Paul Rodgers - The Royal Sessions
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Paul Rodgers - The Royal Sessions (2014)
![ザ・ロイアル・セッションズ[CD+DVD]](http://ecx.images-amazon.com/images/I/51jCclGWsqL.jpg)
まともな世界って何?って思うこと、増えてます(笑)。ロックを聴くってのはそういうの裏切らないから良いね。出てくる音とかが自分にとって心地良いかどうか、カッコ良いと思えるかどうかだけだからさ。そこには売るための手段だったりミュージシャンの思想だったりがあるのかもしれないけど、そういうの抜きにして出てくるものだけで感じられるから、それはウソじゃない。少なくとも自分にとって。世の中そんなに単純じゃないけどさ、ピュアに感じる感性ってのを失くしたくはないもんね。だから今でもロック聴いてるし、それで泣けることもあるワケだ。久々に泣けたアルバム…しかも新作です。
ポール・ロジャースのソウルミュージシャン中心のカバー集「The Royal Sessions」、タイトル通り、確かロイヤルスタジオが倒産するとかしないとかの危機で、何か力を貸せないかっていう事で、実現したこの「The Royal Sessions」というアルバム、自分もソウル系は全然詳しくないのでわからないけど、オーティスとかそのヘンのバックで演奏していた布陣がそのまま、もっと言えばオリジナルを録音した時のミュージシャンがそのままポール・ロジャースのバックで同じ曲の演奏をしているのもあるようで、もちろんロイヤルスタジオでの録音。メンフィスでの録音とは思えない音の質感ではあるけど、それは多分ポール・ロジャースだからだろうか、垢抜けない湿っぽさがある。
自分がオリジナルを知っている、少なくともパッと聴いて知ってるのは数曲しかなくてほとんどここで初めて聴くようなものばかりなので、自分にとってはほぼ新作。ただ、演奏はオリジナルに近いようで、ものすごくそっけなくシンプルで、あの時代のままの音なんじゃないかな…、しかも生々しくて凝ってないし、心地良い音ばかり。そこに「ザ・ボイス」の異名を取るポール・ロジャースが歌うワケだからどの曲も素晴らしい出来になっているのは至極当然。ブルースとソウルとビートルズがポール・ロジャースの基本なのだから収録されている曲は多分どれもお手の物だったハズで、大いに楽しんで歌っていたんだろうと想像できちゃう。それがジャケットの良い表情に表れているしね。そんなことを想像しながら聴いてるとさ、ホント、もう凄いんだよ。こんだけ歌えるとムダな装飾なんて全く要らないし、良い曲は良い曲としてすんなり伝わってくる。「I've Been Loving You」とか「Walk On Down」とか泣けちゃったもん。他の曲でもきちんとソウルのテイストまで当たり前だけど血肉にしているポール・ロジャースならではの歌唱力が見事。
こんなのばっか出してくるとロッド・スチュワートみたいになっちゃうけど、それでも良いんだよなぁ、この人の場合は。ロックのカバーにしてもブルースにしてもソウルにしてもどんどん出してほしい。これまでブルースとジミヘンは出してるしクイーンもやってるし、後は何だろうなぁ〜、ビートルズなんかはやらないでほしいが…楽しみだな。まずはコイツ「The Royal Sessions」をBGM的に楽しみ、また時々音を上げて楽しむ、かな。ここのトコロの新作では圧倒的にダントツ。
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まともな世界って何?って思うこと、増えてます(笑)。ロックを聴くってのはそういうの裏切らないから良いね。出てくる音とかが自分にとって心地良いかどうか、カッコ良いと思えるかどうかだけだからさ。そこには売るための手段だったりミュージシャンの思想だったりがあるのかもしれないけど、そういうの抜きにして出てくるものだけで感じられるから、それはウソじゃない。少なくとも自分にとって。世の中そんなに単純じゃないけどさ、ピュアに感じる感性ってのを失くしたくはないもんね。だから今でもロック聴いてるし、それで泣けることもあるワケだ。久々に泣けたアルバム…しかも新作です。
ポール・ロジャースのソウルミュージシャン中心のカバー集「The Royal Sessions」、タイトル通り、確かロイヤルスタジオが倒産するとかしないとかの危機で、何か力を貸せないかっていう事で、実現したこの「The Royal Sessions」というアルバム、自分もソウル系は全然詳しくないのでわからないけど、オーティスとかそのヘンのバックで演奏していた布陣がそのまま、もっと言えばオリジナルを録音した時のミュージシャンがそのままポール・ロジャースのバックで同じ曲の演奏をしているのもあるようで、もちろんロイヤルスタジオでの録音。メンフィスでの録音とは思えない音の質感ではあるけど、それは多分ポール・ロジャースだからだろうか、垢抜けない湿っぽさがある。
自分がオリジナルを知っている、少なくともパッと聴いて知ってるのは数曲しかなくてほとんどここで初めて聴くようなものばかりなので、自分にとってはほぼ新作。ただ、演奏はオリジナルに近いようで、ものすごくそっけなくシンプルで、あの時代のままの音なんじゃないかな…、しかも生々しくて凝ってないし、心地良い音ばかり。そこに「ザ・ボイス」の異名を取るポール・ロジャースが歌うワケだからどの曲も素晴らしい出来になっているのは至極当然。ブルースとソウルとビートルズがポール・ロジャースの基本なのだから収録されている曲は多分どれもお手の物だったハズで、大いに楽しんで歌っていたんだろうと想像できちゃう。それがジャケットの良い表情に表れているしね。そんなことを想像しながら聴いてるとさ、ホント、もう凄いんだよ。こんだけ歌えるとムダな装飾なんて全く要らないし、良い曲は良い曲としてすんなり伝わってくる。「I've Been Loving You」とか「Walk On Down」とか泣けちゃったもん。他の曲でもきちんとソウルのテイストまで当たり前だけど血肉にしているポール・ロジャースならではの歌唱力が見事。
こんなのばっか出してくるとロッド・スチュワートみたいになっちゃうけど、それでも良いんだよなぁ、この人の場合は。ロックのカバーにしてもブルースにしてもソウルにしてもどんどん出してほしい。これまでブルースとジミヘンは出してるしクイーンもやってるし、後は何だろうなぁ〜、ビートルズなんかはやらないでほしいが…楽しみだな。まずはコイツ「The Royal Sessions」をBGM的に楽しみ、また時々音を上げて楽しむ、かな。ここのトコロの新作では圧倒的にダントツ。
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