Buddy Guy - Rhythm & Blues

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Buddy Guy - Rhythm & Blues (2013)
Rhythm & Blues

 今のところロックの世界での最年長ってのは多分ストーンズが代表格になるんだろうが、それでも60歳過ぎたくらいか。ロカビリー時代の人もいるけど、まぁ、それはともかくとして、驚くのはブルースの方で、多くが若くして天命を全うしていたり古過ぎて既にいなかったりするのだが、とんでもないジジイがひとりいる。バディ・ガイだ。B.B.Kingも80歳くらいだっけ?現役っちゃあ現役だけどある意味歳相応かな〜って感じだから長生きして楽しませてください、って感じだけど、バディ・ガイはぶっ飛びだ。今でもロック界に殴り込んでくる勢いのプレイで…ってかブルース・ロッカーだろ、この人は。歳を重ねてもこんだけできるんだぜ、そしてその分厚みも増してるから誰も太刀打ち出来ない領域に突入中。全盛期のジミヘンそのままをやってる人という認識が一番しっくり来るんです。

 何と76歳にして新作ブルース・ロック2枚組アルバム「Rhythm & Blues」だ。2枚組だぜ、全く…しかもゲスト多数。だからと言ってゲスト陣に助けられてのアルバムじゃない。しっかりと自分のカラーでのアルバムでゲストはあくまでもゲストでしかないという位置付けで、どんなヤツが来てもバディ・ガイのギタープレイで軽くぶっ飛ばしてくれているのが気持ち良い。どんなジジイだ、全く。エアロスミスとかキッド・ロックとか軽くあしらってるし(笑)。歌声にしてもギタープレイにしても何ら調子が悪いところはないし、現役バリバリでともすればかなり傑作なアルバムなんじゃないか?っていう作品だ。歳と共にどんどんと作品の質が上がっていくってのが凄い、そしてどんどん自分が好む音になっていくんだから…。いや、ホントに全盛期のジミヘンが目の前でやってる感じなんだよ。あんなトリッキーじゃないけどさ、こうあってほしい、ってトコにきちんと音が入ってくる…気持ちの良いギターが入ってくるんだもん。トーンも最高で、フレーズだってお得意の手癖だけなんだが、気持ち良い。コレ、重要。聴いてて、「よし、来い!」ってトコロで絶対来る、いいねぇ〜♪

 こういうギターってコピーできるんかなぁ〜なんて思う。何度もこういうのに挑戦したけど自分じゃまるで出なかった…破片すらも真似できなくてさ、もう根底から違うんだと実感してて、それ以来この手の音は大好きだけど聴くだけだな。どんだけ弾いても弾けないんだもん。ブルース大好きで弾くんだけどさぁ〜、インギーとかの方がまだ簡単なんじゃないか?なんて思ったり(笑)。いや、結局自分にギターの才能がないだけなんですがね(笑)。気持ち良いんでもう一回聴こう〜♪










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フレ
Posted byフレ

Comments 3

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クリタカ  
ウチのオヤジの二つ下

 若いバンド連中(特に日本の)や大人数で踊ってるアイドル達が自分達の事を「私たちアーティストは~」とか言ってます。
 はぁ?何ゆうたはりますのん?
実力もないのに膝まで下げてへタッピーなギターを弾いたり、おんなじ服着て尻振りながら音痴な歌を合唱するあなた方には「アーティスト」などと自称してはいけません。CD出せば芸術家になれるとでも?世間が許しても、私は許しません。
なぜなら「アーティスト」というのは、このバディ・ガイの様な人のみ使う事が許されるっ肩書きなのですから。
 私の父とほぼ同年代・・・想像つきませんね。鳥肌フレーズに情感ヴォイス・・・ん~壮絶!

2013/09/07 (Sat) 17:37 | EDIT | REPLY |   
フレ  
>クリタカさん

今の日本語を昔のような硬い意味で捉えるとまるで異なる場合がありますな。
アーティスト?テレビに出ればアーティストだろ、とか(笑)。
バンド?楽器持って人前に並べば良いとか?
ロック?ビートが効いてれば良いとか?

バディはアイドルだぜ♪

2013/09/08 (Sun) 09:51 | EDIT | REPLY |   
PERO  

Evil Twinのギターソロはブラッドとジョーが弾いて、バディーはサイドに徹してるのではないのでしょうか。

2017/11/27 (Mon) 09:43 | EDIT | REPLY |   

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