New Trolls - Concerto Grosso 3

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New Trolls - Concerto Grosso 3 (2013)
コンチェルト・グロッソ3
 昔の名前で出ています…イタリアでもまた(笑)。以前にそんなことをいくつか発見して呟いていたら色々とご教示を頂き、今は割とそのヘンが活性化していると言うお話でして、来日公演もいくつも目に付くので気になる人は多いだろうと。しかもそれが古い人間ばかりでなくきちんと若者にも知れ渡っていてしっかりと名が引き継がれていたり、音が聴かれていたりするのは文化継承的に大変喜ばしいことだと思う。そしてアーティスト側ももちろん才能ある方々なのでこれまでのブランクは多々あれど、やはりアーティスト。しっかりとした作品をリリースすることに変わりはないようだ。ここ最近のオールドタイマーミュージシャンやバンドが出してくる新作はホントにレベルが高い、と言うよりも昔の作品のレベルをしっかりと認識した上での新作が多く、無闇な挑戦をするだけでリスナーからの評判を下げるようなことは少なくなっている。きっとミュージシャン側も自身の作品を客観的に聴いてバンドのファンになっているんじゃないかな〜。

 New Trollsの新作「Concerto Grosso 3 」です。もちろんタイトルの「Concerto Grosso 」に惹かれて聴いているので、ソロでどんな音出してたとかバンドは実は存続していたとか色々なお話はさほど自分には縁がなく、やっぱり「Concerto Grosso」という音の響きです。その辺、ミーハーかもしれないですけど、全作品を聴いてどうのと言える程のリスナーではないんで(汗)。ま、そんだけのリスナーですが、とにかくNew Trollsの「Concerto Grosso」は結構聴いたしな〜、これぞイタリアンロックとも言えるクラシック作品でしかも熱い…暑苦しすぎるロック作品だったワケでね、斬新な衝撃を受けたんです。その3作目なのでやっぱ期待しちゃうワケです。しかも再編ライブとかじゃなくて新録音のスタジオ編で、しかもこのタイトル付けるってのは自信作でしょ。じゃ、ま、せっかく情報知ったので聴かないとね。

 ってことで「Concerto Grosso 3 」。印象的には伝説の「Concerto Grosso」シリーズとしては自分的にはちょっと変化しすぎているか。もっとコテコテに攻めてきても良かったのにどうも…ポップと言うかキャッチーな歌があったり、濃密ではないメロディだったりストリングスが弱い気がする。それはどうしても「Concerto Grosso」の世界観を求めてしまうと言う、あのコテコテ感が欲しいからだ。比べてもしょうがないけど…、ま、そう思えばこれはこれでこういう進化もあるのか、とも思えるか。そう聴かないとちょっと勿体無いもんね。でもな〜、もっともっと躍動してコッテリして暑苦しくなってほしかったのが本音っ!世の中知りすぎちゃったんじゃない?








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フレ
Posted byフレ

Comments 2

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風呂井戸  
恐ろしい・・・・

 イタリアの再結成は凄いのは知ってますが・・・・・。「Museo Rosenbach」そして「New Trolls」の新譜ですか。まさにイタレリア・プログレの源流ですね。あれだけ熱の入ったイタリア・プログレですが、ただ今、私は両方未聴のアルバムです。
 早い話が、あの世界が壊れるのがおそろしいといったほうが早い、そう言った気持ちにいます。多分そうなるのでは・・・・?そう考えるとやっぱり恐ろしい。

2013/06/18 (Tue) 21:58 | EDIT | REPLY |   
フレ  
>風呂井戸さん

あの世界が壊れるのは…
確かにその気持ちが一番強かったんですが、物は試しと(笑)。
聴いても、何度も聴くほどではないのでやはり往年のアルバムとは比べられないのが現実かな〜。

2013/06/20 (Thu) 19:33 | EDIT | REPLY |   

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