The Smiths - Meat Is Murder

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The Smiths - Meat Is Murder (1985)
Meat Is Murder (Remastered)

 どうにも最近ちょいと「聴きたい音楽」を選択するのに考えてしまう事が多くなった。前からそりゃ「何にしよ〜かな〜」と思うのはあったけど、ここのトコロはどうにもそれ以上に「何か今、自分は聴きたいか?」って思うことが多くなった。歳だな(笑)。何かねぇ…ネット社会になってから、そしてここ最近の傾向的に思うのは新譜でも好きなバンドの情報でも何かそういうのを本気で探さないと、探せるようにしておかないと入ってこなくなった、ってことだ。SNSがどうのと言われつつも本人のTwitterとか興味ないし、Facebookはキライだし、HPは見に行かないといけないので全部見れないし、チェックは面倒だし、メルマガはウザいから入らないし、はて、そうすると適当な情報ってのはどこで入手するんだ?って話。だから新鮮な情報が入らなくなってきててねぇ…。

 1985年の名盤と言われることの多いThe Smithsのセカンドアルバム「Meat Is Murder」はもう昔からよく見たアルバム。そしていつもいつもキライなバンド(笑)。とは言ってもThe Smiths自体は色々あって何度も何度も聴いてるんだが…、いつ聴いても好きになれないしなりたいとも思わない。モリッシーの世界はちょっとダメです。じゃなんで?って話だが、好き嫌いではなくってインパクトとかロック的な立ち位置ではやっぱり重要だったり革新的ですらあったからじゃないだろうか。「Meat Is Murder」だってタイトルからして「ん?」って思うだろうし聴いてみるとやっぱり暗いし…ただジョニー・マーのギターセンスは見事だな〜とかわかるワケよ。歌が入ると「・・・。」となるんだが、最後の「Barbarism Begins at Home」なんてかっこ良いリフだもん。ワンパターンで攻め立ててるから王道ハードロックと変わらないスタンスでの楽曲なんだよ。ただ、ロック的には軽い…、ホントは全然軽くないけど、音だけは軽くしてるのかもしれない。ジャズコーのこの音とかキライなんだけどねぇ、自分(笑)。ドラムは80年代バリバリのチープサウンドだし、良いトコ全然ないのに名盤ってのがわかるからコワイ。

 時代を経てからのお話だが、この時代にこういう音は斬新だったり結局The Smiths以前、以降っていう機軸になったバンドでもある。ニューウェーブやネオアコの世界では明らかに帝王だろうし、軟弱さと適当さもこれまた英国らしくてロックしてる。何よりもそのモリッシーがニューヨーク・ドールズの親衛隊隊長だったってのが不思議なのだが…、それはともかく「Meat Is Murder」か…、やっぱり自分には合わないバンドだ。そうやって何度も聴くのだろう…。




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フレ
Posted byフレ

Comments 3

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クリタカ  
何十年も聴いてると・・・

そんな時期というか瞬間ありますよね。
私は数年に一度のなが~い周期で「ホントにこんなのが好きなんか?」と自問するような時期があります。
結局また刺激を受けセロトニンが活性化され気力も復活するワケですが・・・
それにしてもフレさんの「キライ」連発はお珍しい(笑)。

2013/07/15 (Mon) 11:23 | EDIT | REPLY |   
ひで  

スミスを理解するには歌詞も重要なファクターですから、モリッシーの世界観が合わないとまるでダメでしょうね。
自分も初めは輸入盤で聴いてたのでイマイチピンと来なかったのですが、訳詞を読んでから改めて聴くとジワジワ来たというか。
このアルバムも昔のイギリス盤は「ハウスーン・イズ・ナウ」が入ってなくて取っ付きにくい印象だったなー。
私はかなり好きなバンドなのでアルバムも全て持ってたりします。

2013/07/15 (Mon) 17:27 | EDIT | REPLY |   
フレ  
スミス…

>クリタカさん
多分生理的な側面でダメなんだと思います(笑)。

>ひでさん
歌詞ね…それがまた面白いけどネガでちょっと…ってトコです(笑)。
周りにも好きな人多くて聴いたんですが、やっぱりダメだったという話で…。

2013/07/15 (Mon) 22:00 | EDIT | REPLY |   

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