Pink Floyd - Comfortably Numb

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Pink Floyd - Comfortably Numb (1980)
Wall

 やっぱりやる気の無い時に聴く音楽として最高なのはピンク・フロイドしかないっ!ってなことを勝手に思ってるワケでして…とは言えどもピンク・フロイドってのは好きなバンドのひとつなので結構アルバム単位では本ブログには登場してしまっているのだな…、でも、相当な頻度で聴いているんだよね。ここのトコロはさほどでもなかったんだけどこないだからずっと頭の中で鳴っているのがあってさ…、何気にギターを爪弾きながらコピーする気がないままに弾いているといつしかラインをなぞっていたりして、あぁ、頭の中で鳴ってるもんな〜とか(笑)。

 Pink Floyd「Comfortably Numb」、ご存知アルバム「The Wall」に収録の名曲…多分David Gilmoreの作品史上最高傑作だろうと思う。もちろんRoger Watersとのデュエットがあって名曲たらしめていたワケなのでロジャー・ウォーターズのソロツアーでも当然のように登場しているし、その際にロジャーは当然自分のパートしか歌わないのだが、やっぱりライブのハイライトとして登場するワケでして…、この曲の凄いトコロは…ってかPink Floyd全編に言えるんだけど、基本的に普通にフォークギターで奏でるようなコード進行での曲ばかりなんだよね。それが何故かもの凄く神秘的な雰囲気にまで昇華してしまうところが彼らのマジックなワケで、更にギターソロですら歌の一部として完璧に完成されているのも「Comfortably Numb」の特徴的なトコロですな。

 ふと思い出してちょっと前のギルモアのソロライブの時の事を思い出したのだな。そういえば…って。何を?って言うとさ、このソロライブってオフィシャルのDVDも出ているんで簡単にYouTubeでも見れるんだけど、David Bowieが歌っているのがあってさ…、アレをボウイが歌うとどうなるんだ?みたいな興味があって当時結構ヤキモキして探した記憶あって…、そこで聞けたのは「?」ってなメロディだったんで(笑)。まぁ、ボウイらしいっちゃボウイらしいんだけど、ちょっと雰囲気出しきれなかったんかな〜みたいな感じ。んで、2002年頃には本当に驚いたんだが、ケイト・ブッシュが歌ってるんだよね、「Comfortably Numb」をさ。コレもまた無茶苦茶興味津々でさ…ケイト・ブッシュも大好きだし、どんなんなんってるんだろ?って思うワケ。今の時代、簡単に見れます、コレ。まぁ、昔も探して聞いたんだが…、こちらはフォークギターとピアノでの演奏にケイト・ブッシュが歌っているっていう構図で、残念ながらケイト・ブッシュらしいぶっ飛んだ歌唱での歌にはなっていなかったっていうのはあるけど、何かロックの歴史を感じるものだったなぁ。面白いのはフォークギターを弾いてケイト・ブッシュに歌わせていたギルモアがギターソロになるとエレキを持ち出してあのソロをキメてくれるっていう…。

 1980年の「The Wall」ツアーで見られる…この名曲では、ギルモアとスノーウィー・ホワイトのギターの掛け合いが壁の上で見られるというハイライトも忘れられない…それはロジャー・ウォーターズの単独のベルリンライブでも再現され、そのスノーウィー・ホワイトとRick Di Fonzoとの掛け合いが聴けて感動的だった…そして最近の極めつけはロジャー・ウォーターズのロンドンでのライブにギルモアが飛び入りしてギターを弾いているヤツ…これオフィシャル出てる?その間にライブエイトもあるか…。いやいや、ホントにね、時間が経てば経つほどに深みの増してくるバンドってそうそう無い中で、ピンク・フロイドってのはかなり異質で、どんな時でも楽しませてくれる不思議…、Comfortably Numb♪











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フレ
Posted byフレ

Comments 3

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クリタカ  
悲痛なシーンの流れてた曲

 部屋でうずくまる主人公の”ピンク”を係員が無理矢理ステージに引きずって行くんですよね。フィナーレの前のハイライトシーンでした。興奮剤みたいな注射を打たれたりしてましたっけ・・・

2013/09/13 (Fri) 20:24 | EDIT | REPLY |   
風呂井戸  

 もう何も言うこと無いですね、この曲と彼等(ギルモアとウォーターズ)の演奏は。
 ギルモアは彼のステージで最も最高潮をこの曲で作り上げるし、ウォーターズも彼の子供時代の発熱時の記憶とか、映画ではピンクの意識外に陥るシーンなどから、彼の記憶の世界を描こうとするし・・・・。ウォーターズの歌の部分は、意外にあの独特の唄い回しで力んでいないだけに、かえって他の連中にとってはそのムードを出すのは難しいようだ。私が聴いてきた中では、やっぱり意外にリック・ライトが唄ったのが一番ウォーターズに迫っていた。
 又、ウォーターズのステージでは、ギルモアのギター部分は現在のDave Kilminsterが最もこの曲をうまく再現して演奏していますが、あの先頃のギルモアが参入してのステージを比べてみても、負けてないですね。
 感動ものは、ウォーターズの再起であった1990年「Live in Berlin」の当時の”The Bleeding Heart Band”のRick DiFonzoとSnowy Whiteのペアが迫力があった。そうそうRick DiFonzoは後にプロデュサーみたいなことをしてましたが、今はどうしているのでしょうか?。

2013/09/14 (Sat) 00:04 | EDIT | REPLY |   
フレ  
Comfortably Numb

>クリタカさん
あぁ、映画もまた見たくなってきたなぁ…。時間かかるよな〜(笑)。

>風呂井戸さん
ライトが歌ったのが一番合うってのはそうですね、確かに違和感があまりなかった…。しかし良い曲だなぁ〜、ベルリンのも感動的だった…これもまた見たいと思ってるんですが、なかなか一気に見る時間を撮る勇気がない(笑)。

2013/09/15 (Sun) 20:57 | EDIT | REPLY |   

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