David Bowie - Hours...

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David Bowie - Hours... (1999)
Hours

 日夜ロックに限らず色々なものを聴いていて、その中の少々だけがこのブログに登場することになるんだけど、珍しくちょっと隙間が空いた…、なんかこれ聴きたい、ってのが見当たらずでどうすっかな〜と。それでネタ探しがてら様々なものをチョコチョコと聴くんだけど、どうにもどれもこれも気分じゃない音だな〜とワガママ思ってみたりしてなかなか決まらない。ヘヴィーなのが良いか、ってんでもないしじゃ、ブルースとか静かめなの?でもないし、ポップスなんて以ての外だからプログレでも…って聴いてたけどちとダラけてしまってダメで…、ん〜、フォーク?物足りん(笑)、ってアレコレ…試行錯誤をず〜っと繰り返して見つからず、はて、何が聴きたいんだろ?と適当に今度はiTunesを貪る…あ、こんだけリラックスしたのなら…って決まったのがコレ。

 1999年デヴィッド・ボウイの原点回帰作として話題になった「Hours」という作品。当時はそんな言われ方だったし確かにそういう作風だったんだけど、実はこれってゲーム音楽作品として依頼されたアルバムがポシャって無理ぐりにデヴィッド・ボウイ作品として作り直した感のある本来ならば出来損ないのアウトテイクす集めのアルバムだったらしい。もちろん「Hours」を聴いてそんな風に思うこともなく、レッキとしたデヴィッド・ボウイのアコースティック性を打ち出した新作として市場には迎え入れられて話題となったアルバムなのだが、そういう経緯だったのかと後で知ってちょっと驚いた。そんな背景を知って聴くとちょっと興醒めではあるけど、それでもここまで作り上げるプロフェッショナルさってのはやっぱり見事。

 音楽以外の話から入ってしまったけど、ホント最初はびっくりな作品だった。その前が「Earthling」っつうデジタルビートバリバリの作品だったからどこまで時代と並走していくのだろうと思ってたけど、ここで一旦休息を取ったってトコだろうか、それこそが時代のブームにもなってしまったのもあるし、以降のデヴィッド・ボウイの作風をキメてしまった作品でもある。元々の楽曲がしっかりしてるからどういう味付けでもデヴィッド・ボウイになるところが才能なのだろうけど。んで、15年経過して久々に聴くワケだが…、落ち着くねぇ〜。かと言ってBGMになるほど軽くもないし、ちょうど良い、って感じ。



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フレ
Posted byフレ

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