Yngwie Malmsteen - Attack!

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Yngwie Malmsteen - Attack! (2002)
アタック

 ソフトな路線に走る気が全然無いのでちょっと戻そう。マイケル・シェンカーの最近のライブDVD「テンプル・オブ・ロック~ライヴ・イン・ヨーロッパ」が結構気に入ってしまって数回見直してる。なんでこのライブだけ最近のライブのとは一線を画した現役感があるんだろ?って思って日本公演のとかも見直してた。やっぱ全然違う。何かね、バンド感なのかもしれない。スコピ組のリズム隊のグルーブもしっかりドライブしているんだよ…ドラムの手数少ないのに。サイモン・フィリップスの方が叩いてるもん。でも違う。マイケル・シェンカーの張りも全然違う。やっぱボーカルが圧倒的に安定してるって事もあるのが大きいかと。このドゥギー・ホワイトって人、名前は知ってたけど通ること無かったから聴いてなかったが、ここで初めて聴いた。それでこの安定さとゆとりが見事だな…と。さすがリッチーが気に入っただけあるわ、と。ちょっと他に聴いてみたいな、って思ってレインボウはヤだから…これで。

 イングヴェイ・マルムスティーンが2002年にリリースした「アタック」というアルバムで歌っているってことだったんで、超絶ギターも久々に聴きたいからコレでいいかと。最初から聴いてみるとちょっと思い描いていた歌声と違うのはなんで?若かったから?ってももうこの時40歳超えてたワケで、そんなに違うかね?こないだのMSGのライブの方が安定してる感じだなぁ…、そんなに変わるもんか?それとも意識的にこういう歌い方とか声なのか?なんて色々考えてしまった。やっぱライブってのは違うんだな〜なんて。

 折角だからイングヴェイ・マルムスティーンのギターも聴きましょう…、ギターだけじゃない、と言いたいがこの人の場合はギターだけだ(笑)。もうね、どのアルバムを聴いても一緒でさ、安定したお得意のギターフレーズのオンパレードと下降フレーズによる曲展開、進化するってことを止めてしまった天才なんだろうなぁ、この人。職業ギタリストとも言えるか。別に悪くないです、これ。良くもないけど、インギーがきちんと聞けるから良い。ドゥギー・ホワイトの歌が残念なんだよなぁ…いや、同じく悪くなくってジェフ・スコット・ソートーみたいに歌おうとしているのか、インギーの作るメロディがそういう声を要求するのか…、上手いのはもちろんですがね。ま、他にも聴いてみるかな。しかしインギーの速弾きフレーズ、心地良いわ(笑)。



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フレ
Posted byフレ

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クリタカ  
セッション・シンガー?

 ベーシストやドラマー(...ギタリストも)などセッションプレイヤーとして様々なバンドで活躍するのは、特に珍しくありまん。しかし、ことリードシンガーとなるとジェフ・スコット・ソート、ジョー・リン・ターナー位しかパッと思い浮かびませんね。何せバンドの「顔」ですから。あっ、あとグレン・ヒューズもか(笑)。
 RISING FORCE参加のドゥギー君、私の持っているのだけでもRAINBOW,CORNERSTONE,MANTISにEMPIRE...TANKに加入した時は驚きました(もっともアルジー・ワード抜きでTANKを名乗るのもスゴイですが・・・)。きっと他にも色々あるんでしょうね。ただ、そのほとんどが客演ではなく、正式なリードシンガーで参加しています。ギャラがそこそこなのか、ヒトがいいのか分かりませんが、ユーティリティーの高さを買われての事なんでしょうね。どんなフォーマットでもロックでさえあれば何でもこなすという・・・最大公約数的な器用さが彼にはあります。確かに上手ですけど、やっぱりロックシンガーは最小公倍数的でガツンと来るパンチが欲しいところです。

2013/03/29 (Fri) 00:57 | EDIT | REPLY |   
フレ  
>クリタカさん

Tankねぇ、気になってるんですよ、この人の歌声でのTankって…。
しかしセッションシンガーってのは珍しいですなぁ。

2013/04/02 (Tue) 22:15 | EDIT | REPLY |   

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