筋肉少女帯 - 仏陀L
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筋肉少女帯 - 仏陀L (1988)

刺激的な仲間との邂逅は自らを活性化させ更に己を鍛えねばとも思う側面を持ちつつも、やっぱ面白い〜ってのは良い事だ、と単純に甘んじているってことで日夜ロックな人生を生きていくには必要なスパイス。何だろ、ああだこうだってのは色々あるけど、事モノの話じゃなくってスタンスとか捉え方とかそっちの会話での議論…議論っつうか疎通。そこで方向が見えているとなるほど、と相手側の論理を読みながらの理解になるから納得しやすくなるし筋も見やすくなる。ここがレベル感なのかもしれん。会話がラク、って言い方が妥当かもしれんが、まぁ、楽しめたって事とその後に自分を再認識、再確認するってことで自分の考えが明確になることも多い。正解なんてわからないことだが、なにか一つ前に進んだ気がする一日。その流れの中心にいたのがなぜか筋肉少女帯だった(笑)。
1988年リリースのメジャーでのファーストアルバム「仏陀L」だ。このジャケットに写っているご老人の何名が今現在存命なのかちょっと疑問に思うのだが…、それはさておき筋肉少女帯を語る時、ナゴム時代もしくは三柴時代を第一期と見て、その後を黄金期と見る場合が多いと思う。ところが、自分なんかの場合はこの後の「SISTER STRAWBERRY」で一旦終焉を見るのだな。三柴時代が筋肉少女帯だ、と。音楽の方向性をどこかに定めろ、という要求によってメンバーを揃えてメタルというBGMを選択しているが、そうじゃない、完全に独自のパフォーマンス、言葉ありきの楽曲、ドラマありきの音楽こそが筋肉少女帯の美しきパンクな世界だったと思うワケだ。
自分と筋肉少女帯の出会いは多分何かの雑誌の写真で見た「とろろの脳髄」のシングルジャケット…だったと思う。トイレットペーパーか包帯か何かに体中を包まれて顔面も白塗りでステージを転げ回っているようなモノクロのショット。こんなアブナイ集団が東京にはいるのか、と危険を感じたくらいのインパクトだった。名前も筋肉少女帯だしさ、当時はまだアイドルの少女隊の名残が残っていた時代だったから余計に異質感があったものだ。少女隊…どうしたんだろうなぁ…、と別の事が気になってきた(笑)。
「仏陀L」、間違いなく珍盤。迷盤かもしれんが、どう言ったら良いのだろう?完全にオリジナルな世界を作り上げてくれている妙盤。エディのピアノの美しさはなんでこんなバンドと一緒にやってるんだ?ってくらい不自然な存在だし、歌詞の世界で言えば、まるでこれまでには存在していなかった文学と自己解釈の融合型でオタクとしか言えない世界観。一体何なんだこれは?としか映らなかったが、普通にリスナーにはウケた。日本の音楽文化から何かが失われた瞬間だったかもしれない。そして有象無象のどうしようもないバンドが続出してきてシーンを席巻する…、あぁ、間違っていたのは自分だったのか、と実感した瞬間でもあったか。それにしても凄いアルバムだ。考え付かない世界を打ち出した金字塔。ただ誤解しないように言っておくと、決して自分は「仏陀L」が素晴らしいと言うのではなく好きなだけだ。世界を開いたという意味で好きだし、その世界も好きだ。ヘンだよな〜この人達(笑)。

刺激的な仲間との邂逅は自らを活性化させ更に己を鍛えねばとも思う側面を持ちつつも、やっぱ面白い〜ってのは良い事だ、と単純に甘んじているってことで日夜ロックな人生を生きていくには必要なスパイス。何だろ、ああだこうだってのは色々あるけど、事モノの話じゃなくってスタンスとか捉え方とかそっちの会話での議論…議論っつうか疎通。そこで方向が見えているとなるほど、と相手側の論理を読みながらの理解になるから納得しやすくなるし筋も見やすくなる。ここがレベル感なのかもしれん。会話がラク、って言い方が妥当かもしれんが、まぁ、楽しめたって事とその後に自分を再認識、再確認するってことで自分の考えが明確になることも多い。正解なんてわからないことだが、なにか一つ前に進んだ気がする一日。その流れの中心にいたのがなぜか筋肉少女帯だった(笑)。
1988年リリースのメジャーでのファーストアルバム「仏陀L」だ。このジャケットに写っているご老人の何名が今現在存命なのかちょっと疑問に思うのだが…、それはさておき筋肉少女帯を語る時、ナゴム時代もしくは三柴時代を第一期と見て、その後を黄金期と見る場合が多いと思う。ところが、自分なんかの場合はこの後の「SISTER STRAWBERRY」で一旦終焉を見るのだな。三柴時代が筋肉少女帯だ、と。音楽の方向性をどこかに定めろ、という要求によってメンバーを揃えてメタルというBGMを選択しているが、そうじゃない、完全に独自のパフォーマンス、言葉ありきの楽曲、ドラマありきの音楽こそが筋肉少女帯の美しきパンクな世界だったと思うワケだ。
自分と筋肉少女帯の出会いは多分何かの雑誌の写真で見た「とろろの脳髄」のシングルジャケット…だったと思う。トイレットペーパーか包帯か何かに体中を包まれて顔面も白塗りでステージを転げ回っているようなモノクロのショット。こんなアブナイ集団が東京にはいるのか、と危険を感じたくらいのインパクトだった。名前も筋肉少女帯だしさ、当時はまだアイドルの少女隊の名残が残っていた時代だったから余計に異質感があったものだ。少女隊…どうしたんだろうなぁ…、と別の事が気になってきた(笑)。
「仏陀L」、間違いなく珍盤。迷盤かもしれんが、どう言ったら良いのだろう?完全にオリジナルな世界を作り上げてくれている妙盤。エディのピアノの美しさはなんでこんなバンドと一緒にやってるんだ?ってくらい不自然な存在だし、歌詞の世界で言えば、まるでこれまでには存在していなかった文学と自己解釈の融合型でオタクとしか言えない世界観。一体何なんだこれは?としか映らなかったが、普通にリスナーにはウケた。日本の音楽文化から何かが失われた瞬間だったかもしれない。そして有象無象のどうしようもないバンドが続出してきてシーンを席巻する…、あぁ、間違っていたのは自分だったのか、と実感した瞬間でもあったか。それにしても凄いアルバムだ。考え付かない世界を打ち出した金字塔。ただ誤解しないように言っておくと、決して自分は「仏陀L」が素晴らしいと言うのではなく好きなだけだ。世界を開いたという意味で好きだし、その世界も好きだ。ヘンだよな〜この人達(笑)。
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