Moses - Changes

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Moses - Changes (1971)


 最近はTwitterもあまり発信する事が多くなくなってきた。多分それは自分のペースだけで進まないツールなので使いにくいというだけの事だろうと思う。SNS的にコミュニケーションを図るには良いだろうが、発信を主とした場合はペースが乱れてやりにくくなる。一方ではふらりと呟いて会話が弾む、ってことはあるが、そもそも独り言呟きツールなのだから会話になっちゃって良いの?って場合もあったりするし、面白いな〜って時もある。なかなかその辺が測れないツールかもしれんな〜と。まぁ、要は飽きてきたって話で、この世界もあと5年持つのかな…なんて思う。そうしたら次はどうなるんだろうね。BBSも廃れ、ブログもどんどん減っていき、RSSは低迷し、HP更新なんて素人ものはほとんど消え去り、Webもメディアが整備するものとなりつつあり、黎明期の面白さはどんどん消えていくワケで…、幸い普通に生きてればもう少しこの世界がどう進んでいくか見れるので楽しみではある。

 本日もヘンなのを拝借…なんと1971年にデンマークから出て来たバンド、Mosesのアルバム「Changes」です。このジャケットからしてダサいけど、音も負けじとダサいです。この時代の英国のロックとほぼ同様の音を出している、即ちブルースベースのロック、ハードに進んでるけどブルース・ロックな世界で、トリオ編成って事からクリーム的な狙いだったのかもしれない。もちろんそうはならずにGroundhogsみたいになってるけど。

 ワンパターンマンネリ的なギターフレーズやリフに思い切り予想通りのAメロBメロ、サビと続いてギターソロな感じで、何ら違和感のない、普通に英国ロックを通っていれば分かってしまう音ですが…、そうだな、敢えてMosesを聴く必要があるのか?と言われれば多分まるでないです。別に聴かなくても他に聴ける音だし、わざわざ売ってないレコードを探して手に入れるほどのものではないと思うが…、ただ、この頃のジャーマンハード系は独特の面白さがあって…、Mosesの場合はGroundhogsとも書いたけど、音的にはTen Years Afterの方が近いかも。ワンパターンだけど勢いで進めちゃうっつうかさ。そしてどこも光り輝くポイントがないのがB級。昔の自分のバンドにちょっと毛が生えたらこんなんかな、なんて勝手に思うバンドです。いや、そんな事ないけど、音的にはそんな感じ。ただ、歌メロもユニークで、これは英国じゃ出てこないかな、っていうセンス。だからそこまで聴ければ楽しめる世界。



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フレ
Posted byフレ

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kazz_asai  
音盤中毒

このMosesを買ったのはたしか10年くらい前だと思います。その頃はCDショップに足繁く通い、知らないバンド(70年代ハードロック限定ですが)を見かけると必ず買い求めたものですが、今ではほとんどネットで見かけたものを買っているのが現状です。
店頭でジャケットをためつすがめつして代金を払う価値があるのか吟味し、家に帰って針を落しあるいはCDトレイに乗せ、出てきた音に快哉を叫んだり肩を落したり…という昔からの慣習がなくなった今、音盤に対する熱意も比較にならぬほど低くなってしまいました。
少し意識改革をしなければ…と思いつつ、今日もAmazonで4枚ほど注文してしまいました。ダメですね。

2013/06/06 (Thu) 22:07 | EDIT | REPLY |   
フレ  
>kazz_asaiさん

全く見に染みるお話…、一枚一枚を丁寧に聴かなければと思いつつも…ってヤツですね。
それにしてもこれがジャケットを見ただけでハードロックとはわからないので、ギャンブルだったのかな、とも思います。もっとも他での知識の吸収は必須だったんでしょうけど。そこもまたロックの面白いところ。

2013/06/08 (Sat) 09:56 | EDIT | REPLY |   

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