Mike Rutherford - Smallcreeps Day

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Mike Rutherford - Smallcreeps Day (1980)
Smallcreeps Day

 ウチのブログでジェネシス系がこんだけ取り上げられるってのは多分初めてのお話になるだろうし、今後もあるかどうかわからないが、やはり漁ってみると色々と面白い、興味深い音に出会えたり関係性があったりして今までまともに聴いていなかったってのもあって楽しめるものだ。今回のマイク・ラザフォードの作品なんて全然知らなかったし興味もなかったから聞いたこともなかったけどこんなきっかけで初めて聴きました。そしたら面白いんで記録と記憶のためについでに書いておこうかと。

 マイク・ラザフォードの初めてのソロアルバム「Smallcreeps Day 」は1980年にリリースされていて、その時はフィル・コリンズもトニー・バンクスもソロアルバムをリリースしたらしいがもちろんその後大ヒットを放ちまくるフィル・コリンズの「夜の囁き」が一番売れたらしいけど、ジェネシスファンには圧倒的にマイク・ラザフォードの「Smallcreeps Day 」がウケたみたいだ。その理由はもちろん「Smallcreeps Day 」で聴けるジェネシス風味な…どころかジェネシス以上にジェネシスらしい音と物語の世界観、昔のジェネシスがやっていた世界観が再構築されていたからだ。しかもハイレベルな形での音楽だったが故にウケまくったようだ。メンバーにはサイモン・フィリップスやモーリス・パートなどに加えてアンソニー・フィリップスが鍵盤で参加しているってことで、超絶プロ集団を揃えてのジェネシスサウンド再構築…ってかさ、アンソニー・フィリップス時代のジェネシス世界のやり直しみたいなのあったのかも。ボーカルには黒人だけどノエル・マップスって人を探し出してきて採用、これがまたピーガブほどクセはないけど似ている声質と風味でかなり聴きやすくてよろしい感じ。

 アルバムはジャケットに出てくるメガネの人の物語が描かれているようで、その世界もきちんとストーリー仕立てで聴かせるアルバムに仕上がっているようだ。まぁ、満足させるべく…ってか自分たちがやりたい音を完全にやってるワケだが、聴いててホント、ジェネシスよりも演奏力上だからちょいと冷たい感じはあるけど、それもまたアリか、って感じでかなり良いね、これ。80年だから鍵盤とかの音色もクリアーだし、久々に骨のある作品聴けた♪

Acting Very Strange
Mike Rutherford
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フレ
Posted byフレ

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