Michael Des Barres - Carnaby Street

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Michael Des Barres - Carnaby Street (2012)
Carnaby Street

 2012年に驚きの来日公演を行ってぶっ飛ばされたSilverheadだったが、どうやら2014年4月にもまた来日するようで…、全く日本はカネになる市場なんだろうな(笑)。それは別に良いとして、そん時に話題になったマイケル・デ・バレスの新作ソロアルバムってそういえば書いてなかったっけ?とか思って。入手がちょっと遅れたんで後にしようかと思っててそのまま…、まぁ、いいか。

 2012年リリースのソロとしては3枚目になるのか?「Carnaby Street」というアルバムだが、どっからどう斬っても大英帝国のプライドがにじみ出ているアルバムの見た目なんでコイツは結構良いかもな、なんて予感がした。そして聴いてみるといきなりなんじゃこりゃ?的なメロウなのが流れてきて「う〜ん、ヤバイかも、これ…」と冷や汗かいたのだった。あ、つまらんかも、って意味での冷や汗です。シングルカットされたのかな、この「You're My Painkiller」って…、いや、曲としては悪くないんだけどR&Rスタイル全開だろ、って思って聴いたからスカされて、それが一曲目だからアルバム全編そんな感じ?って思ってね、冷や汗だったんです。おかげで飛ばして聴く曲になってしまった(笑)。なぜなら2曲目のアルバムタイトル曲「Carnaby Street」からはゴキゲンなR&Rが詰め込まれているからね。うるさくなく品もあってしっかりした上質のR&Rで、年は取ったが相変わらずのシャガれた歌声でイカしたロックを歌ってくれている。本人が久々の新作ってことで一生懸命プロモーションするハズだな、っていうくらいに小洒落た出来栄えに仕上がっています。英国人って年を取るとみなこういうのが自然に出来るようになってくるのが面白い。

 音は結構デジタル録音でクリアーな感じだけど録音方法って変わってないんだろうなぁ…と言う感じにストレートなスタイルで分離良く迫ってくるスタイルの本当の意味でのR&R的アルバム、しかもアルバムタイトルが「Carnaby Street」だからどうしてもあのヘンのイメージを思い起こしながら聴いてしまうというのもいいね。別に売れるとは思わないけど良い感じ。大人のロック、かな(笑)。

Hot N Sticky
Michael Des Barres
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フレ
Posted byフレ

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クリタカ  
スカしの一曲目(笑)

 DETECTIVEの1stでも「やあ、皆さんこんにちは!」なんて歌い始めた"Recognition"。この冒頭曲にはズッコケました。何せ邦題が「直撃波」という勇ましいもんだったので、否が応でも期待しちゃうわけです。ところが何度もアルバムを聴いているうちにコノ曲が一番ふさわしいのかなぁ・・・なんて思えて来るから不思議なものです。
 "You're My Painkiller"も初めはズッコケました(笑)。でも何度か繰り返して聴いてるうちに、この作品になくてはならない曲に思えてきました。このフンワカしたムードから一変してソリッドなロックンロール。これは彼独特のまやかしのテクニックかもしれませんね。「好きな奴だけついて来い!」みたいな(笑)。

2014/01/23 (Thu) 19:25 | EDIT | REPLY |   
フレ  
>クリタカさん

お得意の「一発目外し」健在、と見るべきですかな(笑)。

2014/01/25 (Sat) 10:45 | EDIT | REPLY |   

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