Fairport Convention - Liege & Lief

ロックの系譜を漁っているとよくフェアポート・コンベンションの名が挙がることがあるが、往々にしてそれはサンディ・デニーに焦点を当てた紹介のされ方が多いので、誤解しているちょっと聴きのリスナーも多いんだろうと感じる今日この頃。ならば、と言うことでせっかくのブログなので書いてみよう。
正直言ってサンディ・デニーの声量や歌に関しては特に書くべきこともなく(もちろん素晴らしいという意味で)、名盤として常に名前が挙がるのは「リージ・アンド・リーフ」だ。確かに素晴らしい作品だけど、ロックのフィールドとしてはイマイチ。…っつうか以降のフェアポートを知ってしまうとこれが最高傑作とは言えなくなる。では、何がいいの?ってことになるが、ロック野郎には「ハウス・フル」というライブ盤だろう。サンディ・デニー
そんなライブアルバムがもっともフェアポートのロックらしい側面を強調した名盤。サンディ・デニー
英国フォークの調べっていうのはよく言われるものの実際どんなん?っていう興味のある人は多分フェアポート・コンベンションの初期作品からこのあたりまで入ってみるといいんじゃないかなと思います。初期はバリバリフォークだし、「リージ・アンド・リーフ」あたりは見事にエレクトリックトラッドを築き上げているし、上記作品群はエレクトリックトラッドバンドのロックライブはこんな風って感じだし。実に奥深くて面白いバンドだし、英国フォークの深みもとんでもない…。ハマってみるには相当な覚悟も要りますが(笑)、味わいの深さもこれまた一興、スティーライ・スパン
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