Ray Owen's Moon - Ray Owen's Moon
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Ray Owen's Moon - Ray Owen's Moon (1971)

ジミヘン直系ってか…影響下ってのはかなり多いとは思うけどそれを自分達のバンドカラーにしてしまっているのはそうでもない。いくつかの曲や雰囲気で、ってのはもちろん多数あるだろうが、真似したところでしょうがないし、と云うのもある。それなりに英国B級までひっくるめて聴いてたら、そこに出てきたのがレイ・オーウェン。いや、全然ソロ作は知らなかった。しかもそれがジミヘンど真ん中アルバムなんて知らなかったんで、まだまだロックの深さを知った次第。
レイ・オーウェンって人のソロ名義アルバム「Ray Owen's Moon」で1971年にリリースされているアルバム。来歴はVertigo VO2の歴史を持つJuicy Lucyというバンドの最初期に参加していたボーカリストさんで、アルバム「Juicy Lucy」ではその歌声を披露してくれています。その頃にジミヘンだったか?ってぇとそうだなぁ…そうでもなかったけどバンドの音が違うからそりゃそうかと。んで、この人黒人さんなんですよ。そういう意味では70年代の英国ロックの中で黒人で歌を歌ってた人ってのはそりゃ目立つし珍しいし、ジミヘン旋風を目の前で見ていたとなれば自分もロックの世界で…と考えるわな。ところがアルバム聴いてて面白いのはそんな黒人チックな節回しでもないし声質でもないから普通に白人ボーカリストとして聴いてしまえる…それはもうJuicy Lucyもそうだったけど、一方でスティーブ・ウィンウッドやポール・ロジャースって人がいるから何ら違和感感じないで聴けちゃうっていう免疫もあるが…。
そして聴いてみたこの「Ray Owen's Moon」という作品。今のアマゾンジャケはちょいとジミヘンフォロワーしすぎてるが元々はもっとスペーシーなジャケットなのでこんな不気味なおっさんの写真を見なくても良かったが、その時点でねぇ…。流れてくる音を聴いて、スネアの音聴いただけで、これはもうミッチ・ミッチェルのトーンと同じだと。そもそもボーカルな人がジミヘンフォロワーと言われても、って思ったけどホント、やってる音はジミヘン初期。ギターの人のストラトのトーンと歪み具合がかなり心地良くて、好みな音です。曲も勢いあるナンバーばかりだし歌は確かにジミヘン的だけどもっとソウルフルでテンション高いし、ギターは面白い音だし。Dick StubbsとLes Nicolという面々だがあまり名前聞かない。どこかのバンドにいた、もしくはこの後どっかで活躍してないかなと探してみるもあまり見当たらず、どんな方々だったのだろう?かなり面白い雰囲気。
そんな引っ掛かりもあったんでこの「Ray Owen's Moon」ってのが割と気に入ってしまった。一歩引いて音的に聴いてみればさほど珍しいこともやっていない普通に古いロックでハードでもないけどエキセントリック、そんな感じ。ブルース色もあまり無いし、B級…C級かもしれんな。ジミヘンの「VooDoo Chile」もやってくれて、そのフリークぶりを発揮中。
Voodoo Chileから♪

ジミヘン直系ってか…影響下ってのはかなり多いとは思うけどそれを自分達のバンドカラーにしてしまっているのはそうでもない。いくつかの曲や雰囲気で、ってのはもちろん多数あるだろうが、真似したところでしょうがないし、と云うのもある。それなりに英国B級までひっくるめて聴いてたら、そこに出てきたのがレイ・オーウェン。いや、全然ソロ作は知らなかった。しかもそれがジミヘンど真ん中アルバムなんて知らなかったんで、まだまだロックの深さを知った次第。
レイ・オーウェンって人のソロ名義アルバム「Ray Owen's Moon」で1971年にリリースされているアルバム。来歴はVertigo VO2の歴史を持つJuicy Lucyというバンドの最初期に参加していたボーカリストさんで、アルバム「Juicy Lucy」ではその歌声を披露してくれています。その頃にジミヘンだったか?ってぇとそうだなぁ…そうでもなかったけどバンドの音が違うからそりゃそうかと。んで、この人黒人さんなんですよ。そういう意味では70年代の英国ロックの中で黒人で歌を歌ってた人ってのはそりゃ目立つし珍しいし、ジミヘン旋風を目の前で見ていたとなれば自分もロックの世界で…と考えるわな。ところがアルバム聴いてて面白いのはそんな黒人チックな節回しでもないし声質でもないから普通に白人ボーカリストとして聴いてしまえる…それはもうJuicy Lucyもそうだったけど、一方でスティーブ・ウィンウッドやポール・ロジャースって人がいるから何ら違和感感じないで聴けちゃうっていう免疫もあるが…。
そして聴いてみたこの「Ray Owen's Moon」という作品。今のアマゾンジャケはちょいとジミヘンフォロワーしすぎてるが元々はもっとスペーシーなジャケットなのでこんな不気味なおっさんの写真を見なくても良かったが、その時点でねぇ…。流れてくる音を聴いて、スネアの音聴いただけで、これはもうミッチ・ミッチェルのトーンと同じだと。そもそもボーカルな人がジミヘンフォロワーと言われても、って思ったけどホント、やってる音はジミヘン初期。ギターの人のストラトのトーンと歪み具合がかなり心地良くて、好みな音です。曲も勢いあるナンバーばかりだし歌は確かにジミヘン的だけどもっとソウルフルでテンション高いし、ギターは面白い音だし。Dick StubbsとLes Nicolという面々だがあまり名前聞かない。どこかのバンドにいた、もしくはこの後どっかで活躍してないかなと探してみるもあまり見当たらず、どんな方々だったのだろう?かなり面白い雰囲気。
そんな引っ掛かりもあったんでこの「Ray Owen's Moon」ってのが割と気に入ってしまった。一歩引いて音的に聴いてみればさほど珍しいこともやっていない普通に古いロックでハードでもないけどエキセントリック、そんな感じ。ブルース色もあまり無いし、B級…C級かもしれんな。ジミヘンの「VooDoo Chile」もやってくれて、そのフリークぶりを発揮中。
Voodoo Chileから♪
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