10cc - Sheet Music
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10cc - Sheet Music (1974)

聴けば聴くほどにロックの楽しみは70年代に限る、限ると言うと語弊があるが70年代に全てのロックの基礎は出尽くしてしまっていたんじゃないだろうかと。そりゃ進化したメタルとかあるんだろうけど、モーターヘッドやブラック・サバスがあったからその基礎はもう出てたワケだろうし、バッジーでもいいけどさ、そういうもんだし、一方ではとんでもなくプログレッシブなものだったりポップなものだったりキッチュな世界だったりとコレほどまでに多彩な音楽表現があるのかと思うばかりのアルバムが溢れ返っている。嬉しい事に今の時代でも大抵手に入れることが出来るので21世紀の音楽も70年代の音楽も平面上に並べて聴けるのはありがたいし歴史的に残っていくと面白いな〜と思う。
1974年にリリースされた10ccのセカンド・アルバム「シート・ミュージック」は一見地味に思われがちだけどその実傑作「The Original Soundtrack」と変わらないくらいにクォリティの高い作品で、決して無視できないアルバムじゃないかと。キンクスとかフーとか好きな人は大抵このヘン行けると思うんだが、なかなかそこまで手が伸ばせていないロックファンも多いんじゃないかな。自分も随分遅れてから10ccは面白いなと思ったものだ。「The Original Soundtrack」は有名だったし簡単にレコードも手に入ったので聴いててその見事さに感心してたけど小奇麗にまとまりすぎてたってのもあっていわゆるロックバンドというよりはポップスの世界に位置付けていたから後回しだった。他のアルバムにはヒプノシスのジャケットってのもあってビジュアル的には割と見ていたので手に取ってレジに行くのにはあんまり抵抗なかったな。ジャケット買ってる感あったからだろう。その半面、音をあまり聴いていなかったのは大いなる反省…ってことを思い出しながら「シート・ミュージック」を聴き直してます。
歌詞がもっと直接的にわかったりイメージできたりするとこのキッチュなひねくれ者の言いたい事がわかって良いんだろうけど、そこは苦手なのでまずサウンドから、ですね。面白い。ホントに面白い。そりゃハードロック的なのとかじゃなくてポップな世界での面白さ綺羅びやかさ派手派手さが良い感じ。ケイト・ブッシュ的なのもあるしキンクスみたいなのもある。どこを取っても実験精神旺盛でありながらポップにキャッチーにまとめているところがユニークで聴きやすいな〜なんて思ってても全然口づさめない厄介さっつうのか、クイーンに近いかもしれないポップ感。不思議なバンドだよなぁ…、こういうのは早い内に聴いて制覇しておくべきバンドなんだろう。一体何なんだ?みたいなハマり方できると面白いと思うよ。

聴けば聴くほどにロックの楽しみは70年代に限る、限ると言うと語弊があるが70年代に全てのロックの基礎は出尽くしてしまっていたんじゃないだろうかと。そりゃ進化したメタルとかあるんだろうけど、モーターヘッドやブラック・サバスがあったからその基礎はもう出てたワケだろうし、バッジーでもいいけどさ、そういうもんだし、一方ではとんでもなくプログレッシブなものだったりポップなものだったりキッチュな世界だったりとコレほどまでに多彩な音楽表現があるのかと思うばかりのアルバムが溢れ返っている。嬉しい事に今の時代でも大抵手に入れることが出来るので21世紀の音楽も70年代の音楽も平面上に並べて聴けるのはありがたいし歴史的に残っていくと面白いな〜と思う。
1974年にリリースされた10ccのセカンド・アルバム「シート・ミュージック」は一見地味に思われがちだけどその実傑作「The Original Soundtrack」と変わらないくらいにクォリティの高い作品で、決して無視できないアルバムじゃないかと。キンクスとかフーとか好きな人は大抵このヘン行けると思うんだが、なかなかそこまで手が伸ばせていないロックファンも多いんじゃないかな。自分も随分遅れてから10ccは面白いなと思ったものだ。「The Original Soundtrack」は有名だったし簡単にレコードも手に入ったので聴いててその見事さに感心してたけど小奇麗にまとまりすぎてたってのもあっていわゆるロックバンドというよりはポップスの世界に位置付けていたから後回しだった。他のアルバムにはヒプノシスのジャケットってのもあってビジュアル的には割と見ていたので手に取ってレジに行くのにはあんまり抵抗なかったな。ジャケット買ってる感あったからだろう。その半面、音をあまり聴いていなかったのは大いなる反省…ってことを思い出しながら「シート・ミュージック」を聴き直してます。
歌詞がもっと直接的にわかったりイメージできたりするとこのキッチュなひねくれ者の言いたい事がわかって良いんだろうけど、そこは苦手なのでまずサウンドから、ですね。面白い。ホントに面白い。そりゃハードロック的なのとかじゃなくてポップな世界での面白さ綺羅びやかさ派手派手さが良い感じ。ケイト・ブッシュ的なのもあるしキンクスみたいなのもある。どこを取っても実験精神旺盛でありながらポップにキャッチーにまとめているところがユニークで聴きやすいな〜なんて思ってても全然口づさめない厄介さっつうのか、クイーンに近いかもしれないポップ感。不思議なバンドだよなぁ…、こういうのは早い内に聴いて制覇しておくべきバンドなんだろう。一体何なんだ?みたいなハマり方できると面白いと思うよ。
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