Jess And The Ancient Ones - Jess And The Ancient Ones
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Jess And The Ancient Ones - Jess And The Ancient Ones (2012)

陰鬱なポーランドの呪縛から離れて、次に行き着いた先はちょっと前から気になっていたJess And The Ancient Onesと言うバンド。シーンそのものを見ているとどうも面白いことに70年代のサバスやヒープ系をルーツとしたようなバンドが幾つか出て来ている様子で、ほっほ〜と気にしてたのだった。Jess And The Ancient Onesってのは恒例の浅井コレクションからの紹介だったのでいつも楽しませてもらってます♪
「ジェス・アンド・ジ・エインシェント・ワンズ」。アルバムデビューは2012年となるフィンランドのJess And The Ancient Onesというバンド、聴いて一発で気に入る人がこのブログに来ている人なら多いんじゃないだろうか。どう聴いても否定する要素がない。世間的にはドゥーミーなバンド…と語られるようだが自分的には全然そのドゥーミーさを感じることもなく、普通に70年代のあのヘンのバンドを聴いているような感覚でして…、ただこういう女性ボーカルってのはいなかったなぁ〜とアイディアの良さに舌を巻く。いつもの例えになるが、Babe Ruthのヤニタ嬢なんだよな、この手の歌ってのは自分的には。ただもっと確かにドゥーミーってのかやや呪術的な歌い方だからかな。面白いのはギターのリフがBlack Sabbathが得意としていて半音進行の不気味さをきちんと研究して用いていると言うのか、更にヒープのオルガンの悪魔的サウンドも取り入れているし、それでいてきちんと聴きやすい曲進行が多いので歌もしっかりと流れていく。フックがやや弱い部分あるけど、そういう形態を取っているバンドだからキャッチーなフックは要らないのだろう。音を聴くとどれもこれもハッとするくらいに70年代。
「ジェス・アンド・ジ・エインシェント・ワンズ」ではA面最後とB面最後に12分くらいの大作が並ぶ…そういう風に配置されているのも懐古的な曲順だなと思ったりするので、アナログ的に聴くのが良いんでしょう。その二曲の大作はこのバンドの真髄がみっちりと詰め込まれているかのように、決して単調になることなく幅広い音楽性を持ちながらもハードロック…オーソドックスなハードロックに執着しているかのような展開を見せてくれるのが面白い。音作りも古臭いし…、とは言え、懐古的な部分だけで売っているワケでもなく、しっかりと今のシーンに一石を投じるかのようなスタイルに仕上がっている面もあるので今後が楽しみ。ヘタしたらとんでもない傑作を出してくれるんじゃないか?なんて期待をしちゃうよ、こういう音だと。今作「Jess And The Ancient Ones 」はもちろん快心のデビュー作で、アルバムとして聴いた場合はまだまだポテンシャル秘めてる感じなので期待満点のバンド。

陰鬱なポーランドの呪縛から離れて、次に行き着いた先はちょっと前から気になっていたJess And The Ancient Onesと言うバンド。シーンそのものを見ているとどうも面白いことに70年代のサバスやヒープ系をルーツとしたようなバンドが幾つか出て来ている様子で、ほっほ〜と気にしてたのだった。Jess And The Ancient Onesってのは恒例の浅井コレクションからの紹介だったのでいつも楽しませてもらってます♪
「ジェス・アンド・ジ・エインシェント・ワンズ」。アルバムデビューは2012年となるフィンランドのJess And The Ancient Onesというバンド、聴いて一発で気に入る人がこのブログに来ている人なら多いんじゃないだろうか。どう聴いても否定する要素がない。世間的にはドゥーミーなバンド…と語られるようだが自分的には全然そのドゥーミーさを感じることもなく、普通に70年代のあのヘンのバンドを聴いているような感覚でして…、ただこういう女性ボーカルってのはいなかったなぁ〜とアイディアの良さに舌を巻く。いつもの例えになるが、Babe Ruthのヤニタ嬢なんだよな、この手の歌ってのは自分的には。ただもっと確かにドゥーミーってのかやや呪術的な歌い方だからかな。面白いのはギターのリフがBlack Sabbathが得意としていて半音進行の不気味さをきちんと研究して用いていると言うのか、更にヒープのオルガンの悪魔的サウンドも取り入れているし、それでいてきちんと聴きやすい曲進行が多いので歌もしっかりと流れていく。フックがやや弱い部分あるけど、そういう形態を取っているバンドだからキャッチーなフックは要らないのだろう。音を聴くとどれもこれもハッとするくらいに70年代。
「ジェス・アンド・ジ・エインシェント・ワンズ」ではA面最後とB面最後に12分くらいの大作が並ぶ…そういう風に配置されているのも懐古的な曲順だなと思ったりするので、アナログ的に聴くのが良いんでしょう。その二曲の大作はこのバンドの真髄がみっちりと詰め込まれているかのように、決して単調になることなく幅広い音楽性を持ちながらもハードロック…オーソドックスなハードロックに執着しているかのような展開を見せてくれるのが面白い。音作りも古臭いし…、とは言え、懐古的な部分だけで売っているワケでもなく、しっかりと今のシーンに一石を投じるかのようなスタイルに仕上がっている面もあるので今後が楽しみ。ヘタしたらとんでもない傑作を出してくれるんじゃないか?なんて期待をしちゃうよ、こういう音だと。今作「Jess And The Ancient Ones 」はもちろん快心のデビュー作で、アルバムとして聴いた場合はまだまだポテンシャル秘めてる感じなので期待満点のバンド。
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