Loudness - Hurricane Eyes
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Loudness - Hurricane Eyes (1987)

日本のヘヴィメタルバンドによる世界進出と言えばやっぱりラウドネスが一番メジャーだったか?それともその前に英国進出を達成していたバウワウか?みたいなトコロだろうと。ただ、バウワウの方が若干時期的に早かったのとヨーロッパ進出というのでやや趣が異なっていた。LAメタル全盛期にアメリカに渡って本場のシーンでそのままの姿で勝負したラウドネスだったけど、プロモーションとかどうだったのかな…、そんなにアメリカではウケたって感じまで行かなかったみたいな印象。実際は知らないです。それよりもやっぱりヨーロッパでウケたって話を後から聞くけど、その頃自分はと言えばあまり聴いてなかったのも事実でして…。
1987年にリリースされたラウドネスアメリカ進出後3枚目のアルバム「Hurricane Eyes」がこの頃の最高傑作だ、と聞いたのは随分と後になってからの話。当時はまたアメリカで新作出したらしいよ、ってくらいであまり気を引かず。その後日本語盤も出すってことらしいからアメリカじゃイマイチだったんじゃね?みたいなのも聞こえてきたくらい。まぁ、ガキ同志のうわさ話だったけどさ。そんな事もあって一方ではE.Z.Oがジーン・シモンズのプロデュースで…ってのは話題になってたからシーン自体は自分も知ってたらしい。この「Hurricane Eyes」はエディ・クレイマーによるプロデュースで、後で思えば結構な騒ぎのハズだが当時はまだ自分もそこまでディープに知らなかったので、何とも話題に乏しかった。
かなり後になってから聴いたけどさほどでもなかった。で、今だ。「Hurricane Eyes」…とんでもないアルバムでした。今更気づくな、ってくらい遅いけど、これ、何処のバンド?ってくらいのぶっ飛び具合。幾つかの鍵盤が入った曲ではアメリカ狙ったのか?って気もするけどアメリカ的な音じゃない。かと言ってヨーロッパか?ってぇとまるでそんな事もない。だから国籍不明な音に仕上がってる。これはもう日本のバンドの音じゃないよ、全然。日本でこんな音出せないもん。だから多分全世界の人が「これ何処のバンドの音?」って不思議に思ったんじゃないだろうか?その唯一無二の個性が生きれば良かったんだろうけど、そうは行かなかったのが世界の壁か。
ホントにさ、とんでもないアルバムで世界で聞けたアルバムなのに…って勿体無い感ありありな作品。否定的に書けばちょっとどこもかしこもマイルドに収まりすぎてるってのあるけど、それも相当のクォリティでの話だから、もっとキャッチーなのがあったらLAメタルシーンに入ってたかも。そうするとラウドネスらしさが無くなるし、どこか日本語だったらしっくり来るであろうメロディラインがクセになるか。一方日本語バージョンだとそれはそれで音に違和感あったりするから難しい。スゲェな、やっぱ。日本を超越したバンドです、間違いなく。

日本のヘヴィメタルバンドによる世界進出と言えばやっぱりラウドネスが一番メジャーだったか?それともその前に英国進出を達成していたバウワウか?みたいなトコロだろうと。ただ、バウワウの方が若干時期的に早かったのとヨーロッパ進出というのでやや趣が異なっていた。LAメタル全盛期にアメリカに渡って本場のシーンでそのままの姿で勝負したラウドネスだったけど、プロモーションとかどうだったのかな…、そんなにアメリカではウケたって感じまで行かなかったみたいな印象。実際は知らないです。それよりもやっぱりヨーロッパでウケたって話を後から聞くけど、その頃自分はと言えばあまり聴いてなかったのも事実でして…。
1987年にリリースされたラウドネスアメリカ進出後3枚目のアルバム「Hurricane Eyes」がこの頃の最高傑作だ、と聞いたのは随分と後になってからの話。当時はまたアメリカで新作出したらしいよ、ってくらいであまり気を引かず。その後日本語盤も出すってことらしいからアメリカじゃイマイチだったんじゃね?みたいなのも聞こえてきたくらい。まぁ、ガキ同志のうわさ話だったけどさ。そんな事もあって一方ではE.Z.Oがジーン・シモンズのプロデュースで…ってのは話題になってたからシーン自体は自分も知ってたらしい。この「Hurricane Eyes」はエディ・クレイマーによるプロデュースで、後で思えば結構な騒ぎのハズだが当時はまだ自分もそこまでディープに知らなかったので、何とも話題に乏しかった。
かなり後になってから聴いたけどさほどでもなかった。で、今だ。「Hurricane Eyes」…とんでもないアルバムでした。今更気づくな、ってくらい遅いけど、これ、何処のバンド?ってくらいのぶっ飛び具合。幾つかの鍵盤が入った曲ではアメリカ狙ったのか?って気もするけどアメリカ的な音じゃない。かと言ってヨーロッパか?ってぇとまるでそんな事もない。だから国籍不明な音に仕上がってる。これはもう日本のバンドの音じゃないよ、全然。日本でこんな音出せないもん。だから多分全世界の人が「これ何処のバンドの音?」って不思議に思ったんじゃないだろうか?その唯一無二の個性が生きれば良かったんだろうけど、そうは行かなかったのが世界の壁か。
ホントにさ、とんでもないアルバムで世界で聞けたアルバムなのに…って勿体無い感ありありな作品。否定的に書けばちょっとどこもかしこもマイルドに収まりすぎてるってのあるけど、それも相当のクォリティでの話だから、もっとキャッチーなのがあったらLAメタルシーンに入ってたかも。そうするとラウドネスらしさが無くなるし、どこか日本語だったらしっくり来るであろうメロディラインがクセになるか。一方日本語バージョンだとそれはそれで音に違和感あったりするから難しい。スゲェな、やっぱ。日本を超越したバンドです、間違いなく。
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