Sad Cafe - Fanx Ta-ra

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Sad Cafe - Fanx Ta-ra (1977)
悲しき酒場の唄

 最近ちょっとだけ真面目にネットワークオーディオに注目…してたけど、自分の環境ではどうもあまり必要では無さそうだ、ってことに気付いてしまってテンションがやや下がっている(笑)。折角新しい世界が広がると思ったのにな、どの部屋でも同じ音楽を聴けますとかそんな広い環境じゃないしさ、敢えてそれぞれのiPodとかに違うライブラリを入れてその場にあるのを久々に聴いて楽しむなんてのをやってるし、車の中とかNAS出来ねぇし、クラウドだって難しいんだからそんなん無理だしな〜、家の中でももそんなの意味ないもん。とすると何したいんだ?ってなるとPCオーディオの世界になるのかな。それにデジアンやら何やらでの環境くらいが一番自分に合うのかもしれないけど、Macでそのまま聴いてて何ら不便を感じないんだから困る。今やりたいのは優雅にロックを聴くってことだから、多分別室でiPad操作しながらデジアン経由のスピーカーシステムだろうか。それって今のセットをもう一つ作るってこと?意味ない…orz

 Sad Cafeってバンドのデビュー作1977年リリース「悲しき酒場の唄」でアルバムジャケットが気をそそるなかなかのデザインでね、そこにSad Cafeなんていうバンド名だから何ともユニークな存在。と言いつつもあちらこちらでSad CafeはAOR寄りのポップスと紹介されているものが多くて全然聴く気にならなくて、聴いたのは随分と後になってからだ。聴いたからと言って気に入ったか、と言われると全然そんなことなくて掴み所がなかった、ってのが正直なトコロ。前身がMandalabandの面々で、そこに濃い〜ボーカルを入れてキャッチーに進めていったらこうなった、ってのがA面のアグレッシブな側面で、Mandalabandの流れを汲んでいるのはB面の組曲達。それでも妙にファンキーなポップがあったりするからどうにも…ってトコだけど、時代を考えるとやっぱり最先端を行ってたんじゃないかと。売れてもおかしくなかったし、実力もあるし、という感じ。ただ、垢抜けない(笑)。

 ギターがね…、相当にアグレッシブで只者じゃないプレイをしているのが面白くて、曲調とバンドの実力とやってることがチグハグな印象で、何だろ、ゴッタ煮ロックなんだけどちょっと洗練されてる…、でもメジャー所には行けなかった?くらいの感じ。ただ、聴いているとハマってくるタイプのバンドかもなぁ…、何せ掴み所がないからどこか掴もう、みたいに思うしさ(笑)。自分はかろうじてギターのエグさと歌のユニークさ、かな。まだまだです、このヘン。

Fanx Ta-Ra / Misplaced Ideals
Sad Cafe
Edsel Records UK (2009-07-14)
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フレ
Posted byフレ

Comments 4

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クリタカ  
掴みどころがないバンド・・・でもソコが魅力

 レコ屋でバイトするんですが、出勤初日に店長から「キミはロックは詳しいようなので、ジャズの方を担当してくれ」と指示され、まぁコレも勉強か・・・となかばフテ腐れ気味にジャズのレコードの仕分けをしてました。すると、ひとりの青年が「あのぉ、サッドカフェってバンド探してるんですがぁ・・・」と近寄ってきましてね。おぉ~来た来たぁ!と言わんばかりに得意満面「三枚目が一番いいですよ♪」なんて勧めました。ところがその青年は散々迷ったあげく「やっぱり1stから順番に買う事にします・・・」と言ってこの盤をお買い上げ・・・なんでぇ、このジャケに惑わされたなぁ、ケッ!と内心思いましたね(笑)。
 ポール・ヤングの歌い方や声そのものは、スタジオ盤ではそうでもないですが、ライヴ盤などボーっと聞き流していると、ミック・ジャガーやエリック・バードンにソックリな瞬間がありドキッとすることがあります。まぁ空耳でしょうが(笑)。

2013/11/25 (Mon) 11:29 | EDIT | REPLY |   
kazz_asai  
エロジャケ頌

Sad Cafeといえば、恥ずかしながら私もジャケットに惑わされた口ですね。
ボクサーの1stとか、ハミングバード「密会」やら、真打ちスコーピオンズ「Virgin Killer」…思春期の少年には目の毒(保養?)でした。
続く2nd、当時としてはグロなジャケに「殺怒珈琲」…まあ日本盤ディレクターのアイデアは一歩間違えれば暴走族の落書? という笑止なレベルかも知れませんが、ともかくもジャケットの視覚面は非常に印象的でした。
しかるにその音はといえば実に洗練された大人のイメージ、そのギャップに驚いたものです。
1曲目の「Babylon」のようなパンチをもう少し利かせてほしい…と思った記憶がありますが、自分の感性が未熟だったのか、時代が追いついていなかったのか…20年ぶりくらいに聴き直してみたら、全篇にわたっての彫啄をきわめたメロディとアレンジに改めて驚きました。80年代AORに先鞭をつけた音ですね。やっぱり才人は違います。

2013/11/25 (Mon) 22:24 | EDIT | REPLY |   
風呂井戸  
知らなかった

 いゃーー、このアルバムは知らなかった。これがマンダラバンドの次の姿なんですか?。これだけ立派なジャケなのに知らなかったとは・・・・、私の浅学が証明されているようなモノです(笑)。これはいずれにしても「Fanx Ta-Ra」ちょっと聴かざるを得ないですね。
 今となれば、「曼荼羅組曲」よりはずーーっと興味あります。

2013/11/26 (Tue) 21:29 | EDIT | REPLY |   
フレ  
エロジャケか…

>クリタカさん
自分はジャズとロックの両方を扱ってたんでお勉強になりましたね♪
ミック・ジャガー的に聴こえるのはこの作品でも思いましたから、空耳でもないかも…(笑)。

>kazz_asaiさん
エロジャケシリーズにすれば良かったなぁ…(汗)。
自分も未だに把握しきれていないバンドのひとつです、これは。もうちょっと、なんだけどそれが何なのか…。
80年代AORか…、ん〜、聴かなくても良いか(笑)。

>風呂井戸さん
あ、多分今ならコレ、聴けるんじゃないかと思います。ただBGMになりそうですが(笑)。

2013/11/28 (Thu) 20:14 | EDIT | REPLY |   

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