Tygers of Pan Tang - Crazy Nights

早いものでもう3月も終盤を迎えている…冬の終わりと春の始まりなど何かと期が変わるので忙しくなるものだ。昔からこの季節は結構好きで、花粉症とか自分は影響ないのでその辺も気にせずうららかな日々を楽しむのだ。普段からインドアな生活してるんだけど、ちょいと暖かくなれば河原でのんびりとくつろいでiPod聴いたりするんです。そういえばiPod系のガジェット、一体いくつ持ってるんだろうか?この手のものってそんなに壊れないけど新しいの出ると欲しくなっちゃってねぇ…いかんですよ。iPhoneも変えていくと古いのは残ったままだし、今度はiPad mini欲しいな〜とか思ってたりするんだけど、実際何に使うのか?と問われると多分使わない、って話になるんで(笑)。なかなか難しいですなぁ。
1981年にリリースされたジョン・サイクス加入後二枚目のアルバム「クレイジー・ナイト」。前作の「スペルバウンド」がえらくカッチョ良い作品だったから皆が皆期待して聴いたんだろうな〜と後追いにして思うんだが、期待がどんどん萎んでいくアルバムでして、救いは「Running Out Of Time」のギターソロ炸裂くらいというオチが付くアルバム。そりゃま言い方上手く言えば渋くて味のあるアルバムでギターだけに囚われずアルバムとしてバンドのレベルが上った云々などとも言えるけど、求めてるのはそこじゃないからやっぱりつまらん、って評価になると思う。単調とも言えるくらいにシンプルにつめ込まれたメタル、とも言えないハードロック的サウンドで、しかもリフ的なものがあまり無いから単にコードとキメ的に曲が成り立っているくらいでどうにも物足りん。同時代のバンドがどんどんと進化している中で、この退化は一体?それでもジョン・サイクスはその才能を認められて本当はオジー・オズボーンのトコロに行くはずだったのがThin Lizzyに拾われたということで脚光を浴びるのだが、バンド自体は崩壊…だろうな。
前作「スペルバウンド」が傑作だったが故に余計そう思うが、こんなに落差が激しいってのはやっぱり才能の問題なんだろうし、プロデュースの問題でもあるだろう。勿体無いバンドだった。まぁ、この時期のバンドは軒並みそんな状況だったワケだが、普通に前作を意識しないで聞いたらどうか?とも思ったけど、やっぱそれは無理なんでダメ出し(笑)。もちろん名作ばかりが世に出るワケじゃないってことだ。
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