The Cure - Pornography

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The Cure - Pornography (1982)
Pornography (Dlx)

 暑い夏の日なんだからもっとスッキリと清涼感のある音を聴いていたら良いんじゃないかと思うこといつもなのだが、なかなかそういうワケにもいかず、結局季節や気温とは関係のないロックライフを送るのだった。レゲエやスカとかダブ、もしくはフュージョンとかってのが夏に良いんだろうな〜とか、ジャズボーカルなんかも夜なら良いんじゃないかな〜とか思ったりはしているものの結局ヘンなロックばかり。それはそれで面白いから良いか、と聴きかじっているくらいなんですけどね。そういえば最近ロック雑誌もまともに読んでないな…、本屋に行く機会が減ったからだろう。CDやレコード屋に顔を出さなくなったのと同じく本屋にも行く回数が減った。行けば楽しむのは変わらないけど、今後電子本が普及していくとCDの二の舞な構図が繰り返されるのだろうか。電子本もなぁ…、まともにはまだ未体験…未体験じゃないけど、iPhoneでは読みにくいんでMacで?は読まないからiPadとか?だからiPadの使い道ってそれくらいしかないんだが、そこまでして買うなら本買うだろ(笑)。

 80年代同時期の自分が言うところのあちら側のロックの世界に在籍していたバンドをアレコレと舐め回している昨今、再発見するほどのバンドはあまり見当たらないのだが、本日のThe Cureはちょっと響いた。1982年にリリースされたThe Cureとしては4枚目になる「Pornography」という作品、今じゃデラックス・エディションも出ているくらいだから相当売れたし名盤扱いなのだろう。自分はもちろん当時若干触った程度でそれ以降はほとんど聴いたことがないのである意味初トライとも言えるか。パッと聴いた印象ではU2のボノの歌い方やエッセンスがまるで同じって印象。突き放したように尖った歌い方でね、声のトーンとしてはそれほど幅があるわけじゃないけどロック的、ってかパンク的エッセンスが強いのだ。楽曲はやや民族的なリズムを強調した感じはあるけどソリッドに攻め立ててくる独自の世界観が面白い。この手のバンドの中では自分には一番聴けるアルバム…バンドかな。歌も曲調もギターもリズムも本質も面白い感じあるし、一言で言えばロック的。

 自分の好みはこのロック的ってところに集約されるんだろうなぁ、とつくづく実感したね、これ。曲調の話じゃなくてバンドの本質的なトコロの意味で。そりゃ知らないしさ、音聴いたくらいでわかるのか、って話だがわかるんだよ(笑)。The Cureか…、そういえばPage & Plantで一人The Cureからのギタリストが参加していて、何で?って思ったけど、まぁ、わからんでもないな、と。「Pornography」はそんな印象を持ったアルバムでしたね。多分ハマれる人にはバイブルになるアルバムなんじゃないかな。




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フレ
Posted byフレ

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