Pete Townshend - Pete Townshend’s Deep End Live!

0 Comments
Pete Townshend - Pete Townshend’s Deep End Live! (1986)
Pete Townshed’s Deep End Live!(紙ジャケット仕様)

 リチャード・トンプソンの才能は本当にもっともっとメジャーになって然るべきものだし、聴かれて然るべき音楽、ギターだと思うが、世の中そういう風になかなか出ていけない人は多い。と言うよりもきちんとその才能が評価されて世に出て行けてる人の方が少ないんだ、ってことに気づくべきだな。そんな中で、リチャード・トンプソンってどこかピート・タウンジェンドと同じ匂いだよな…と。ギターのスタイルとか曲もだし音もだし…多分ピートの方がもっとキャッチーな曲を書くことが多いだけで、それぞれのルーツはさほど知らないけど、割と相通じる部分あるんじゃないだろうか。この二人ってシーンにはずいぶん長くいるがどこかで会話したりしてるのかな。何かそういうのも面白そうだ。

 ピート・タウンジェンドの「Pete Townshed’s Deep End Live!」という1985年のライブを超久々に見てみた。そう、レコードでも出てたけど思い切り短く編集されてたからどうしても当時はビデオ版を入手して見るべきだろうというモノがあったんだが、実際にはこのライブビデオなんて数回も見てない。やっぱピート・タウンジェンドのソロアルバム、ソロバンドのライブだから面白くはないし、バンドの迫力なんてのもないしなんだかな〜ってくらいにしか思ってなかったもん。今でもそれはあるけど、先のリチャード・トンプソンを聞いてからだから、あぁ、こういう部分が似てる雰囲気なんだなとか、ギターもルーツの見えないソロを弾くとかなるほど、みたいに思いながら見てた。ピート、これでも随分若い頃だなぁ…とか。楽曲アレンジがどうにも好みじゃないからthe Whoの曲であってもちょっとねぇ…、まぁ、時代を反映したゴージャスなバンド編成ってのはありかなとも思うけどね。

 有名な話だろうしビデオ見りゃ一発で分かるけど、リードギタリストにはデイブ・ギルモア、ドラムはサイモン・フィリップスという結構なメンツをバックに従えてのライブで、デイブ・ギルモアのギターが似合ってるか?ってぇのはちょっとね、何とも言えませんが、ロックなギター弾いてます。でも、これならピート・タウンジェンド自身のソロプレイでも良かったんじゃないか?ってのもある。サイモン・フィリップスについてはねぇ、言うこと無い。これがThe Who再結成につながっていったワケだし、意義あったバンドだったと言うことだ。ピートがもっと今みたいにギタリスト的に目覚めていてくれればもっと違ったんだろうけど、やっぱりコンポーザー、プロデューサー的な立ち位置でやってるから…、でも久々に見て悪くないかも、と思いました。

Pete Townshend's Jukebox
Pete Townshend's Jukebox
Chrome Dreams (2013-11-05)
売り上げランキング: 423,262




関連記事
フレ
Posted byフレ

Comments 0

There are no comments yet.

Leave a reply