Dragonfly - Almost Abandoned
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Dragonfly - Almost Abandoned (1974)

初期Wishbone Ashの音を作り上げたデレク・ローレンスってプロデューサーはパープルにも絡んでてその時期のロックの世界では割と知られた人物でだけどイマイチ名を上げきれなかったのは売れないバンドのプロデュースも多かったからだろうか。あちこち作風を聴いているとかなり英国然としすぎているキライがあってメジャーグラウンド的とも言えない気がするんだけど、それは時代が経過してから思うことなのかもしれん。そういう空気感が好きな自分なんかは作品によって異なるけど、概ね好きな雰囲気を出してくれているもんね。
1974年にリリースされたDragonflyというもちろん英国のバンドの唯一作となる「Almost Abandoned」。初っ端からもう洗練された音が飛び出してくるが少々アメリカナイズされた曲の作り方という部分が鼻につく。英国特有の湿っぽさや鬱さ加減がちょっと抜けているような感じで、かと言ってアメリカナイズされているワケでもなくって、どうにも没個性的な音にしかならなかったと言うのか…、ギターも結構弾いているし音色も嫌いじゃないんだが楽曲の流れとか雰囲気が、ね。あ、ジャケットは現行CDとかは周辺が青くて全くセンスないけどオリジナルはもっとセピア風味でヒプノシスの狙いがきちんと出ているんで出来ればオリジナルの色のがいいね。
B級バンドになるには極端に舵を切った音を出すとか成り切れなさ感みたいなのがあってこそで、メジャー路線をキチンと狙った割に売れなかった、特に非の打ち所が無いんだが…ってのはB級には成り切れない部分あって、悪く言えば単なる売れないバンドになっちゃう。そのヘンもちろん当時は皆売ろうと思って作るわけだから狙えるワケもないんだろうけど、このDragonflyというバンドは成功を夢見て失敗しただけのバンドとも言えるだろうか。まぁ、英国ロック愛好家としては良さも見出すんで曲によってはとっても英国的で美しいギターメロディを聴かせてくれるよ、とかあるしやっぱりバックがどことなくトラッドの影響下にあるからいいんじゃないか、とかね。ま、ただ、総評はそんなトコか(笑)。しかし、ダサくていいわ…。

初期Wishbone Ashの音を作り上げたデレク・ローレンスってプロデューサーはパープルにも絡んでてその時期のロックの世界では割と知られた人物でだけどイマイチ名を上げきれなかったのは売れないバンドのプロデュースも多かったからだろうか。あちこち作風を聴いているとかなり英国然としすぎているキライがあってメジャーグラウンド的とも言えない気がするんだけど、それは時代が経過してから思うことなのかもしれん。そういう空気感が好きな自分なんかは作品によって異なるけど、概ね好きな雰囲気を出してくれているもんね。
1974年にリリースされたDragonflyというもちろん英国のバンドの唯一作となる「Almost Abandoned」。初っ端からもう洗練された音が飛び出してくるが少々アメリカナイズされた曲の作り方という部分が鼻につく。英国特有の湿っぽさや鬱さ加減がちょっと抜けているような感じで、かと言ってアメリカナイズされているワケでもなくって、どうにも没個性的な音にしかならなかったと言うのか…、ギターも結構弾いているし音色も嫌いじゃないんだが楽曲の流れとか雰囲気が、ね。あ、ジャケットは現行CDとかは周辺が青くて全くセンスないけどオリジナルはもっとセピア風味でヒプノシスの狙いがきちんと出ているんで出来ればオリジナルの色のがいいね。
B級バンドになるには極端に舵を切った音を出すとか成り切れなさ感みたいなのがあってこそで、メジャー路線をキチンと狙った割に売れなかった、特に非の打ち所が無いんだが…ってのはB級には成り切れない部分あって、悪く言えば単なる売れないバンドになっちゃう。そのヘンもちろん当時は皆売ろうと思って作るわけだから狙えるワケもないんだろうけど、このDragonflyというバンドは成功を夢見て失敗しただけのバンドとも言えるだろうか。まぁ、英国ロック愛好家としては良さも見出すんで曲によってはとっても英国的で美しいギターメロディを聴かせてくれるよ、とかあるしやっぱりバックがどことなくトラッドの影響下にあるからいいんじゃないか、とかね。ま、ただ、総評はそんなトコか(笑)。しかし、ダサくていいわ…。
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