Joan Baez - Joan Baez

2 Comments
Joan Baez - Joan Baez (1960)
Joan Baez

 フォークって苦手でねぇ…でも弾ける人って羨ましいな〜って思うんだが、何かそれでギターを弾いて歌ってモテるなんてのは想像もつかなくてさ、そりゃ時代の産物だからそんなことは今の時代にはないだろうし、昔もそうでもなかったのかもしれないけど、何故かイメージとしてはある。いや、そういう時代もあったのは確かだ。で、自分はと言えばフォーク…いや〜、指痛いしエレキのがかっこいいし、っていう話だけどさ、そういうのもあって日本のフォークも通ってないしいわゆるSSWの世界も通ってない。ロック系を追いかけるようになって聴くのは英国トラッドの流れかな。フォークっていうかアコースティックっていう言葉遊びの違いによる楽しみで、アメリカのフォークとかも聴かなかったし。ただ何となくの流れでちょっと聴いてみた…聴いてみたってのもYouTubeで少々って話だからアレだけど…。

 1960年にリリースされたジョーン・バエズのデヴューアルバムらしい「Joan Baez」ってので、怖いもの見たさ的に聴いたんだけど、びっくりしたなぁ…。昔々にZeppelinの「Babe I'm Gonna Leave You」の元ネタとしてあったからベスト盤かなんかで聴いたことあったけどその時は別に何とも思わなくて、どっちかっつうとあんな風に歌ってたのがZeppelinになるとこうなるのか、っていう視点だったからかな。ところが今回聴いてみればやっぱり素人でも名前を知っているレベルの歌手はとんでもないことが分かった。何だこの歌声は?とかこのギタープレイって?とか上手い下手もあるけどそれよりも心に入り込んでくる声の持ち主っつうか歌唱力ってか…しかもバックはフォークギター一本しかないし、それも歌の大きさと比べたら全然ギター入ってないに等しいくらいに小さいからほとんどアカペラで聴かせるワケです。その分生々しく伝わってくるんだけど…やっぱり暗いんで(笑)。

 アニマルズの朝日のあたる家とか教科書に載ってたドナドナの英語版だよ(笑)、いや、大きな勘違いだけど、なんか凄い。ジョーン・バエズってディランの曲とかも普通に歌ってたし、やっぱり歌手なんだろうな。今でも現役で歌っているみたいでアチコチ出てくる…凄いわ。それと、やっぱりカントリーからブルースの影響が一番強いのかな。ただ、英国とかのトラッドにしても似た雰囲気はあるからやっぱり音楽は世界中を巡っているってことである程度の線引を基準にして音楽を差別しちゃいかんですね。自分はアメリカ系あまり聴かないんだけど、そういうのがよろしくないってことで…、はい。

First Lady of Folk-1958-61
Joan Baez
Jasmine Music (2012-05-08)
売り上げランキング: 17,988


関連記事
フレ
Posted byフレ

Comments 2

There are no comments yet.
デューク中島  
恋人よ、私は行かなけりゃ

が Babe I´m gonna leave you ジョーンバエズ バージョンの邦題でした。67年初来日時に 風に吹かれてとか 勝利を我らに とかを 日本語詞を交えて歌ったり デビューしたての森山良子と 今日の日はさようなら をデュエットしていたのですが、日本語に違和感が無いのです。ドイツ語やイタリア語でも歌ってるし、天性の耳コピー力が有るのかもしれませんね。ややビブラートのかかった歌い方が 魅力です。

2013/12/10 (Tue) 23:25 | EDIT | REPLY |   
フレ  
>デューク中島さん

へぇ…じゃZepがやった時は「あれ?」って感じで最初からカバーとか判っちゃったんだ?
リアルだと面白い聴き方出来るもんですなぁ。

2013/12/13 (Fri) 22:04 | EDIT | REPLY |   

Leave a reply