After Forever - Invisible Circles
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After Forever - Invisible Circles (2004)

相変わらずNightwishの「Showtime, Storytime」というライブ盤にハマっているが、そもそもこのフロール姫のいたAfter Foreverってつまみ食いはしてたけどどうだっけな?と思い出してまた聴いてみることにした。アレコレ調べたりインパクトを実感したりしていると、After Foreverって9年くらい活動して、それなりにアルバムをリリースしながらヨーロッパでは結構な人気を博していた。さらにフロール姫の無敵の歌声のおかげで絶大な実力を誇っていたのもあった。それが解散、そしてReVampを経由してNightwishへの加入ってのは、昔で言うならばロバート・プラントが後にディープ・パープルに加入する、くらいの衝撃だろうか。音楽性が違うからそうでもないが…。それくらいの衝撃的な加入劇だろうが、この世界では往々にして起こりうる話なのかもしれない。
2004年にリリースされたAfter Forever屈指の名作と誉れ高い「インヴィジブル・サークルズ」です。2004年って、Nightwishからターヤが抜けた年、After Foreverは全盛期を誇っていたって事だ。この時点でのフロール姫の加入はあり得なかったワケだが、皆期待してただろう。時間が掛かってそれも実現してしまうのだから面白いが、それはさておき、この「Invisible Circles」は確かに音楽的にも歌唱的にもアルバム的にも相当リキの入った作品になっている。ゴシック・メタルというカテゴライズでもなく、起伏に富んだコンセプトアルバムをメタル路線でやってみましたという感じか。何が凄いってフロール姫が数種類の歌唱方法を使い分けているって点だ。ソプラノオペラチックな唱法から普段の歌声など見事に切り替えて歌われているし、とんでもないハイトーンも実に綺麗に歌い切っていると云う…。それで思ったのはNightwishでのフロール姫の歌はまだまだ自分のカラーで歌い切れていないんだなって事。After Forever時代の作品では変幻自在に起伏に富んだ感情移入も含めた歌唱が出来ているので、完全に楽曲を引っ張る位置での歌になってる。それがNightwishでのライブを聴いているとやっぱり曲に歌わされていると云う感は否めない。After Foreverでは音を伸ばす歌詞が多いからか、ゆったりと歌えている事が多いようだ。Nightwishはそういう意味では少々単語が切れ過ぎてて、歌う際にロングトーンで持っていけないと云うのはありそうだ。そういう個性をツォーマスがどこまで汲み取って曲が出来上がっていくのかなとも思う。まぁ、楽しみではある。
「インヴィジブル・サークルズ」はそういう違いを実感してしまう程にバンドらしく、フロール姫の才能が見事に輝いた作品になってる。楽曲の音の詰め込み具合はとんでもなく、またデス声も意味ありきで存在しているので相当のアクセントになっている…好みじゃないけど。更に圧倒的なフロール姫の歌声。クワイヤやストリングスも壮大に練られていてまるで付け入る隙がない。キャッチーさがもうちょいあればなぁ…と思うくらいか。見事。

相変わらずNightwishの「Showtime, Storytime」というライブ盤にハマっているが、そもそもこのフロール姫のいたAfter Foreverってつまみ食いはしてたけどどうだっけな?と思い出してまた聴いてみることにした。アレコレ調べたりインパクトを実感したりしていると、After Foreverって9年くらい活動して、それなりにアルバムをリリースしながらヨーロッパでは結構な人気を博していた。さらにフロール姫の無敵の歌声のおかげで絶大な実力を誇っていたのもあった。それが解散、そしてReVampを経由してNightwishへの加入ってのは、昔で言うならばロバート・プラントが後にディープ・パープルに加入する、くらいの衝撃だろうか。音楽性が違うからそうでもないが…。それくらいの衝撃的な加入劇だろうが、この世界では往々にして起こりうる話なのかもしれない。
2004年にリリースされたAfter Forever屈指の名作と誉れ高い「インヴィジブル・サークルズ」です。2004年って、Nightwishからターヤが抜けた年、After Foreverは全盛期を誇っていたって事だ。この時点でのフロール姫の加入はあり得なかったワケだが、皆期待してただろう。時間が掛かってそれも実現してしまうのだから面白いが、それはさておき、この「Invisible Circles」は確かに音楽的にも歌唱的にもアルバム的にも相当リキの入った作品になっている。ゴシック・メタルというカテゴライズでもなく、起伏に富んだコンセプトアルバムをメタル路線でやってみましたという感じか。何が凄いってフロール姫が数種類の歌唱方法を使い分けているって点だ。ソプラノオペラチックな唱法から普段の歌声など見事に切り替えて歌われているし、とんでもないハイトーンも実に綺麗に歌い切っていると云う…。それで思ったのはNightwishでのフロール姫の歌はまだまだ自分のカラーで歌い切れていないんだなって事。After Forever時代の作品では変幻自在に起伏に富んだ感情移入も含めた歌唱が出来ているので、完全に楽曲を引っ張る位置での歌になってる。それがNightwishでのライブを聴いているとやっぱり曲に歌わされていると云う感は否めない。After Foreverでは音を伸ばす歌詞が多いからか、ゆったりと歌えている事が多いようだ。Nightwishはそういう意味では少々単語が切れ過ぎてて、歌う際にロングトーンで持っていけないと云うのはありそうだ。そういう個性をツォーマスがどこまで汲み取って曲が出来上がっていくのかなとも思う。まぁ、楽しみではある。
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