Joe Strummer & the Mescaleros - Rock Art & the X-Ray Style
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Joe Strummer & the Mescaleros - Rock Art & the X-Ray Style (1999)

毎年暑い季節がやってきて、汗かきながら様々な音楽を聴いているといつしか思い出して流す音がある。ジョー・ストラマーとメスカレロスのセカンドアルバム「Global a Go-Go」だ。自分ではこういう音世界を紡ぎ出している作品を他に知らないからしょうがない、コイツをひたすら聴くのだ。ダブとかレゲエとかそんな類のものはいくらでもオリジネイターやプレイヤーも含めて多数あるから多少浮気していけば色々と面白いアルバムにたどり着くのだろうが、ジョー・ストラマーの「Global a Go-Go」は実に色々なものをミックスした、しかもパンクとも言える尖り具合が散りばめられているので唯一無二な音世界になってしまっているのだ。だから他に聴くものを知らない、となる。
そこで今回は意外なことに紹介していなかったジョー・ストラマーとメスカレロスのファーストアルバムとなる「Rock Art & the X-Ray Style」を取り上げとこっかな、って言うよりもせっかくなので聴いていたところ。セカンドアルバム「Global a Go-Go」に比べればまだまだ未完成であそこまでの統一感とアルバム感はないけど実に久々にシーンに返り咲いてくれたジョー・ストラマーの作品としてはかなり見事に仕上がっている作品。もっとパンクでロックな勢いのあるアルバムだったらファンがThe Clashの再現ってことで大喜びして飛びついたんだと思うがそうはならない。前作「Earthquake Weather」の頃から、いや…、もっと前のThe Clash時代から既に気怠い音楽へと傾倒して時代時代にある新しい要素を織り交ぜ、且つ「The Punk is Atitude」とばかりにマインドはパンクのまま、というスタイルがジョー・ストラマーとミック・ジョーンズの世界観なのだから、音楽性については既にいわゆるパンクらしいものが出てくることはないのだった。その辺が難しかったんだが、今ならもうこういうのもわかる。ジョー・ストラマーのやりたいこと、表現したいことってのがわかってくる。
このファーストアルバム「Rock Art & the X-Ray Style」は言うならば「ロンドン・コーリング」から続く作品の延長線にあるものだ。気怠い中でのパンクイズム。自分はこういうジョー・ストラマーのスタイルにハマってしまったな〜、ジョー・ストラマーを通して新しい音楽の世界を知り、追求していくことが出来たってのあるもん。だからこの「Rock Art & the X-Ray Style」もたまに聴く。セカンドの「Global a Go-Go」は毎夏聴く。気持ち良いから。ジョー・ストラマーが亡くなってから10年以上経つけど、歌を聴くといつも身近にいる気がするよな。また新作がいつか出るかもな…くらい(笑)。実際何年も音沙汰なかった時にこの「Rock Art & the X-Ray Style」がひっそりと出てたし。でも凄く良いアルバムで…、ロックって、音楽ってこんなに気持ち良いのあるんだぜ、って言ってるかのようなアルバム。メンバーにこういうの、と納得させてやるのはなかなか大変だったんじゃないかとさえ思うし、その伝え方とかどんなんだったんだろ?とか思う。それらも含めて興味深いし音以上にジョー・ストラマーという人の表現性が楽しみになる一枚。

毎年暑い季節がやってきて、汗かきながら様々な音楽を聴いているといつしか思い出して流す音がある。ジョー・ストラマーとメスカレロスのセカンドアルバム「Global a Go-Go」だ。自分ではこういう音世界を紡ぎ出している作品を他に知らないからしょうがない、コイツをひたすら聴くのだ。ダブとかレゲエとかそんな類のものはいくらでもオリジネイターやプレイヤーも含めて多数あるから多少浮気していけば色々と面白いアルバムにたどり着くのだろうが、ジョー・ストラマーの「Global a Go-Go」は実に色々なものをミックスした、しかもパンクとも言える尖り具合が散りばめられているので唯一無二な音世界になってしまっているのだ。だから他に聴くものを知らない、となる。
そこで今回は意外なことに紹介していなかったジョー・ストラマーとメスカレロスのファーストアルバムとなる「Rock Art & the X-Ray Style」を取り上げとこっかな、って言うよりもせっかくなので聴いていたところ。セカンドアルバム「Global a Go-Go」に比べればまだまだ未完成であそこまでの統一感とアルバム感はないけど実に久々にシーンに返り咲いてくれたジョー・ストラマーの作品としてはかなり見事に仕上がっている作品。もっとパンクでロックな勢いのあるアルバムだったらファンがThe Clashの再現ってことで大喜びして飛びついたんだと思うがそうはならない。前作「Earthquake Weather」の頃から、いや…、もっと前のThe Clash時代から既に気怠い音楽へと傾倒して時代時代にある新しい要素を織り交ぜ、且つ「The Punk is Atitude」とばかりにマインドはパンクのまま、というスタイルがジョー・ストラマーとミック・ジョーンズの世界観なのだから、音楽性については既にいわゆるパンクらしいものが出てくることはないのだった。その辺が難しかったんだが、今ならもうこういうのもわかる。ジョー・ストラマーのやりたいこと、表現したいことってのがわかってくる。
このファーストアルバム「Rock Art & the X-Ray Style」は言うならば「ロンドン・コーリング」から続く作品の延長線にあるものだ。気怠い中でのパンクイズム。自分はこういうジョー・ストラマーのスタイルにハマってしまったな〜、ジョー・ストラマーを通して新しい音楽の世界を知り、追求していくことが出来たってのあるもん。だからこの「Rock Art & the X-Ray Style」もたまに聴く。セカンドの「Global a Go-Go」は毎夏聴く。気持ち良いから。ジョー・ストラマーが亡くなってから10年以上経つけど、歌を聴くといつも身近にいる気がするよな。また新作がいつか出るかもな…くらい(笑)。実際何年も音沙汰なかった時にこの「Rock Art & the X-Ray Style」がひっそりと出てたし。でも凄く良いアルバムで…、ロックって、音楽ってこんなに気持ち良いのあるんだぜ、って言ってるかのようなアルバム。メンバーにこういうの、と納得させてやるのはなかなか大変だったんじゃないかとさえ思うし、その伝え方とかどんなんだったんだろ?とか思う。それらも含めて興味深いし音以上にジョー・ストラマーという人の表現性が楽しみになる一枚。
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