Anthony Phillips - Geese & The Ghost
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Anthony Phillips - Geese & The Ghost (1977)

プログレ本なんかで名盤特集や、「コレを聴け」みたいなアルバムってのが選ばれていたりするとそれぞれがどういう指標で聴くか聴かないかはあるだろうけど、大抵似たようなアルバムが取り上げられる。バンド郡の作品ならばそれはまぁ分かるんだけど、その派生としてバンドメンバーのソロ作品やプロジェクト、参加作品などもあって無茶苦茶幅広くなっていくので大変になるのだが、そういう魑魅魍魎とした世界でも大抵この作品は派生の中で出て来て取り上げられる事もあるはず。ただ、聞いた人の皆がどういう反応を示すのかはよくわからないが…。
元ジェネシスのAnthony Phillipsさんの1977年のソロアルバム「Geese & The Ghost」。ジェネシス脱退が1970年、そこから7年後のソロアルバムってことで当時ジェネシスも知名度が高くなっていた事もあったのと、この「Geese & The Ghost」にはゲストボーカルとしてフィル・コリンズが参加しているってのが大きいか。マイク・ラザフォードは共作しているのでほぼ二人のプロジェクトみたいな所あったみたいだけどアンソニー・フィリップスの作品としてリリースされている。中身はどうにも掴みきれないサウンドと言うのか…、牧歌的且つ透明感溢れる幻想的なアコースティックの抒情詩とも言われるが、何と言うんだろうね。間違いなくロックじゃない(笑)。この人の独自の音楽感なんだろうと思う。それをロックのフィールドに飛躍させたのがジェネシスで、もっと内側に詰めていったのがこの「Geese & The Ghost」という作品になるのだろうか、それくらいに同じ路線にありながら手法がまるで異なる作品になっている面白さはある。フィル・コリンズが歌っているってのは2曲くらいなんだけど、それはそれでポップさを出しているし聴きやすいんでコマーシャルにはなっているが、その後のギターを中心とした幻想曲が見事にフワフワ感を出していて、且つメロディーがしっかりしているという面白さ。聞けば聴くほどに深みが感じられるので、プログレ本の派生編で大抵名盤として出てくるワケだ。
昔「Geese & The Ghost」を聞いた時は全然面白くなくってさ…、単なるBGMにもならないんでレコードそのまま奥深くしまってあったんだが、こうして聴くと素晴らしい大英帝国の高貴で荘厳な組曲が綴られていて実に美しいことに気づいた。まだまだ発見する音楽はウチに眠っている。ウチってのは内と家だ(笑)。じっくりと時間かけてレコードを再度きちんと聴きましょう。

プログレ本なんかで名盤特集や、「コレを聴け」みたいなアルバムってのが選ばれていたりするとそれぞれがどういう指標で聴くか聴かないかはあるだろうけど、大抵似たようなアルバムが取り上げられる。バンド郡の作品ならばそれはまぁ分かるんだけど、その派生としてバンドメンバーのソロ作品やプロジェクト、参加作品などもあって無茶苦茶幅広くなっていくので大変になるのだが、そういう魑魅魍魎とした世界でも大抵この作品は派生の中で出て来て取り上げられる事もあるはず。ただ、聞いた人の皆がどういう反応を示すのかはよくわからないが…。
元ジェネシスのAnthony Phillipsさんの1977年のソロアルバム「Geese & The Ghost」。ジェネシス脱退が1970年、そこから7年後のソロアルバムってことで当時ジェネシスも知名度が高くなっていた事もあったのと、この「Geese & The Ghost」にはゲストボーカルとしてフィル・コリンズが参加しているってのが大きいか。マイク・ラザフォードは共作しているのでほぼ二人のプロジェクトみたいな所あったみたいだけどアンソニー・フィリップスの作品としてリリースされている。中身はどうにも掴みきれないサウンドと言うのか…、牧歌的且つ透明感溢れる幻想的なアコースティックの抒情詩とも言われるが、何と言うんだろうね。間違いなくロックじゃない(笑)。この人の独自の音楽感なんだろうと思う。それをロックのフィールドに飛躍させたのがジェネシスで、もっと内側に詰めていったのがこの「Geese & The Ghost」という作品になるのだろうか、それくらいに同じ路線にありながら手法がまるで異なる作品になっている面白さはある。フィル・コリンズが歌っているってのは2曲くらいなんだけど、それはそれでポップさを出しているし聴きやすいんでコマーシャルにはなっているが、その後のギターを中心とした幻想曲が見事にフワフワ感を出していて、且つメロディーがしっかりしているという面白さ。聞けば聴くほどに深みが感じられるので、プログレ本の派生編で大抵名盤として出てくるワケだ。
昔「Geese & The Ghost」を聞いた時は全然面白くなくってさ…、単なるBGMにもならないんでレコードそのまま奥深くしまってあったんだが、こうして聴くと素晴らしい大英帝国の高貴で荘厳な組曲が綴られていて実に美しいことに気づいた。まだまだ発見する音楽はウチに眠っている。ウチってのは内と家だ(笑)。じっくりと時間かけてレコードを再度きちんと聴きましょう。
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