Sonic Youth - Daydream Nation

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Sonic Youth - Daydream Nation (1988)
デイドリーム・ネイション

 90年代に入るちょっと前あたりからちょいと小洒落たサウンドがたくさん出てきたけど、あんまり興味なかった…それよりもハードロック的な方が好きだったからさ。それでも周囲には色々なヤツがいたのでその分色々なのを聴いたもんだ。好き嫌いはもちろん即座に反応しちゃうのだけど、何か引っ掛かるな…とかあの娘が聴いてるんなら…とか不純な理由もありながら色々と聴いたのもある(笑)。ロックの動機なんて不純なモンです…いや、純粋なのか(笑)。…ってな中に無茶苦茶気に入ったバンドがあってね、それがSonic Youthの「Goo」というアルバム。なんかオシャレな音だな〜と同時に凄いロック感でさ、今聴いても全然オシャレじゃないしニューヨーク・パンクノイズ・ガレージサウンドなんだが、当時は聴いたことない音世界だったから素直にカッコ良いな、って思った。

 それから遡ること2年前のアルバム「デイドリーム・ネイション」は「Goo」とは違ってインディー感バリバリのアルバムで、音楽センス的な部分は全盛期になるのか、Sonic Youthらしい音でバンドの個性が際立っている。このヘン一連は良く聴いたなぁ。いつもロック聴いてる時ってギターを片手に聴いてたりギターを中心に音を聴いてたりしたんだけど、Sonic Youthとかになるともうそういうの不可能で、ただロックとして破壊力のある音として聞いていた。見事に音の洪水に身を任せるような感覚になる。こういうのって自分で弾いても面白くないし、本人が意味を込めてやるからこれだけのパワーなワケで、そういうのわかっちゃったからかな、この手の音はバンドでやったことない。そんなに器用じゃないからだけど。

 さてさて、「デイドリーム・ネイション」は…メジャー直前の、メジャー契約を掴み取ったアルバムでもあるけど、確かにそんな音作りでニューヨークのアート的感性とノイズやちょっとしたコジャレた感、でも思い切りアンダーグラウンドなロック…パンク感覚、表のシーンが綺羅びやかだった時代に地下ではこんなサウンドが渦巻いていたってのが面白くて、それを早く知ったってのも何か嬉しかったし、それを教えてくれた女の子がこれまた綺麗で妖しげで不思議なお姫様で…元気かな(笑)。久々に聞いたんだけどさぁ〜、やっぱ凄くカッコ良いしセンス良いねぇ〜、この手のを聞いたことない人にはちょっと衝撃的なんじゃないだろうか?

Goo
Sonic Youth
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フレ
Posted byフレ

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