘音源だそうで…、ま、それはまたいずれ。とりあえずハードロックとは括れないんだけど、イメージは暗黒ハードロックなんですよね、このバンド。もちろん全然イメージだけなので実態は違ってるけど、最初期の方がもっとゴチャゴチャしててワケ分からん世界だったけど、「III」くらいになると結構スッキリしてきててこの時代のロックだけど、どのジャンルとも言えない間を縫っていってるな、みたいな世界。プログレっちゃあプログレだけどハードロックてもあるし、オルガンロックでもあるし何とも…。ギターが元Cressidaの人になったからか相当ソリッドな音になって軽くなったとも言えるか。それは多分アルバムが洗練されてきたってことでもあるんだろう。
こういう音世界の方がジューダスのファーストよりも全然深みがあるんだけど、実際にはジューダスの方が売れたワケで、なかなかこのヘンは何が売れて何が残っていくのか分からない時代だったんだなと実感する。当然商業路線じゃないけど、ってか商業路線ってどういうのかを見極めるためにこういうのもあったのかな、なんて節もあるが、アルバムジャケットの世界とは大きく異なる軽快でちょいとヘンな感触のロックアルバム。作品レベルは相当高いんだけど、この軽さがイマイチだ。曲とかひねりや空気感は勿論大英帝国感バッチリなんでそのヘンのアンバランス感を楽しめるかどうかかな。

70年代のハードロックと紐解いてアレコレ調べてみても、大抵は普通の…普通って言ってはアレだが、メジャーどころのバンドがいくつか並んでいるサイトくらいしか出て来ない。ネットの世界も数の論理に淘汰されてきた感があって昔みたいにニッチなものをひたすら漁るという狭い世界ではなくなってきているのが残念だ。おかげで全然探したいものが探せなくなってきてしまった。バンド名入れれば探せるけどその周辺とか、シーン周辺とかそういう曖昧な探し方でどんなバンドがいたっけ?とかなるともう全然探せないもんな。じぶんでそんなんをまとめれれば、って作った別館も面倒でほったらかしだし(笑)、困ったもんだ…。
1971年リリースのBlack Widowの三枚目の作品「III」なんてのを…、現役時代ラストアルバムだったんじゃないかな…と思ったら「IV」なんてのもあって自分の知識には無かったので、調べてみれば発掘音源だそうで…、ま、それはまたいずれ。とりあえずハードロックとは括れないんだけど、イメージは暗黒ハードロックなんですよね、このバンド。もちろん全然イメージだけなので実態は違ってるけど、最初期の方がもっとゴチャゴチャしててワケ分からん世界だったけど、「III」くらいになると結構スッキリしてきててこの時代のロックだけど、どのジャンルとも言えない間を縫っていってるな、みたいな世界。プログレっちゃあプログレだけどハードロックてもあるし、オルガンロックでもあるし何とも…。ギターが元Cressidaの人になったからか相当ソリッドな音になって軽くなったとも言えるか。それは多分アルバムが洗練されてきたってことでもあるんだろう。
こういう音世界の方がジューダスのファーストよりも全然深みがあるんだけど、実際にはジューダスの方が売れたワケで、なかなかこのヘンは何が売れて何が残っていくのか分からない時代だったんだなと実感する。当然商業路線じゃないけど、ってか商業路線ってどういうのかを見極めるためにこういうのもあったのかな、なんて節もあるが、アルバムジャケットの世界とは大きく異なる軽快でちょいとヘンな感触のロックアルバム。作品レベルは相当高いんだけど、この軽さがイマイチだ。曲とかひねりや空気感は勿論大英帝国感バッチリなんでそのヘンのアンバランス感を楽しめるかどうかかな。
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