Rush - Rush

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Rush - Rush (1974)
Rush

 世間ってのはホントによくわからん事で騒がれるものだな〜とここ一連の騒動なんかを見ていて思う。常に全員が同じ方向を向いて一致するなんてことはあり得ないんだからもちろん様々な事柄に賛成、反対という意見はあろうが、いつだって反対の声が大きいのは世の常、大抵はどっちでも良いってのが多いワケだから何とも。それに加えて正確に的確に何がどういうことなのかをきちんと伝えられていないんだから判断もつかないし、本当じゃない情報の方が面白おかしく伝わるから大いなる誤報誤解ってのが多いんだろうなぁと。まぁ、今じゃ新聞もテレビも見ない自分からして、それでも騒がれているってことを知るんだから相当なモンだろうと言うのは想像に難くないが、その分冷静にどういうことなんだろ?って自分で調べるから一応それらしき情報の整理は自分の中で出来るのは有難い時代。そうして自分の価値観を持つ事の方が重要だろとも思う…。

 1974年のRushのデヴューアルバム「Rush」。いや、ラッシュって自分はほぼ全く聴かないんですが、先日ネットラジオでえらくカッチョ良いハードロックが流れてて、何だこれ?って見るとRushでさ、曲調べたらファーストアルバムの「Rush」で、そういえば随分昔にRushのファーストはその後のRushとはまるで異なるZeppelinフォロワーなハードロックだと書かれていたような記事を見た記憶があって…その頃ちょっと探したけど見つからなくてそのまま忘れてしまったのだった。だってさ、Rushってったらアレだろ、プログレだろ、みたいなのあるしさ、まさかこんなハードロックだったとは全然考えもしなかった。聴いてみるとカナダのこの頃のハードロックバンドって結構色々あるから、そのヘンと大して変わらない音のイメージだよな。そこから世界的なバンドになっていったんだからセンスも才能もあったのは確かだけどこのファーストアルバム「Rush」を聞いている限りではもう思い切りベタベタなB級ハードロックとも言える、また個性なんぞ全くない模倣バンドとも言える姿。それでもゲディ・リーの歌の特徴は見事に出ているので、へぇ〜、こういう音だったんだ…。実は凄くカッコいい…と感激してる。ただ、やっぱり歌声が好きか嫌いかに分かれる。自分は…う〜ん嫌いじゃないがずっと聞いていたくないかも。

 以降のアルバムもほぼ聴いていないから今自分のRush感ってのは始まった感じで、入りとしては良かったのかもしれないけど、ここから先に進むかなぁ…、分からん。少なくとも「Rush」ってのは面白いアルバムだ、と思う。ってことはここから先のアルバムはさほど面白いと思わないかもしれない。だって、普通のRushファンってファーストの「Rush」はほぼ無視状態だと聞くし…、ま、いいんだけどね。しかし「Here Again」とか良いな…。

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Rush
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フレ
Posted byフレ

Comments 5

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クリタカ  
閃光のラッシュ

 デビューした1974年から1981年発表二枚目のライヴ「神話大全」までの熱狂的なファンです。ドラマー兼作詞家の二ール・パートが加入した2ndからはもう別物のバンドになりましたが、普通のハードロック作の1stもとても気に入っています。まぁ、1982年「Signals」以降はそうでもなくなりましたが・・・。
 1984年11月初来日公演の時はもうポリス化した後でしたし、既にハードロック/プログレ期ではありませんでしたが、初めて目の前で観る「大道芸人集団」の演奏にかなり興奮したのを覚えています。
 ゲディ・リーはベース、ヴォーカルはもとより各種鍵盤類やフットシンセ。果てはちょっとした曲間にプログラミングのセットまでこなしてました。二―ル・パートに至ってはカール・パーマーの1.5倍くらいはあろうかと思えるドラムセットに埋もれ超絶プレイ。その表情はうかがい知る事はできませんでした。「Grace Under Pressure」発表直後という事もあり、同作からの選曲が中心でした。しかしアンコールで1st収録「Finding My Way」のハードなイントロが始まり、それまで地味にギターを弾いていただけのアレックス・ライフソンが振り返り様にコブシを高々と突き上げ、満面な表情で「にこ~」っとしたのが忘れられません。ホントにこのギタリストはハードなのが好きなんだろうなぁ(笑)。

2013/12/07 (Sat) 23:20 | EDIT | REPLY |   
フレ  
>クリタカさん

へぇ…やっぱりしっかりと通ってるんですね…脱帽です。
多分聴いたら面白いんだろうなぁ…。

2013/12/08 (Sun) 19:24 | EDIT | REPLY |   
zitada  

RUSHってカンサスとかボストンのようなブルースっ気もサイケっ気もないポップでテクニカルなハードロックだと思うんですよ
プログレ要素が入っていようがニューウェーブ要素が入っていようが基本zepの拡大解釈に感じてたので後追いで聴いた1stもあまり違和感が無かったです
ただ2112は前作が大コケして契約打ち切られるかどうかの瀬戸際で出してどうにかこうにか売れたアルバムだし確かに音楽的にも以降のアルバムの方向性を決定づけたこともあり名作なんですけど
彼等らしさは今でもあまり感じられないアルバムです

2013/12/08 (Sun) 21:16 | EDIT | REPLY |   
kazz_asai  
未来形HR

私は「2112」がRush初体験でした。
音は実にカッコいいハードロックなのにイエス並みの深遠な超大作、Voは宇宙人のようなハイトーン…まだ「プログレ・ハード」なる語は生まれていなかったと思いますが、自分の中でそのような位置づけが行なわれました。
そして続くライヴ「世界を翔けるロック」で初期の名曲群を一挙に体験しました。
だからこの1stの中でも一番好きな曲は、ライヴにも収録されていた「Working Man」でしたね。
バンドの様相が一変した80年代以降、自分の中でRushは過去のバンドになってしまいましたが、1stから最初のライヴ盤までは決して忘れられない存在です。
普通は逆なのでしょうが…。

2013/12/08 (Sun) 21:17 | EDIT | REPLY |   
フレ  
ラッシュ初期

>zitadaさん
基本HRなんでしょうね。売れないとまずいってことで色々やってったらああなった、みたいな(笑)。ファーストが原点にならないバンドってのもまた珍しいかもしれないですね。

>kazz_asaiさん
これからもRush聴くかもしれないですが、自分なんかは多分コレが一番になる気がしてます。ややこしくないもん(笑)。

2013/12/13 (Fri) 21:54 | EDIT | REPLY |   

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