Terje Jesper & Joachim - Terje Jesper & Joachim

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Terje Jesper & Joachim - Terje Jesper & Joachim (1970)
Terje Jesper & Joachim

 最近めっきりとCD屋に顔を出す機会も減ってしまっていて、行けばそれなりに楽しむのは変わらないが、どうにも音を入手するスタイルが変わってしまったので足が向かない。よくCD屋さんも生き残っていけるものだ、と冷静に思ってしまうが…。昔は毎日とは言わないけど週数回はアチコチ見てってどこかに行く時には必ず近場の中古屋を覗いて何かと探して見つけていたものだが、そんなライフスタイルからも随分と離れてしまった…。ネットで買うという行為から今じゃネットでDLで入手する、ともすればyouTubeで丸ごと聴いてるって時代だ。面白いのは、自分のライブラリにあるの分かってるのにYouTubeで聴いてるって事もあってさ、それじゃ結局CDとか持っててどうすんだ?みたいになってきて…便利なのは良いのか悪いのかよく分かりません。

 本日もアサコレからのチョイスで‪Terje Jesper & Joachim‬ってバンド…なのかな?デンマークから出て来たトリオで60年代にはサイケハードってことでそれなりに名を成したことのある方々達によるバンドらしいですが、お陰様で‪Terje Jesper & Joachim‬ってバンドはサイケハードではないです。サイケハードだと言われていますが、そんなにサイケな感じはなくって、もっと正統派ハードロックに近い部分があると思う。ちょくちょくヘンなトコロは出てくるけど、効果的な使い方程度なので別にサイケを意識する必要もないくらい。それよりもベーシストのセンスがこれまた面白くて、そこに一筋縄では行かないドラムが叩かれていて、特筆すべきは歌だろうなぁ…、ほぼ全編ブチ切れてるんじゃないか、っつうくらいの熱唱型で聴いていて気持ち良い。

 楽曲は、単純と言えば単純だけどそれなりに練られていて展開があったりするのでそこも70年代の醍醐味そのままで聴けますね。そしてやっぱりこの時期のジャーマンハード的にある種どこにもルーツが見えない音、ブルースらしい影響はあるけど全然硬質で不思議な世界、それでも演奏はひたすら熱く繰り広げられるという、いつものジャーマン一派の味。そして驚くことにアマゾンにもCDが売っているのだ(笑)。アサコレって概ねCDやレコードを手に入れるのが大変なんで一気に紹介できないけど、Terje Jesper & Joachimってのはアマゾンでも買えるってくらいポピュラーになっているバンドなのかもしれない…。



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フレ
Posted byフレ

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kazz_asai  
幻の北欧HR

例のSHADOKがCD再発してくれなかったら、一生聴くこともなく終わっていたでしょうね。
といってもお得意のサイケ路線とは一味異なる純正ハードロックで、しかもHostやFlaxのようにブルースをベースにしながらもあまり重くならず軽快に切り込んでくるタイプ。私は大好きな作品です。

2013/06/07 (Fri) 20:31 | EDIT | REPLY |   
フレ  
>kazz_asaiさん

同じくアサコレに登場してくれなかったら一生聞くことがなかったバンドだと思うので感謝です。
ヘンにサイケな枕詞があったら聴いてないんで、先入観なしに聴けたのは良かったな〜と。

2013/06/08 (Sat) 09:58 | EDIT | REPLY |   

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