High Tide - Interesting Times
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High Tide - Interesting Times (1986)

90年代になりCDが一般化された頃から昔のアルバムをCDで再発しようという動きが活発になっていた。その時についでながらじゃないんだろうけど、隠れた音源やデモソースなど、またお蔵入りのアルバムなんてのをついでにリリースしてしまえ的な動きもあって、幾つかのアンダーグラウンドなバンドの未発表アルバムなどが陽の目を見始めた。自分なんかは趣味的に主にRepertoireレーベルばかりに注目していて、何せ過去のレーベル関係なしに何でもリリースしてくれたからありがたくてありがたくて…しかもボーナストラックにシングル曲とか入れてくれてさ、アナログ落としのものもあったりするんだがそれはそれで、聴くにはン万円ってカネ掛かってたのが3000円程度で聴けるんだから重宝したモンだ。片っ端から聞いてったもんな。そんな中の一枚にHigh Tideの未発表作品ってのもあった気がする。
High Tideの「Interesting Times」という作品、作品っつうか3枚目のアルバムのデモ音源っつうか、トニー・ヒルとサイモン・ハウスで作った音そのままでドラムはドラムマシンでベースはトニー・ヒルが弾いててもちろんギターも歌もトニー・ヒルで、その他は全てサイモン・ハウスの手によるもの…70年代後半に作られたモノとか…。それが1986年頃に限定版のカセットか何かでリリースされた事があるらしく、それに目をつけたものが「Interesting Times」と言うタイトルでRepertoireからCDがリリースされたものらしい。当時はそんなに情報量ないからコレ何だろな~、ホントにオリジナルアルバムか?何かのデモとかそんなんじゃないか?なんていう疑念があったけど結局買ったんだよね。んで、聴いたらあのHigh Tideの迫力あるのとは全然違うし、がっかりした記憶がある。ネット時代の今になると、上記のようなリリースだったということもわかり、更にはHigh Tide再結成を目論んでいた二人によるデモソースで、本来はバンドとしてコイツを録音していこうというものだったらしいが挫折したようだ、ってことも分かる。なるほど、そういうソースだったのか。ならばしょうがない、と言うか野心的な意図があるならもう一回キチンと聴いてみるか…。
「Interesting Times」、さすがにメイン楽器がギターとバイオリンってだけあって、かなり狂気の沙汰とも言えるくらいにヘンでバイオリンロックになっている。グルーブはないけどもうちょっと音の塊という形でまとめてくれれば結構な迫力のアルバムになったんじゃないかとも思うが、如何せん聴きにくい。やっぱりデモソースの延長でしかないから本質は分からないし、空想ではああなるんだろう、ってのはあるが出てくる音を聴くと何とも…ってな話。別に聴く必要も無いんだろうなと。んで、昔はヘンなジャケットだったのが今はこんなジャケットで出てたんだな。でも、今じゃDL音源での販売しかなさそうだ…。

90年代になりCDが一般化された頃から昔のアルバムをCDで再発しようという動きが活発になっていた。その時についでながらじゃないんだろうけど、隠れた音源やデモソースなど、またお蔵入りのアルバムなんてのをついでにリリースしてしまえ的な動きもあって、幾つかのアンダーグラウンドなバンドの未発表アルバムなどが陽の目を見始めた。自分なんかは趣味的に主にRepertoireレーベルばかりに注目していて、何せ過去のレーベル関係なしに何でもリリースしてくれたからありがたくてありがたくて…しかもボーナストラックにシングル曲とか入れてくれてさ、アナログ落としのものもあったりするんだがそれはそれで、聴くにはン万円ってカネ掛かってたのが3000円程度で聴けるんだから重宝したモンだ。片っ端から聞いてったもんな。そんな中の一枚にHigh Tideの未発表作品ってのもあった気がする。
High Tideの「Interesting Times」という作品、作品っつうか3枚目のアルバムのデモ音源っつうか、トニー・ヒルとサイモン・ハウスで作った音そのままでドラムはドラムマシンでベースはトニー・ヒルが弾いててもちろんギターも歌もトニー・ヒルで、その他は全てサイモン・ハウスの手によるもの…70年代後半に作られたモノとか…。それが1986年頃に限定版のカセットか何かでリリースされた事があるらしく、それに目をつけたものが「Interesting Times」と言うタイトルでRepertoireからCDがリリースされたものらしい。当時はそんなに情報量ないからコレ何だろな~、ホントにオリジナルアルバムか?何かのデモとかそんなんじゃないか?なんていう疑念があったけど結局買ったんだよね。んで、聴いたらあのHigh Tideの迫力あるのとは全然違うし、がっかりした記憶がある。ネット時代の今になると、上記のようなリリースだったということもわかり、更にはHigh Tide再結成を目論んでいた二人によるデモソースで、本来はバンドとしてコイツを録音していこうというものだったらしいが挫折したようだ、ってことも分かる。なるほど、そういうソースだったのか。ならばしょうがない、と言うか野心的な意図があるならもう一回キチンと聴いてみるか…。
「Interesting Times」、さすがにメイン楽器がギターとバイオリンってだけあって、かなり狂気の沙汰とも言えるくらいにヘンでバイオリンロックになっている。グルーブはないけどもうちょっと音の塊という形でまとめてくれれば結構な迫力のアルバムになったんじゃないかとも思うが、如何せん聴きにくい。やっぱりデモソースの延長でしかないから本質は分からないし、空想ではああなるんだろう、ってのはあるが出てくる音を聴くと何とも…ってな話。別に聴く必要も無いんだろうなと。んで、昔はヘンなジャケットだったのが今はこんなジャケットで出てたんだな。でも、今じゃDL音源での販売しかなさそうだ…。
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