Slade - Old New Borrowed & Blue

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Slade - Old New Borrowed & Blue (1975)
Old New Borrowed & Blue

 1970年前半、グラムロックなるムーブメントが出てきて、そもそもは美形のグラマラスな中性的な存在がシーンの売りだったワケで、決して音楽性というものではなかった。それがいつしか一つの音楽的ジャンルへと昇華されてしまい、ちょっと美形の真似をしてキャッチーなハードロックとポップを掛け合わせたような音を出すバンドにはグラムロックというレッテルが貼られることとなった。故にあのクイーンだってグラムロックバンドだったし、Mott The HoopleやCockney Rabelなどもその手のバンドとして語られることになった。元々はマーク・ボランなんだろうなぁ…、ボウイはその後自分色にして広めたってのはあるが。だから元々ある意味偽物的な要素がプンプンするヘンなカテゴライズなので真っ当に語られることは多くない。ただ、得てしてその辺が好きな人ってのも割といて、ひとつのカテゴライズを形成しているワケです。だからこんな美形でもないムサいバンドでもグラム・ロックとして祭り上げられたのだな。

 1975年Sladeの5枚目のアルバム「Old New Borrowed & Blue 」はさすがにちょっと時代遅れ感はあったからか自分が昔Sladeを聴いた頃にはまるで代表的ではないアルバムでジャケットすら出て来なかった。その前の「Slayed」や「Slade Live: The Live Anthology」、またどうせならベスト盤の「Sladest」が良いとして挙げられていて、以降のアルバムなんて無視も良いトコだったな。そんなにアルバム出てるなんて知らなかったし、80年以降も活動してたのも知らなかったもん。グラム時代で終わったバンドだって思ってたしさ、だからこそQuiet Riotがカバーで大ヒットさせたんだろう…くらいに思ってたしね。ところが色々知ってくるとスレイドって割と長く演ってて…なんてのも知ったりね、実へ英国ではそこそこ長く売れてたんだよ、とかさ。へぇ〜ってな話で、この「Old New Borrowed & Blue」あたりからまたスレイド探求が始まるワケです(笑)。

 いや〜、基本的にそんなに簡単に変われるバンドでもないのであのままハードロックポップを垂れ流してくれているのでまるで悪く無い、どころかかなり面白い音に仕上がっているので時代を経てから今の評価としては全盛期のアルバムとして語られるべき作品なんじゃないかな。ロック史から見たって特異なバンドだし、「Old New Borrowed & Blue 」はキャッチーな作品がたっぷりと詰め込まれたアルバムに仕上がってるしさ、今でもウケるよ、これ、多分。スレイドを全部聞いているファンって少ないと思うけど、このアルバムの評価ってどうなんだろね。自分が聞いた限りではかなり面白いんじゃない?って思った。歌いやすいしさ(笑)。

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フレ
Posted byフレ

Comments 2

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クリタカ  
コイツがヴォーカルぅ?pt.2

 「グッバイ・ジェーン」「カモン!」「スクイズ・ミー・プリーズ・ミー」・・・ラジオからまぁ次から次とヒット曲が流れ、チャートでSLADEの名が途切れる事はありませんでしたね。バンドにそれほど熱を上げていたワケではありませんでしたが、やかましくもポップな楽曲群はあれだけ聴かされりゃあイヤでも好きに(?)なりました。
 初めて買ったLP「神風シンドローム」は復活作と思っていました。ところがどっこい2006年に国内で紙ジャケで全てのカタログが再発された際、彼等は人気がなくなってからも、ず~と作品を出し続けていたのを知って驚きました。その時まとめて大人買いした中で「神風~」の次に好きになったのがこの「大狂乱スレイド一座」でした。それまでシングル先行の志向だったベクトルをアルバムで聞かせる方にチェンジした最初の作品ではないかと思います。
 しかし、初めてTVで見た時はこのオッチャンがリードシンガーとは・・・ビックリしましたね(笑)。

2013/11/19 (Tue) 15:58 | EDIT | REPLY |   
フレ  
>クリタカさん

そっか〜、この作品でシングルからアルバムへ…なんだ。「Slayed」じゃなかったんだ。その後のシングルが売れまくってたんですね。タメになります。

2013/11/19 (Tue) 21:49 | EDIT | REPLY |   

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