Geordie - Don't Be Fooled by the Name

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Geordie - Don't Be Fooled by the Name (1974)
Don't Be Fooled by the Name

 そういえばブライアン・ジョンソンが元々在籍してて結構売れていたジョーディーと言うバンドがあったんだが、ジョーディーってウチのブログで書いてたのかな…なんて思ったらファーストの「Hope You Like It」は書いてるんだってことに気づいた。ふ~ん、そうか…ってことで、折角なのでセカンドアルバム「Don't Be Fooled by the Name」なんてのを聴いてみた。あまり詳しく知らないんだけど、最高傑作という評価から駄作扱いまで色々な捉えられ方をしているみたいで聞く人によって変わるみたい。ファーストの「Hope You Like It」と比べると、って言い方になると好みが出るらしいし、AC/DCからの流れで来ると物足りない感ももちろん強いらしい。うん、色眼鏡で見ないで音だけ聴いて感じることに専念しましょう(笑)。

 1974年リリースのGeordieのセカンドアルバム「Don't Be Fooled by the Name」だが、ハードロック…ハードグラムロックとも言えるけど結構ポップな感じのハードナンバーが並ぶと言ったところか。有名らしいのはアニマルズの「朝日のあたる家」のカバーだそうだが、結構予算のない中でのカバーってかさ…、ゴスペルチックなコーラスワークが面白いし、ギターにしても結構エグくて良いインパクトを放つソロ弾いてくれてるしブライアン・ジョンソンの歌声も他の曲とは違ってAC/DCらしい歌い方してるからある種わかりやすい。ちなみに他のオリジナルナンバーになるとそんなに無理した高音域でのダミ声なんてのは聴かれないので、AC/DCらしさはまるで見当たらない。比較論はそんな感じになるんだけど、単にGeordieという英国グラムハードロックバンドのセカンドアルバムとして聴いた感じでは…、色々な取り組みしてるねってトコだ。ブルースからハードポップなど出来る限りのバリエーションを見せている充実のセカンドアルバムと言えるんじゃないだろうか。名盤と言うほどじゃないけど、しっかりと熱いプレイや歌が聴けるっつう好盤ってとこだ。

 入り口はどうあれ、そんな所から新しいバンドの音を聴いてその周辺に展開していくなんてのが当たり前だった自分からするとGeordieの音は結構ヒットだった。スレイドチックと言えばそうなんだけど、この手の音って結構好きなんでね…、初心者に向かって言うならば大した曲は入ってないし演奏が凄いワケでもないし、バンドとしての一体感がってのもないので別に聴かなくても良いんだろうと思うけどB級系好きな人にはかなり好物なバンドのアルバムですな。

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Geordie
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フレ
Posted byフレ

Comments 2

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クリタカ  
コイツがヴォーカルぅ?

 1st収録の"All Because Of You"はきちんとした(?)PVがあってTVでやってました。雑誌でしか見た事がなかったメンバーのなかで、このイノシシ面したバンド内で一番のブ男がよりによってリードシンガーだったとは・・・ちょっぴりショックでした(笑)。
 そのキンキン声のブサイク(失礼!)野郎がまさかのAC/DC入り・・・驚いたのなんのって。同じ傾向の作品が続き少し食傷気味だったバンドを完全に別物として新鮮に聴く事ができました。もしブライアンの加入がなければ「Back In Black」発表時も「あぁ、また新作出したのね」程度でパスしていたかも知れません。
 GEORDIE版「朝日のあたる家」はちまたでカヴァーされている数多くのヴァージョン中、最も優れた出来映えと断言します。
 

2013/11/19 (Tue) 15:17 | EDIT | REPLY |   
フレ  
>クリタカさん

リアルタイム的にはそういう角度もあったのか、と新発見です、なるほど。運もあれどAC/DCへの加入は活気付いたって事だったんだ、こちら側から見れば。へぇ…。

2013/11/19 (Tue) 21:53 | EDIT | REPLY |   

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