Bob Dyran - The Freewheelin'

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Bob Dyran - Freewheelin Bob Dylan (1963)
Freewheelin Bob Dylan (Reis)

 音楽は世界を変える、と信じられていた60年代、その中でも人々が一番熱狂したのは多分ボブ・ディラン…って知らないくせに書いてるんだが…、少なくとも色々なロック史を読んだりインタビューを見たりすると60年代のボブ・ディランってのは神様みたいに慕われていて、その深い洞察感やメッセージに強い感銘を受ける人も多かったようだ。日本の現実を生きる一般人にしてみるとそれはどうだったのか、ってのはわかんないけど日本でも学生闘争が盛んだったこともあってその救いとしての音楽やロック、フォークってのは70年代だけど世界を変えるっていうチカラを秘めていたんじゃないかなぁ…と。そんな空想を思いながらのボブ・ディラン。

 1963年のセカンド・アルバム「Freewheelin Bob Dylan 」はジャケットが有名だよなぁ。コレいいもん。アルバムの中に入っている音楽とこのジャケットのイメージって自分的にはあまりマッチしないけど、世間的にはきっとぴったりなんだろう。有名な「風に吹かれて」から始まる、一言で言えば暗いアルバム。暗いって言うと語弊があるのだが、明るいワケじゃないのは確か。ただ、そこに込められたメッセージをどんだけ聴き取れるかという部分があってさ、自分はそのヘンが苦手なのでボブ・ディラン苦手なんだが、ある種の力強さや芯の通った部分ってのは何となくわかる。生ギターと歌とハーモニカだから伝わりやすいのもあるかな。YouTubeであれこれ探していると面白いのはボブ・ディランの曲ってボブ・ディラン以外の人がやってることが多くて、そんなもんばっか出てくる。ってことはやっぱり凄く訴えるものがあった人だったんだろうってのはわかる。で、自分はあまり聴けてないって…やっぱダメじゃん(笑)。なんて思ったりする…。

 気を取り直して…やっぱねぇ、歌とカリスマ性でグイグイと持ってってくれるからロック的視線から何かってのはないんだよ。ただ、凄いな、ってのはもちろんあるけどさ。元来の音楽、音楽の持つメッセージ、パワーってのが丸裸で伝わってくるからか本来ロックってこういうモンなんだろうと言う部分はある。だからボブ・ディランってロックなんだよ。やってるのがフォークだとしても。丁度この後すぐくらいにエレキを導入したくらいで大騒ぎされた時代でもあったし、保守的な時代から出てきた革新派でもあったんだろう、そのヘンがロックなんだろう。シンプルにフォーク一本で歌われる楽曲は心に染みるもんなぁ…。

フレ
Posted byフレ

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デューク中島  
同デザインの異内容の珍レコード

66年3月に 日本コロンビアから出た ボブ ディラン Vol.2と言うLPが手元に有ります。ジャケットは、Freewheelin´ ところが、中身は、Highway 61~の Like a rolling stone無しなのです。CBSソニーになってからは、まともになりました。私は、時代は変わる の歌詞の内容を知ってから ファンになりました。初期の方が好きなので、もし ニューポートにいたら ブーイングをしていたと思います(笑)。

2013/12/09 (Mon) 23:05 | EDIT | REPLY |   
フレ  
>デューク中島さん

日本編集盤ってヘンで今は貴重なんですけどね(笑)。ニューポートにいたらBloomfieldのギターに釘付けだったかも…。

2013/12/13 (Fri) 22:00 | EDIT | REPLY |   

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