Bert Jansch - Jack Orion
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Bert Jansch - Jack Orion (1966)

冬になってきたからかなぁ…静か目な音をありがたく聴くようになってきた(笑)。昔に比べるとホントにじっくりと音楽と向き合って聴く機会が減ってきてる。Macで何かしながら聴くのが習慣になっちゃって、オーディオセットでガツンと鳴らすってのが無くなってるし、そもそもガツンと大音量で鳴らすこともなくなってるし、何かしながらばかり。昔はレコードをターンテーブルに載せて正座こそしないけどレコードを聴くという儀式で聴いてたもんな。レコードジャケットとクレジットを見ながら、はたまたギターを片手に持ちながらとかそんな風に聴いてた。元々テレビも見ないしゲームもしないのでその頃何かしながらっても大抵ロック雑誌見てるとかギター何とか見てるとかそんなんばっかで夜中までず〜っと聴いてた。それが今じゃ…orz
1966年リリースのバート・ヤンシュの二枚目のアルバム「Jack Orion」です。これねぇ、昔何かで見て聴いてみたいなぁ〜と願ってたアルバムでさ、それが全然レコードで見つけられないんだよ。結局レコード時代に見つけることが出来なくてそのまま…CD時代になってからも全然リリースされるハズもなく、リリースされた時には多分自分は全然知らなかったけどひっそりだったんじゃないだろうか。今じゃ紙ジャケとか出てるのか?昔ほど聴きたい〜欲しい〜ってんでもなくてズルズルしてる作品の一つ。このヘンのトラッドギター系ってハマってないと聴けないし、もう随分前からそのハマり具合からは抜けてしまっているのでそこまで物欲なかったんですね。ただ、ふと今回見つけてしまって、そういえば昔欲しかったんだよなぁ、これ…と思いながら聴いてます。
聴いてみたらもうやっぱりカッコ良いワケよ。何がって、Zeppelin…っつうかジミー・ペイジのロック的アプローチに依るDADGADチューニングの世界の大元なワケだからそのままでして…うん、ペイジ君がそのままパクって有名にしてるのはよく知られたお話だけど、あそこまで有名になっちゃうと元祖の方もかなり恩恵あったんじゃないだろうか。この「Jack Orion」というアルバムのオープニングからしてもう「Gallows Pole」だからね。いや、違うんだけど間違いなくコイツから影響受けて「Gallows Pole」になってるハズ。相棒のギタリストはもちろんジョン・レンボーンでさ、これがまた息がピッタリで見事なモンです。しかし英国のあっちでは3大ギタリストが皆お友達で近場の知り合いだったってのも奇跡だが、ここでのこの二人が若くして既に出会っていて、ギターを弾き合う仲ってのもまた奇跡。んでもってそこにはアン・ブリッグスもいたんだから狭い世界と言うか奇跡の出会いってのはそこかしこであったのだろう。とんでもない話だ。
アルバムとしてはもう一般人は聴けないくらいに退屈だと思うけどギター弾く人は何回も何回も聴くだろうし、それに加えてこの音楽性のルーツって何なんだ?どこからこの音階とかフレーズとかやってきたんだ?みたいなところも実に興味深い。コードを弾き鳴らしているなんてのはほとんど皆無で何かと指弾きでバラバラ弾いてるし、やっぱり音階ってか音の響きが不思議で、自分なんかはもうZeppelin聴いてる感になっちゃって…。極めつけは「Blackwater Side」ですがね…いいんですよ、もうこれで。パクリとか何とかどーでもよくて凄いんです。だいたいパクれるって才能も凄いだろ、これ。いや〜、聴いてみたかったアルバムだったってことを思い出したのもあるけどやっぱり自分には面白いアルバムだった。一般には…と思うけど(笑)。
2011年に死去していたんですね…、知らなかったなぁ。晩年までギター弾いてたのかな。

冬になってきたからかなぁ…静か目な音をありがたく聴くようになってきた(笑)。昔に比べるとホントにじっくりと音楽と向き合って聴く機会が減ってきてる。Macで何かしながら聴くのが習慣になっちゃって、オーディオセットでガツンと鳴らすってのが無くなってるし、そもそもガツンと大音量で鳴らすこともなくなってるし、何かしながらばかり。昔はレコードをターンテーブルに載せて正座こそしないけどレコードを聴くという儀式で聴いてたもんな。レコードジャケットとクレジットを見ながら、はたまたギターを片手に持ちながらとかそんな風に聴いてた。元々テレビも見ないしゲームもしないのでその頃何かしながらっても大抵ロック雑誌見てるとかギター何とか見てるとかそんなんばっかで夜中までず〜っと聴いてた。それが今じゃ…orz
1966年リリースのバート・ヤンシュの二枚目のアルバム「Jack Orion」です。これねぇ、昔何かで見て聴いてみたいなぁ〜と願ってたアルバムでさ、それが全然レコードで見つけられないんだよ。結局レコード時代に見つけることが出来なくてそのまま…CD時代になってからも全然リリースされるハズもなく、リリースされた時には多分自分は全然知らなかったけどひっそりだったんじゃないだろうか。今じゃ紙ジャケとか出てるのか?昔ほど聴きたい〜欲しい〜ってんでもなくてズルズルしてる作品の一つ。このヘンのトラッドギター系ってハマってないと聴けないし、もう随分前からそのハマり具合からは抜けてしまっているのでそこまで物欲なかったんですね。ただ、ふと今回見つけてしまって、そういえば昔欲しかったんだよなぁ、これ…と思いながら聴いてます。
聴いてみたらもうやっぱりカッコ良いワケよ。何がって、Zeppelin…っつうかジミー・ペイジのロック的アプローチに依るDADGADチューニングの世界の大元なワケだからそのままでして…うん、ペイジ君がそのままパクって有名にしてるのはよく知られたお話だけど、あそこまで有名になっちゃうと元祖の方もかなり恩恵あったんじゃないだろうか。この「Jack Orion」というアルバムのオープニングからしてもう「Gallows Pole」だからね。いや、違うんだけど間違いなくコイツから影響受けて「Gallows Pole」になってるハズ。相棒のギタリストはもちろんジョン・レンボーンでさ、これがまた息がピッタリで見事なモンです。しかし英国のあっちでは3大ギタリストが皆お友達で近場の知り合いだったってのも奇跡だが、ここでのこの二人が若くして既に出会っていて、ギターを弾き合う仲ってのもまた奇跡。んでもってそこにはアン・ブリッグスもいたんだから狭い世界と言うか奇跡の出会いってのはそこかしこであったのだろう。とんでもない話だ。
アルバムとしてはもう一般人は聴けないくらいに退屈だと思うけどギター弾く人は何回も何回も聴くだろうし、それに加えてこの音楽性のルーツって何なんだ?どこからこの音階とかフレーズとかやってきたんだ?みたいなところも実に興味深い。コードを弾き鳴らしているなんてのはほとんど皆無で何かと指弾きでバラバラ弾いてるし、やっぱり音階ってか音の響きが不思議で、自分なんかはもうZeppelin聴いてる感になっちゃって…。極めつけは「Blackwater Side」ですがね…いいんですよ、もうこれで。パクリとか何とかどーでもよくて凄いんです。だいたいパクれるって才能も凄いだろ、これ。いや〜、聴いてみたかったアルバムだったってことを思い出したのもあるけどやっぱり自分には面白いアルバムだった。一般には…と思うけど(笑)。
2011年に死去していたんですね…、知らなかったなぁ。晩年までギター弾いてたのかな。
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