Culture Club - Kissing to Be Clever

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Culture Club - Kissing to Be Clever (1982)
Kissing to Be Clever

 自分で言うポップス、って一体何なんだ?ってふと思ったり。時代時代によってそのポップスの原型ってのが変わっていくのだが、そういう元音源があって、そいつを無茶苦茶聴きやすいメロディにしてチャートに登場させるのがポップス、か。ただ、時代を追うごとに融合されるテイストが広がっていくからポップスってのはイコール売れ線、であって音楽のジャンルではないはずなんだな。ところがそういうのを総じてポップスと呼ぶからややこしい(笑)。自分もそんな定義を気にしないで売れ線っぽいのはポップス的と書いたりしてるんだからいい加減なもんでして…、えぇ、そんな感じですな。

 先日ロバート・パーマーを聴いてて、こんなにディープじゃないけど上手くこのヘンを出してポップスの領域にいたのがもしかしてカルチャー・クラブ?なんて思ったりしたから聴いてみた。とにかく久しぶりすぎるくらい久しぶりだからこんなチープな音作りだったっけ?ってのとものすごい実力派な人たちだったりする!?とか衝撃受けたり、さすがに世界の音楽シーンに出てくる人は歌がヘタってのがいない。驚くことに、と言うか驚くばかりの歌唱力を誇ってたボーイ・ジョージだからこそ色々あってもきちんとシーンで残っている人なんだな、ってのがある。それがさ、最初のアルバム「Kissing to Be Clever」からわかるワケよ。とにかく歌唱力が見事で、綺麗な声は当然ながら独特の語尾の巻き上げ方による歌唱や、艶やかな歌声どころか実は結構太く出したりもして歌唱力抜群で、しかも歌詞の作り方とかメロディの投げ方が凄く良く出来てて天性のモンだろ、これ?ってくらいに天才的な気がする。

 そんなことで、1982年リリースのファーストアルバム「Kissing to Be Clever」を聴いてて驚いたワケだ。カリプソやソウルやモータウンから流れてきた音楽をベースに軽快に当時の流行でもあったシモンズのドラムの音を入れて軽やかにダンサンブルに、そしてチープなホーンの音とともに聴かせてくれる意外なことに金字塔とも言えるアルバムなんじゃないか?思い切りリアルタイムだったから思い入れはあるとしても…、いや、自分が好んで聴いてたワケじゃないんですけどね…もちろん。ただ、多感期だし色々覚えちゃうし、そういう意味ではかなり覚えた。気持ち悪いとか言う以前に見て知ってたから質が悪い。おかげで英語の勉強にはなったけどさ(笑)。






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フレ
Posted byフレ

Comments 5

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デューク中島  
持ってました

当時 30歳位でしたが、割とすんなり受け容れられました。デュラン・デュランも好きだったし。その頃、仕事の関係先の50代後半の人に 「最近 お気に入りの音楽は何ですか?」って聞いたら「U2です。」と答えられて、唖然となり、「このオッサンに負けてたまるか!」と思ったことが きっかけかもしれません(笑)。

2013/07/08 (Mon) 22:41 | EDIT | REPLY |   
Who?  

センスはイイ…
メロディもキャッチーでVoも上手い…
PV全盛期でヴィジュアルもあれじゃあ…
売れない訳無いよね…
でもこの手の才能はイギリス発信なんだろうね…(^^;;

2013/07/09 (Tue) 00:26 | EDIT | REPLY |   
Shinyan  

ああ...昨日のコメント俺です

2013/07/09 (Tue) 21:44 | EDIT | REPLY |   
yuccalina  

私の得意分野キター!でございます。当時高校生でしたが、既に中学の時にトム・ロビンソン・バンドで、その手の話は織り込み済だったか為か、それほどショーゲキ受けなかったような?むしろ、8ビートギャグのイメージが強すぎて、笑っちゃうとこもあります。曲は良いですけどね。

2013/07/10 (Wed) 19:02 | EDIT | REPLY |   
フレ  
カーマカマ

>デューク中島さん
へぇ…、その年頃でもすんなり入っていけたもんなんですか?いや、多分競争心…(笑)。

>Shinyan
名前わざわざ書かんでもわかったw
売れないワケないよねとか考える前に知ってたし(笑)。

>yuccalinaさん
8ビートギャグが上手くてねぇ(笑)。いつ読んでもアレ、笑えます。

2013/07/11 (Thu) 21:53 | EDIT | REPLY |   

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