Dirty Tricks - Dirty Tricks

こんだけブログに偏ったロックの記事を詰め込んで書いていてもまだまだ出てくる自分には初遭遇な英国ロックバンド、しかも70年代の限定されたバンドを漁っていても出てくるんだもん。割とその辺はB級レベルまで制覇してきたつもりなんだけどなぁ…、発掘リリースしてくる側の意欲も大したもんだと感心するけどさ。個人的には自主制作で何枚か制作してオクラ入りとかそのたぐいのレア盤はあまり追いかけないようにしていて、それなりのレーベルからリリースされたけど、っていうところじゃないとキリがないもん。それでもそういう中に良いのがあったりするのも事実だけど。今回はアルバム何枚も出してたのに自分的には全然遭遇しなかったバンドを見つけたのでメモ的に。
Dirty Tricksという1975年に「Dirty Tricks」というアルバムをリリースしている英国はスコットランドのバンドで、ジャケットからしても全然期待できないし、きっとダサくてつまらんだろうな〜という期待をしながら聴いてみたりね。端的に書けばシンプルな普通のこの時代のロックで、ブルース的なギターを中心にしながらやや高めのボーカルが頑張ってるという感じ。曲は対してヒネられてもいなくてシンプルで聴きやすい。その分何も引っ掛からないという没個性さはあるんだが、どんなんやりたかったんだろ?ゆったりとしたリズムにちょいと際立つかも、的なギターリフで攻め立てているようだが…、ある種この後出てくるNWOBHMに通じるサウンドもあったりするけど…そこまでの徹底さはないし、メジャー狙いだったけど売れなかったというあたりの音か。
しかし聴いてて思ったけどコレ、浅井コレクションに入ってるだろうなぁという予感(笑)。一般的に…って全然一般には知られてないから一般的って言葉はちょいと違うけど、Black Sabbath+Freeみたいに書かれているのが目についてね、そうなのか?って思いながら聴いてたけど、そんな曲もある、けど、ボーカルがあまりにも貧弱でそういう次元の比較にはならないねぇ。でも、そんなB級感こそが頼もしいこの時代の英国ロックです。
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