Rod Stewart - Live 1975-1998

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Rod Stewart - Live 1975-1998 (2014)
ライヴ・ベスト1976~98

 もうCDって売れてないんだろうなぁ…と思うのは売ってるCDの価格に表れている感じでさ、実際売れてないみたいだけど、そういう意味では今後の音楽ってどういう供給になっていくのだろう、とはちょっと考える。DL中心ではあるんだろうが、そうでもない気がしていて、自分も適当なのはDLだけどやっぱ大事にしたいものは現物買うワケで、そんで買う量ってのはそんなに変わらないワケだからCDという媒体が売れなくなっているだけど音自体はそのまま、なんだが確かにその手前の音はYouTubeなり何なりで聴いて「要らねぇや」って思えばそのままだし…、今までもラジオとかで流してたのと同じ意味合いだしCD屋での試聴コーナーも同じなんだけどな。単に音楽よりも魅惑的なアイテムにカネを使うことが多くなっただけだろうか。

 ロッド・スチュワートの4枚組CD「Live 1975-1998」、国内盤ですら4,000円、未発表ライブ多数入ってるワケなんだが、こんなプライス。もったいないと言うか、そんで良いの?みたいな感じ。以前にビデオなどでリリースされていた音源だけってのもあるから総合的な価値はさほど高くないみたいな部分もあるらしいけどね。それはニッチなファンにとって、という意味で、自分みたいに適当にロッド・スチュワートを聴いている人間にしてみると、Faces時代のライブは結構興味もあって聴くのもあるけど、ロッド・スチュワートになってからのライブなんて全然聴いたことないしそっちに興味も行かなくて今回のリリースは何かと面白そうだってのがある。1976年から98年までのライブが各所からベストセレクトでひたすらに並べられていて、これはもうベスト盤ですね。新しい時代に歌われる古い曲の深みもあれば当時新曲だったんだろうという古い曲、アルバムリリース時だからこそライブで歌われた曲などロッド・スチュワートって人のロック以降のライブがこんだけ聴けるのはいいよ。

 まぁ、偏屈ではあるけどやっぱり古い時代の方がライブ感あるし密度が濃い気がする。新しくなればなるほどに器用になっていくと言うのか…もちろんそれでもロッド・スチュワートという楽しみはあるんだけどさ。サラリと一回通して聴きながらの感想なんでまた印象変わるのかもしれないけど、今聴けば結構なロックだったじゃないか、と言うことに気づいた。





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フレ
Posted byフレ

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yuccalina  
不幸な出会いだったんで

こんにちは。
アーティストとの出会い方って大事だな、と思う良い例がロッド・スチュワートです。
やっぱ思春期に「アイム・セクシー」でケツを振るキモいオッサン、として見てしまったのが運のツキ。しかも、盗作疑惑だったりと、ずっとイメージ悪くて、フェイセズを聴くのもかなり後になってからでしたわ~。
ロッドって、アニメ「サウスパーク」で散々コケにされてたんですけど、私はかなり共感して見てました。

2014/04/19 (Sat) 10:53 | EDIT | REPLY |   
フレ  
>yuccalinaさん

Facesを知らない世代からはそんな感じでしたねぇ…。自分もどこがロックなんだ?って感じでスルーしてたし。今じゃ初期ロッドの作品なんてスゲェカッコ良いじゃないか、って思ってるけど(笑)。

2014/04/20 (Sun) 21:49 | EDIT | REPLY |   

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