The Who - Tommy
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The Who - Tommy (1969)

これまで色々なアルバムを聞いてきたけど、3桁に近いくらい聴いたアルバムとなるとそんなに多いものではないだろう。大抵の人はそんなアルバムすら存在しないと思うし、あっても何枚か程度しかないんじゃないかな。自分はどうなんだろ?とふと思い浮かべてみてももちろんロック王道のバンドから思いつくが、それでも全部のアルバムがそうというワケでもないから、30枚もないんじゃないかなぁ…とか考えたり。そんな中、先日ブログ仲間の記事に触発されて自分トコで書いてないことに気付いたアルバムがあったのでコレ幸いとばかりにまたしても聴いてしまった。いや〜、好きですねぇ〜、好きだから聴いてたのもあるけどバンドで全曲コピーしてやってたってのもあってコピーするのに散々聴いたってのが大きい。結果アルバムごと何回も聞くようになっちゃって…それでもまだ聴くと感動するんだから面白い。
The Who「Tommy」、言わずと知れた1969年のロック史上ベストアルバム的な中には必ず入ってくるアルバム、そしてロック史上初のロックオペラアルバムでもありトータルコンセプトアルバムの象徴とも言われるし、The Whoの名声を確立した作品とも云える。更に言えばオリジナルアルバムから発展して舞台オーケストラ版、映画版、ブロードウェイミュージカル版と姿を変えて何度もリメイクされる古典劇にすらなってきている。物語の内容は映画「トミー」を見てもらえれば一番分かりやすいだろうな〜と思うが、先ほどネットで調べてたらWikiの解説が結構わかりやすくてよろしい。概ねそんな感じなんだけど、でも何だこれ?ってお話に代わりはなくってですね(笑)、個人的にはあまり歌詞を重要視していないのもあって知っている程度。やっぱり音です、強烈だったのは。
…と言っても最初は「Tommy」のどこが良いんだ?って思ってて辛かったしなぁ…、大抵この手のアルバムは自分の耳と各種評論との差が大きくて理解できなかったものが多い。まぁ、The Whoそのものがそんな存在だったんだが、いつしか凄く面白いアルバムだってことに気付いてきてバンドで全曲コピーとかやっちゃうワケで(笑)、もちろん全部完コピできる程じゃないので適当なんだが、やってると何かこう…分かるんだよね、The Whoの連中が「Tommy」で燃え上がっていく様子がさ。映画「ウッドストック」で一部だけ見せられても強烈だったんだが、それが「ワイト島のザ・フー」あたりで全曲見れるでしょ、「See Me Feel Me」の狂熱ぶりは聴いている方よりもやっている方が圧倒的に恍惚とするし、心地良いんだよ。これぞロックって感じでガツンガツン出来るからさ。ところがスタジオ盤「Tommy」はそんなに燃え切らないで進む…その分音が良く出来てるんだが、このギャップってのは凄いよな。でも、わかる。
「Tommy」は基本的にアコースティックなアルバムだし、ストーリーを成り立たせるための短い曲もあり、楽曲中心ではないスタイルでの作られ方なのだが、そこに「Eyesight To The Blind」というブルースメンのウィリー・ディクソンのカバー曲をそのままの歌詞で持ってくるというのはストーリー構成的に見事なチョイスだ。映画でのクラプトンバージョンは大きく変化しているけど、元々R&BのカバーはThe Whoが得意としているトコだし、さすがだなと。まぁ、そういう要素のおかげでアルバム一枚を一曲として捉えて聴いていたので今でも聴くとそのまま最後まで…ってなる。途中ギター持って弾きながらとか。
そういえば「Tommy」もデラックス・エディションがリリースされててピートのデモ音源…これはまた今度紹介するだろうけど、とんでもないデモがそのままパッケージされていたが、今度は更に強烈なスーパー・デラックス・エディションが出るらしく、ブルーレイによるハイレゾ音源はともかく、新たにライブが丸ごとパッケージされているようでなかなか面白そう。…とは言え、多分アムステルダムのライブだろうな〜とか予想はつくし、既にとんでもないレベルのソースも出回っているから初めてって感じでもないだろうけど、嬉しいリリースになるね。やっぱ凄いアルバムだな〜「Tommy」。

