The Albion Band - RISE UP LIKE THE SUN
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The Albion Band - RISE UP LIKE THE SUN (1978)

今の時代にエレクトリックトラッドを継承しているバンドってあるのかな…多分それなりにあるんだろうとは思うけどかなり進化しているんだろう。そういえばいくつかのバンドを聴いてみるとそんな雰囲気だなってのはあるが、古楽器やフィドルやマンドリンなんてのを使ってロックとポップスとフォークの世界を行き来しているバンドはそう多くはないだろう。アイルランド辺りにはたくさんいそうだけど英国ではどうだろなぁ…、最近調べてないから知らないけど、まぁ、まだまだ古いバンドでも知らない音もたくさんあるから良いけどね。結局そうやって一生古い音楽を探求して終わるのかもしれない。さすがにそれが自分の身の肥やしになっているのか?と問われると答える術もないのだが(笑)。
1978年、パンク全盛期の英国の中で己のやりたいことだけを追求してやっているアシュレー・ハッチングスがThe Albion Band名義でリリースした傑作「RISE UP LIKE THE SUN」をまだ取り上げていない事に気づいたのでこれ幸いとばかりにここ放出。名作「No Roses」や「Morris on」なんてのと同じように多彩なゲスト陣を集めて己の執着する伝統的フォークからのエレクトリック化を打ち出したアルバムで、プログレ筋からも評価されているみたいだが、こりゃ面白い、と一言唸った作品なのだ。もちろん基本はエレクトリックトラッドフォークで、リチャード・トンプソンやグレアム・テイラーのギターが燦然と輝いているのはもちろん、リズム隊はフェアポート・コンヴェンション組なワケだからほぼ初期フェアポート・コンヴェンションの再演、サンディ・デニーこそいないもののリンダ・トンプソンを筆頭にフィメールボーカルはもちろんプッシュ、それでも酔いどれフォーキーな男性含むコーラスワークが絶妙なのだが、そこにソフトマシーンで名を馳せたリック・サンダースがフィドルを放ち、今やクラプトンとロジャー・ウォーターズの相棒とも言えるアンディ・フェアウェザー・ロウも参加してとにかく大英帝国の根っこの音楽を楽しそうにプレイしている、そんなアルバム。
「RISE UP LIKE THE SUN」は多分このヘンの音の集大成的な感じがしていて、アルビオン・カントリー・バンドやアルビオン・ダンス・バンドに続くならアルビオン・ロック・バンドみたいなトコじゃないかというくらい躍動感とロック的要素に溢れるアルバムで実験色も出てるし時代を無視すればとっても頼もしいアルバム。

今の時代にエレクトリックトラッドを継承しているバンドってあるのかな…多分それなりにあるんだろうとは思うけどかなり進化しているんだろう。そういえばいくつかのバンドを聴いてみるとそんな雰囲気だなってのはあるが、古楽器やフィドルやマンドリンなんてのを使ってロックとポップスとフォークの世界を行き来しているバンドはそう多くはないだろう。アイルランド辺りにはたくさんいそうだけど英国ではどうだろなぁ…、最近調べてないから知らないけど、まぁ、まだまだ古いバンドでも知らない音もたくさんあるから良いけどね。結局そうやって一生古い音楽を探求して終わるのかもしれない。さすがにそれが自分の身の肥やしになっているのか?と問われると答える術もないのだが(笑)。
1978年、パンク全盛期の英国の中で己のやりたいことだけを追求してやっているアシュレー・ハッチングスがThe Albion Band名義でリリースした傑作「RISE UP LIKE THE SUN」をまだ取り上げていない事に気づいたのでこれ幸いとばかりにここ放出。名作「No Roses」や「Morris on」なんてのと同じように多彩なゲスト陣を集めて己の執着する伝統的フォークからのエレクトリック化を打ち出したアルバムで、プログレ筋からも評価されているみたいだが、こりゃ面白い、と一言唸った作品なのだ。もちろん基本はエレクトリックトラッドフォークで、リチャード・トンプソンやグレアム・テイラーのギターが燦然と輝いているのはもちろん、リズム隊はフェアポート・コンヴェンション組なワケだからほぼ初期フェアポート・コンヴェンションの再演、サンディ・デニーこそいないもののリンダ・トンプソンを筆頭にフィメールボーカルはもちろんプッシュ、それでも酔いどれフォーキーな男性含むコーラスワークが絶妙なのだが、そこにソフトマシーンで名を馳せたリック・サンダースがフィドルを放ち、今やクラプトンとロジャー・ウォーターズの相棒とも言えるアンディ・フェアウェザー・ロウも参加してとにかく大英帝国の根っこの音楽を楽しそうにプレイしている、そんなアルバム。
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