人間椅子 - 羅生門
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人間椅子 - 羅生門 (1993)

そっか、筋肉少女帯と人間椅子って仲良いんだ?言われて初めて知ったが、そりゃそうか、と妙に納得。とことんまでこだわる変態的嗜好とその対象物が江戸川乱歩と言うのも共通項なワケで、ヘヴィメタルへの傾倒とプログレッシブ・ロックとも呼べる楽曲の構築美など共通するところは多々あることに気づいた。いや〜、全然角度が違ったからそんな風には見たことがなかったんでその当たり前の共通項に気づかなかった。
ってことで1993年のメジャー4枚目のアルバム「羅生門」なんてのに手を伸ばしてみる。人間椅子って自分的には当然ながらイカ天に出た時の印象が強くてその後のアルバムは聴いたけど、英国70年代HR/HMの模倣をしながら江戸川乱歩との融合を測り、更にねずみ男衣装に象徴されるように奇抜な怪奇ゲテモノバンドっていう認識でしてね、その後も実は英国70年代HR/HMサウンドを中心とした独自世界を築き上げて云々ってのは知ってたけど別に好んで聴いてはいなくて。ってのもそれなら本家本元聴いて楽しんでたからってのが大きい。だからそんなに聴き込んでいないのはあるが、やってる音が音なので、聴けばそうか、ってのは自分的には実に分かりやすい音世界なんで…。
「羅生門」ってこういうジャケットのイメージなんだ…とまずそこからになるが、自分の思う「羅生門 」という門とはちょっと違うなぁ…。でも多分このジャケットの方が近いんだろう。そんな事を思いながら聴いていくんだが、単純に言えば英国70年代HR/RMと日本文学の融合というのは勿論変わっていないが、もちっと聴きやすいと言うかシンプルになった部分が多いか。気合の一曲ってのはタイトル曲の「羅生門」あたりで、本領発揮か?それまではもちろん王道制覇ではあるが、フックに欠ける感じ。冒頭の「もっと光を!」あたりは日本語じゃなきゃ凄くかっこ良いだが、それを日本語でやるからインパクト絶大。ロックって変わっていくんだな〜なんて思って聴いてた。
バンドとしては絶対好みの音なんだが、なかなかハマるまで聴き込めないのは多分自分がバンドで演る場合の音に近いからだと思う。歌詞は全然世界観違うけど、音だけ聴けば分かっちゃうし、共感もする。興味深いバンドなのでまた他の作品も良いかも。

そっか、筋肉少女帯と人間椅子って仲良いんだ?言われて初めて知ったが、そりゃそうか、と妙に納得。とことんまでこだわる変態的嗜好とその対象物が江戸川乱歩と言うのも共通項なワケで、ヘヴィメタルへの傾倒とプログレッシブ・ロックとも呼べる楽曲の構築美など共通するところは多々あることに気づいた。いや〜、全然角度が違ったからそんな風には見たことがなかったんでその当たり前の共通項に気づかなかった。
ってことで1993年のメジャー4枚目のアルバム「羅生門」なんてのに手を伸ばしてみる。人間椅子って自分的には当然ながらイカ天に出た時の印象が強くてその後のアルバムは聴いたけど、英国70年代HR/HMの模倣をしながら江戸川乱歩との融合を測り、更にねずみ男衣装に象徴されるように奇抜な怪奇ゲテモノバンドっていう認識でしてね、その後も実は英国70年代HR/HMサウンドを中心とした独自世界を築き上げて云々ってのは知ってたけど別に好んで聴いてはいなくて。ってのもそれなら本家本元聴いて楽しんでたからってのが大きい。だからそんなに聴き込んでいないのはあるが、やってる音が音なので、聴けばそうか、ってのは自分的には実に分かりやすい音世界なんで…。
「羅生門」ってこういうジャケットのイメージなんだ…とまずそこからになるが、自分の思う「羅生門 」という門とはちょっと違うなぁ…。でも多分このジャケットの方が近いんだろう。そんな事を思いながら聴いていくんだが、単純に言えば英国70年代HR/RMと日本文学の融合というのは勿論変わっていないが、もちっと聴きやすいと言うかシンプルになった部分が多いか。気合の一曲ってのはタイトル曲の「羅生門」あたりで、本領発揮か?それまではもちろん王道制覇ではあるが、フックに欠ける感じ。冒頭の「もっと光を!」あたりは日本語じゃなきゃ凄くかっこ良いだが、それを日本語でやるからインパクト絶大。ロックって変わっていくんだな〜なんて思って聴いてた。
バンドとしては絶対好みの音なんだが、なかなかハマるまで聴き込めないのは多分自分がバンドで演る場合の音に近いからだと思う。歌詞は全然世界観違うけど、音だけ聴けば分かっちゃうし、共感もする。興味深いバンドなのでまた他の作品も良いかも。