Jimi Hendrix - People Hell & Angels
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Jimi Hendrix - People Hell & Angels (2013)

ジミヘンとの邂逅…、デビューして4年で世から消え去ってしまい、既に40年以上が経過しているが故に散々未発表曲集や発掘モノ、デモ音源やライブ、セッションなどなどありとあらゆるソースがレコードなりCDなりで発掘されてその時その時で編集されながらリリースされてきたから、ジミヘンのカタログをきちんと抑えるってことはもう既に不可能とも言えるくらいに膨大に溢れ返っている。自分も昔からジミヘンは追っかけてて、編集盤も出る度に聴いてたけど、もう今の状況はワケ分からん。ジミヘンの遺族が版権握ってからのリリースを順に追っていくのが一番わかりやすい集め方になると思ってて、最近はそういう聞き方にしている。だから割と整理出来てるつもりだけど、やはり全然違うバージョンもあったりするから聴きたくなったり…、ややこしい。
2013年にリリースされた新作「People Hell & Angels」…新作っても良いんじゃないか?自分的には随分新作として聴けた部分多い。そんなにしょっちゅうジミヘンの過去リリースの発掘モノなどを聴いてなかったから新鮮だったもん。知らない曲はそんなに多くなかったけど(忘れてた曲も含め)、音の深さや生々しさは圧倒的。しかも集めてある曲がどれもこれもブルースなモンばかりでえらくムードに流されて聴きやすくなってる。こんなに生々しいジミヘンのギターの音って初めてかも…ってくらいに生々しいのは何故だろうか?やはり処理技術と機器の向上か?ブルースな音ばかりを集めたCDなので、とにかくジミの奏でるブルースってこういうもんだ、ってのが存分に出てるから、あぁ、こういう解釈で弾いてたんだな…とかやっぱり他のどのブルースギターとも異なる、ホントに独自解釈と独自世界のブルース。フォロワーも色々出て来て自分も聴いたけど、オリジナルはやはり圧倒的に孤高の存在だ。それに新しい音楽への取り組みという意味でも実験的な曲が結構聴けるのでジミの宇宙観がどういうものかが分かる。
ジミとミッチ、ジミとバディ・マイルス、ノエル・レディングとビリー・コックス、これらの組み合わせとプラスアルファのメンツによって奏でられていた様々な音世界、ブルースとソウル、自分的音の好みではソウルってのはジミヘンに求めないけど、結構本気でやってるんで新作的に聞けてます。アレンジや音とか、どうして過去のリリース発掘モノと異なるんだ?別のトラックがあって繋いだんかな?などと細部の違いや曲の長さの違いを不思議に思いながらも、まぁ、聞き比べる気にもならないんで素直に新作として聴いている「People Hell & Angels」、驚くほどかっこ良いアルバムです。
しかし自分で一番感激したのは「Easy Blues」ですね…、このブルースの音、繊細で美しいギターの音色の飛翔…、凄い。もちろん他のも驚きの連続だけど「Let Me Move You」はファンクだよな~とナメて聴いてるとどんどん熱く燃えてくる。そこでもしっかりとギターが弾かれてるから正に融合技で独特の世界。恒例の「Hear My Train A Comin'」はしっかりとしたバンドバージョンで別曲?って感じだ。普段ジミヘンはどうしても初期の激しい楽曲群に注目が行きがちだし、ジプシーズの頃のサウンドもそれなりには注目されるけど、こうしたジャムセッションから派生したサウンドはやはりマニア向けに近くなってしまうので、是非色々な人に取り組んでもらいたいアルバムだと思う。初期3枚に加えてジプシーズのライブ盤、そして「First Rays of the New Rising Sun」、その続きが本作「People Hell & Angels」として聴ける位置付けになるだろう。

ジミヘンとの邂逅…、デビューして4年で世から消え去ってしまい、既に40年以上が経過しているが故に散々未発表曲集や発掘モノ、デモ音源やライブ、セッションなどなどありとあらゆるソースがレコードなりCDなりで発掘されてその時その時で編集されながらリリースされてきたから、ジミヘンのカタログをきちんと抑えるってことはもう既に不可能とも言えるくらいに膨大に溢れ返っている。自分も昔からジミヘンは追っかけてて、編集盤も出る度に聴いてたけど、もう今の状況はワケ分からん。ジミヘンの遺族が版権握ってからのリリースを順に追っていくのが一番わかりやすい集め方になると思ってて、最近はそういう聞き方にしている。だから割と整理出来てるつもりだけど、やはり全然違うバージョンもあったりするから聴きたくなったり…、ややこしい。
2013年にリリースされた新作「People Hell & Angels」…新作っても良いんじゃないか?自分的には随分新作として聴けた部分多い。そんなにしょっちゅうジミヘンの過去リリースの発掘モノなどを聴いてなかったから新鮮だったもん。知らない曲はそんなに多くなかったけど(忘れてた曲も含め)、音の深さや生々しさは圧倒的。しかも集めてある曲がどれもこれもブルースなモンばかりでえらくムードに流されて聴きやすくなってる。こんなに生々しいジミヘンのギターの音って初めてかも…ってくらいに生々しいのは何故だろうか?やはり処理技術と機器の向上か?ブルースな音ばかりを集めたCDなので、とにかくジミの奏でるブルースってこういうもんだ、ってのが存分に出てるから、あぁ、こういう解釈で弾いてたんだな…とかやっぱり他のどのブルースギターとも異なる、ホントに独自解釈と独自世界のブルース。フォロワーも色々出て来て自分も聴いたけど、オリジナルはやはり圧倒的に孤高の存在だ。それに新しい音楽への取り組みという意味でも実験的な曲が結構聴けるのでジミの宇宙観がどういうものかが分かる。
ジミとミッチ、ジミとバディ・マイルス、ノエル・レディングとビリー・コックス、これらの組み合わせとプラスアルファのメンツによって奏でられていた様々な音世界、ブルースとソウル、自分的音の好みではソウルってのはジミヘンに求めないけど、結構本気でやってるんで新作的に聞けてます。アレンジや音とか、どうして過去のリリース発掘モノと異なるんだ?別のトラックがあって繋いだんかな?などと細部の違いや曲の長さの違いを不思議に思いながらも、まぁ、聞き比べる気にもならないんで素直に新作として聴いている「People Hell & Angels」、驚くほどかっこ良いアルバムです。
しかし自分で一番感激したのは「Easy Blues」ですね…、このブルースの音、繊細で美しいギターの音色の飛翔…、凄い。もちろん他のも驚きの連続だけど「Let Me Move You」はファンクだよな~とナメて聴いてるとどんどん熱く燃えてくる。そこでもしっかりとギターが弾かれてるから正に融合技で独特の世界。恒例の「Hear My Train A Comin'」はしっかりとしたバンドバージョンで別曲?って感じだ。普段ジミヘンはどうしても初期の激しい楽曲群に注目が行きがちだし、ジプシーズの頃のサウンドもそれなりには注目されるけど、こうしたジャムセッションから派生したサウンドはやはりマニア向けに近くなってしまうので、是非色々な人に取り組んでもらいたいアルバムだと思う。初期3枚に加えてジプシーズのライブ盤、そして「First Rays of the New Rising Sun」、その続きが本作「People Hell & Angels」として聴ける位置付けになるだろう。
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