これまで色々なアルバムを聞いてきたけど、3桁に近いくらい聴いたアルバムとなるとそんなに多いものではないだろう。大抵の人はそんなアルバムすら存在しないと思うし、あっても何枚か程度しかないんじゃないかな。自分はどうなんだろ?とふと思い浮かべてみてももちろんロック王道のバンドから思いつくが、それでも全部のアルバムがそうというワケでもないから、30枚もないんじゃないかなぁ…とか考えたり。そんな中、先日ブログ仲間の記事に触発されて自分トコで書いてないことに気付いたアルバムがあったのでコレ幸いとばかりにまたしても聴いてしまった。いや〜、好きですねぇ〜、好きだから聴いてたのもあるけどバンドで全曲コピーしてやってたってのもあってコピーするのに散々聴いたってのが大きい。結果アルバムごと何回も聞くようになっちゃって…それでもまだ聴くと感動するんだから面白い。
The Who「Tommy」、言わずと知れた1969年のロック史上ベストアルバム的な中には必ず入ってくるアルバム、そしてロック史上初のロックオペラアルバムでもありトータルコンセプトアルバムの象徴とも言われるし、The Whoの名声を確立した作品とも云える。更に言えばオリジナルアルバムから発展して舞台オーケストラ版、映画版、ブロードウェイミュージカル版と姿を変えて何度もリメイクされる古典劇にすらなってきている。物語の内容は映画「トミー」を見てもらえれば一番分かりやすいだろうな〜と思うが、先ほどネットで調べてたらWikiの解説が結構わかりやすくてよろしい。概ねそんな感じなんだけど、でも何だこれ?ってお話に代わりはなくってですね(笑)、個人的にはあまり歌詞を重要視していないのもあって知っている程度。やっぱり音です、強烈だったのは。
…と言っても最初は「Tommy」のどこが良いんだ?って思ってて辛かったしなぁ…、大抵この手のアルバムは自分の耳と各種評論との差が大きくて理解できなかったものが多い。まぁ、The Whoそのものがそんな存在だったんだが、いつしか凄く面白いアルバムだってことに気付いてきてバンドで全曲コピーとかやっちゃうワケで(笑)、もちろん全部完コピできる程じゃないので適当なんだが、やってると何かこう…分かるんだよね、The Whoの連中が「Tommy」で燃え上がっていく様子がさ。映画「ウッドストック」で一部だけ見せられても強烈だったんだが、それが「ワイト島のザ・フー」あたりで全曲見れるでしょ、「See Me Feel Me」の狂熱ぶりは聴いている方よりもやっている方が圧倒的に恍惚とするし、心地良いんだよ。これぞロックって感じでガツンガツン出来るからさ。ところがスタジオ盤「Tommy」はそんなに燃え切らないで進む…その分音が良く出来てるんだが、このギャップってのは凄いよな。でも、わかる。
「Tommy」は基本的にアコースティックなアルバムだし、ストーリーを成り立たせるための短い曲もあり、楽曲中心ではないスタイルでの作られ方なのだが、そこに「Eyesight To The Blind」というブルースメンのウィリー・ディクソンのカバー曲をそのままの歌詞で持ってくるというのはストーリー構成的に見事なチョイスだ。映画でのクラプトンバージョンは大きく変化しているけど、元々R&BのカバーはThe Whoが得意としているトコだし、さすがだなと。まぁ、そういう要素のおかげでアルバム一枚を一曲として捉えて聴いていたので今でも聴くとそのまま最後まで…ってなる。途中ギター持って弾きながらとか。
そういえば「Tommy」もデラックス・エディションがリリースされててピートのデモ音源…これはまた今度紹介するだろうけど、とんでもないデモがそのままパッケージされていたが、今度は更に強烈なスーパー・デラックス・エディションが出るらしく、ブルーレイによるハイレゾ音源はともかく、新たにライブが丸ごとパッケージされているようでなかなか面白そう。…とは言え、多分アムステルダムのライブだろうな〜とか予想はつくし、既にとんでもないレベルのソースも出回っているから初めてって感じでもないだろうけど、嬉しいリリースになるね。やっぱ凄いアルバムだな〜「Tommy」。
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