Lordi - To Beast Or Not To Beast

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Lordi - To Beast Or Not To Beast (2013)
To Beast Or Not To Beast - Limited Digipak

 こんだけロック聴いて生活している自分でも実は新しいバンドとの出会いってのはネットの、もしくはアマゾンの画面上で探してみてそこからYouTubeで聴いてみて、と能動的なアクションをしないとない。即ち普通に生活して過ごして音楽を聴いているだけでは新しいサウンドとの出会いなんてのはほぼ皆無、しかも昔のようにどこかで流れていて気になった、とかPV見て気に入った、とかは環境によるけど、ほとんどない。テレビ見ないから自分で探さない限りPVなんて見ないし、ラジオなんて持ってないし…、せいぜいCDショップ言って流れてるのとか話題の音に触れる程度。以前はそんな苦労しなくても色々と入ってきた気がするけどなぁ…どうなんだろ?

 ってことで新譜情報そのものも割と遅くに入手することになってしまったLordiというバンドの新作「To Beast Or Not To Beast」です。まぁ、ルックスが怪物なのでそっちで話題になる方が多いみたいだけど、結構頻繁にバンドメンバーが入れ替わってて、あの格好してるから中の人間が変わってもさほど影響ないっつうか、気にしないんだな。曲や歌詞やコンセプトなんかは全てMr.Lordiによるものだから大きくは変化しないし、そんなこともあって割と安心して常にLordiクォリティを聴かせてくれるのは助かる。一方ではいつも同じようなメロディやアレンジに陥ってしまってて、メンバー変更による大幅な変化もないからちと飽きる(笑)。

 今回の新作「To Beast Or Not To Beast」もそれは同じで、相変わらずフィンランド産のメランコリックなメロディ満載なキャッチーなハードロック、メタル、かな。歌メロ追ってるとホントに安心するっつうか独特のメロディラインでフィンランドの底力を感じるね。久々にフィンランド産聴いたからかもしれないけど、日本人は好きです、こういうメロディ。曲のクォリティも相変わらずのレベルにあるんだが、ちょっとキャッチーさが鳴りを潜めているか?シングルカットされた「The Riff」なんて素晴らしくキャッチーでポップでメタリックなLordi節全開なんで期待したんだけど、こういう作風がちょいと少なくて、他には「Horrifiction」くらいかな。ま、それはいつものことなんだが、何回か聴いているウチにいつもアルバム途中から聴いたりランダムで聴いたりするようにして満遍なくアルバムを楽しむようにするのだ。そうしないと後半飽きてしまうんでね。

 冷静に聴いているとドラマーの交代は大きいんだな。以前のドラマーKitaに比べるとかなりシャープでテクニカル。直前のOtusのドラムはLordiでは聴いてないんで比較できないけど、今回のドラマーはある種バンドのビートを変えるかなぁ…。基本メンバーはそんなに上手くないから差があるかも(笑)。それにしても安心のクォリティってのは良いな。






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フレ
Posted byフレ

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