Riverside - Shrine of New Generation Slaves

2 Comments
Riverside - Shrine of New Generation Slaves (2013)
Shrine of New Generation Slaves

 人間、やっぱり病んでる音には弱いモンなんだろうか?(笑)いや、そういうワケでもないんだけど、芸術的に高評価な作品って大抵病んでるワケで、狂った人間の作品なんて大抵好評価だしそれのどこが良いんだ?ってのもあったりするが、どこかの段階でそれがわかる。納得しちゃう瞬間ってのがあって、要するにその作品と同調するタイミングがどんだけあるかってことで、普通に聴いててもなかなか理解できないんだがハマれば理解できちゃうってことだ。瞬間的なモノでもあるからわかりにくいけど人間にはそういう側面もあって大抵音楽を好きな奴ってのはそういう線にハマるヤツが多いらしい。最近はどうも自分もかなりダークネスな音から陰鬱な作品に手を伸ばしているのでどこか病んでるんだろう、きっと(笑)。

 2013年にリリースされたRiversideというポーランドのネオプログレバンドの新作「Shrine of New Generation Slaves」だが、かなり好評なのでそうか、どんなんだろ?ってのがきっかけですな。もちろんここ一連のネオプログレ系ってのも気分的にハマってるんで立て続けに聴いているんだけど、Riversideはどっちかっつうと自分の中では無茶苦茶陰鬱なバンドでもなくって結構ロックに近いラインにいるバンドという感じ。今作「Shrine of New Generation Slaves」ではそれが更にはっきりした。高評価を得ているのも納得の一枚だねぇ、これ。ただ、ちょっと垂れ流し的になってしまっているので集中力に欠けてしまったのは自分の問題として、ハードな畳み掛けから美しく聴かせるメロディーやソフトなライン、そこに退廃的なムードを入れ込んでいるので空の上からの音という感じは全くしなくってどっちかっつうとストリートから出てくる音にも聴こえるところが好感か。意味分からんだろうけど(笑)。

 何かね、独特の…こう…尻切れ感っつうのか、エンディングがそんな終わり?みたいなの多くて切なさを増しているとかさ、やっぱりメロディの悲しさや陰鬱さはさすが…ただあまり聴き慣れない旋律ってのはポーランド産だからか?ともすればポップスにもなってしまいがちなメロディもあったりするけど、全体を包み込む退廃さと美しさがバンドを彩っている。う〜ん、美しい…ちょっと攻撃性が足りないけどそういうバンドだ。叙情性はたっぷりだしね。




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フレ
Posted byフレ

Comments 2

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風呂井戸  
これは見逃せられない・・・・

 ポランド産なんですね。このバンドはノーマークでした。是非とも聴きたいです。とにかく・・・私も病んでいますので(笑)・・・・メロディの悲しさ、陰鬱さ、退廃的なムードとくれば、ちょっと興味をそそりますね。

2013/06/14 (Fri) 09:16 | EDIT | REPLY |   
フレ  
>風呂井戸さん

お?響きました?
アルバムも何枚かリリースされているんですが、今作はかなり良いです。
それまでのも十分に病んでるので面白いとは思います(笑)。

2013/06/14 (Fri) 21:45 | EDIT | REPLY |   

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