Collage - Safe
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Collage - Safe (1995)

諸外国のイメージや印象ってのは自分の場合、映画から影響を受けてイメージを創り上げてしまったことが多い。アメリカや英国ってのは文化網も広いので割と万人共通のイメージや印象があると思うのだが、その他となるとドイツやイタリア、スペインなんかはある程度共通している気もするが、そこから先となると果たして…。音楽面で言えばフィンランドやオランダ、スウェーデンあたりまでなら何となくイメージ付くんだけど、トルコやらスロバキアやらポーランドとなるともう分からない。どんなイメージを持ちますかと訊かれても答える術い。知識がない。ポーランドの映画監督と言えば自分は何故かロマン・ポランスキーが浮かぶ。更にドイツ占領下時期のポーランドの悲劇を描いた映画のイメージが残っていて、どうにも抑圧下、制圧下での状況に耐え忍んだ国民、という印象だ。だから明るい音が出てこなくて不思議はないし、ポーランド産の音に陰鬱暗鬱なモノを感じるのは当たり前でもあり、国民性でもあるだろうと勝手に解釈しているのだった…。
そのポーランドから出て来たCollageというバンドの1995年の作品「Safe」を聴いてみた。そもそもはSatelliteというバンドそのもの…と言うかCollageの主要メンバーがSatelliteとバンド名を変えて活動していたのがSatelliteであって、母体はCollageだそうで。事情はよくわからんから同じようなバンド、として位置付けているけど、そのウチ色々解明するかもしれない…自分的に。だから音楽性も似ているんだろうな、と思ってたけど結構異なっていたのは興味深い。本作「Safe」を聴く限りではかなり環境音楽に近い…フュージョンに近いと言うか、軽さ綺麗さが出ている部分が多くて、簡単に言えば表面上は変わらない感じするけど本質がロックじゃない、とは言い切らないけど軽い部分あるな、と。何かねぇ、綺麗にまとめて音楽を作ってる部分が優先していてロックってのは二の次だったんだろうな、みたいな。だから凝ってるし音もはみ出てないし綺麗にまとまっててもちろん力量もあるからテクニックも申し分ないし雰囲気的には相当楽しめる。だが、ただそれだけ…とは言わんけど流れてってしまうんだよね、自分には。ちょっとそこが物足りなかったのでSatelliteでの骨っぽさとは異なる側面に軽く衝撃を受けた。
かと言って聴いてみて悪いかってなると、それは無くて、雰囲気的にポーランドの伝統はきちんと底辺に流されながら美しく仕上げられてて、歌にしても熱く歌われている…クールに、か。アルバムとしてはちょっとメリハリがない気もするが、1995年でしょ?突出してたんじゃないかな〜、当時は全然知らなかったけど。多分アルバムによって色合いが異なるんだろうからまた幾つか聴いてみたいとは思うよね。自分はもうちょっとドロ臭いのが好きだね。

諸外国のイメージや印象ってのは自分の場合、映画から影響を受けてイメージを創り上げてしまったことが多い。アメリカや英国ってのは文化網も広いので割と万人共通のイメージや印象があると思うのだが、その他となるとドイツやイタリア、スペインなんかはある程度共通している気もするが、そこから先となると果たして…。音楽面で言えばフィンランドやオランダ、スウェーデンあたりまでなら何となくイメージ付くんだけど、トルコやらスロバキアやらポーランドとなるともう分からない。どんなイメージを持ちますかと訊かれても答える術い。知識がない。ポーランドの映画監督と言えば自分は何故かロマン・ポランスキーが浮かぶ。更にドイツ占領下時期のポーランドの悲劇を描いた映画のイメージが残っていて、どうにも抑圧下、制圧下での状況に耐え忍んだ国民、という印象だ。だから明るい音が出てこなくて不思議はないし、ポーランド産の音に陰鬱暗鬱なモノを感じるのは当たり前でもあり、国民性でもあるだろうと勝手に解釈しているのだった…。
そのポーランドから出て来たCollageというバンドの1995年の作品「Safe」を聴いてみた。そもそもはSatelliteというバンドそのもの…と言うかCollageの主要メンバーがSatelliteとバンド名を変えて活動していたのがSatelliteであって、母体はCollageだそうで。事情はよくわからんから同じようなバンド、として位置付けているけど、そのウチ色々解明するかもしれない…自分的に。だから音楽性も似ているんだろうな、と思ってたけど結構異なっていたのは興味深い。本作「Safe」を聴く限りではかなり環境音楽に近い…フュージョンに近いと言うか、軽さ綺麗さが出ている部分が多くて、簡単に言えば表面上は変わらない感じするけど本質がロックじゃない、とは言い切らないけど軽い部分あるな、と。何かねぇ、綺麗にまとめて音楽を作ってる部分が優先していてロックってのは二の次だったんだろうな、みたいな。だから凝ってるし音もはみ出てないし綺麗にまとまっててもちろん力量もあるからテクニックも申し分ないし雰囲気的には相当楽しめる。だが、ただそれだけ…とは言わんけど流れてってしまうんだよね、自分には。ちょっとそこが物足りなかったのでSatelliteでの骨っぽさとは異なる側面に軽く衝撃を受けた。
かと言って聴いてみて悪いかってなると、それは無くて、雰囲気的にポーランドの伝統はきちんと底辺に流されながら美しく仕上げられてて、歌にしても熱く歌われている…クールに、か。アルバムとしてはちょっとメリハリがない気もするが、1995年でしょ?突出してたんじゃないかな〜、当時は全然知らなかったけど。多分アルバムによって色合いが異なるんだろうからまた幾つか聴いてみたいとは思うよね。自分はもうちょっとドロ臭いのが好きだね。
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