Soft Machine - Seven
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Soft Machine - Seven (1973)

英国ジャズ・ロックっても色々あるわ…。マイナーなのも含めていくと全然不思議な世界があるんだけど、ちょっと王道と正統派が聴きたくなったのでまだ登場していなかったソフト・マシーンの「Seven」を聴いてみた。こちらは1973年にリリースされた7枚目のアルバムってことで既にベテランの域に入っているバンドなのだが、もちろん流動的なメンバーのおかげでバンドの名だけが浸透しつつも音楽性はどんどん進化していっているワケで、「Seven」の頃って昔はもう全然聴かなかったなぁ…。「Six」あたりまでが好きだったから「Seven」ではちょっと軽快なフュージョンになってしまったんじゃない?って印象。実際今聴いててもそんな感触が強くて、それは多分リズムがきちんとしているから、という理由なんだろうと。ミニマルなリフレインってのはこの頃の特徴でいいんだが、なんでこんなフュージョンチックになっちゃったんだろうなぁ〜、凄いんだけどね。いつも思う「だけどね。」です。
「Seven」…メンツがどうの、ってのはアチコチ見てくれればそこかしこで書かれているから今更なんだが、カール・ジェンキンスの好みだろうし、そこにあのリズム隊で、湿っぽさがなければただのフュージョンに近い。でも、そこが湿ってるからやっぱ違うけど、ソフツ?ってのはある。もっともこんなサウンド出せるのはソフツだけだろうが(笑)。音楽的に、アルバム的には悪くないし、むしろ名盤なんじゃないか?ってくらいにハイレベルな音楽が詰め込まれている。今聞いても全然古臭くない空間が広がる様はやっぱ自己満足だけでやってるミュージシャン達とは違う。ただ、そこで見える景色が自分の望むものじゃないってだけか。繊細で練られてて、それでも自然で美しく軽やかに…、おおよそイメージするソフツとは違うんだが…。
ふと思った。どんな時にこのアルバムを流せば良いのかがわからないだけな自分に。タイミングの問題なんじゃないか?と。アルバムとしては非の打ち所のない作品に仕上がってて過去未来を問わずにこのアルバムの音だけを聴くなら素晴らしいと絶賛するはずだ。ただ自分にはこういう音をじっくりと楽しむシーンがなかったのかもしれない。そんなこと音楽に求めるな、って話もあるが、多分そんな気がする。なんせ今聴いてて心地良くなってきたんだから悪くないんだもん。ただ、どこか、何か足りない…足りないのは自分の方。難しいね。何書いてるかわからん(笑)。言いようのない好まなさがある作品。名盤。

英国ジャズ・ロックっても色々あるわ…。マイナーなのも含めていくと全然不思議な世界があるんだけど、ちょっと王道と正統派が聴きたくなったのでまだ登場していなかったソフト・マシーンの「Seven」を聴いてみた。こちらは1973年にリリースされた7枚目のアルバムってことで既にベテランの域に入っているバンドなのだが、もちろん流動的なメンバーのおかげでバンドの名だけが浸透しつつも音楽性はどんどん進化していっているワケで、「Seven」の頃って昔はもう全然聴かなかったなぁ…。「Six」あたりまでが好きだったから「Seven」ではちょっと軽快なフュージョンになってしまったんじゃない?って印象。実際今聴いててもそんな感触が強くて、それは多分リズムがきちんとしているから、という理由なんだろうと。ミニマルなリフレインってのはこの頃の特徴でいいんだが、なんでこんなフュージョンチックになっちゃったんだろうなぁ〜、凄いんだけどね。いつも思う「だけどね。」です。
「Seven」…メンツがどうの、ってのはアチコチ見てくれればそこかしこで書かれているから今更なんだが、カール・ジェンキンスの好みだろうし、そこにあのリズム隊で、湿っぽさがなければただのフュージョンに近い。でも、そこが湿ってるからやっぱ違うけど、ソフツ?ってのはある。もっともこんなサウンド出せるのはソフツだけだろうが(笑)。音楽的に、アルバム的には悪くないし、むしろ名盤なんじゃないか?ってくらいにハイレベルな音楽が詰め込まれている。今聞いても全然古臭くない空間が広がる様はやっぱ自己満足だけでやってるミュージシャン達とは違う。ただ、そこで見える景色が自分の望むものじゃないってだけか。繊細で練られてて、それでも自然で美しく軽やかに…、おおよそイメージするソフツとは違うんだが…。
ふと思った。どんな時にこのアルバムを流せば良いのかがわからないだけな自分に。タイミングの問題なんじゃないか?と。アルバムとしては非の打ち所のない作品に仕上がってて過去未来を問わずにこのアルバムの音だけを聴くなら素晴らしいと絶賛するはずだ。ただ自分にはこういう音をじっくりと楽しむシーンがなかったのかもしれない。そんなこと音楽に求めるな、って話もあるが、多分そんな気がする。なんせ今聴いてて心地良くなってきたんだから悪くないんだもん。ただ、どこか、何か足りない…足りないのは自分の方。難しいね。何書いてるかわからん(笑)。言いようのない好まなさがある作品。名盤。
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